異動で不向きな部署に配属された – 人生相談
Q. この春、人事異動があり、希望していない部署に配属されました。上司に頼まれて仕方なく応じたのですが、業務が専門的で難しく、自分には不向きだと感じています。この先、どのように仕事と向き合えばいいでしょうか。(30代男性)
A. あなたの将来に向けて、三つの選択肢があると思います。一つ目は、自分自身が成長できる仕事を与えられたと肯定的に考え、前向きに頑張る。二つ目は、上司に現状を相談し、部署を変えてもらう。三つ目は、思いきって転職する。
さて、教祖は
「働くというのは、はたはたの者を楽にするから、はたらく(側楽)と言うのや」
(『稿本天理教教祖伝逸話篇』197「働く手は」)
と教えられました。この仕事でたすかっている人がいる、幸せになっている人がいると思って働くことが大事だと教えられたと思います。
また
「どんな辛い事や嫌な事でも、結構と思うてすれば、天に届く理、神様受け取り下さる理は、結構に変えて下さる。なれども、えらい仕事、しんどい仕事を何んぼしても、ああ辛いなあ、ああ嫌やなあ、と、不足々々でしては、天に届く理は不足になるのやで」
(同144「天に届く理」)
とも教えられました。教祖の教えに照らし、自分の進む道を選んでください。
人生を良い方向へ向けるには、何よりも親神様のお働きが必要です。朝、目が覚めたときにまず感謝し、「今日も一日、お守りください」と願いを込めておつとめを勤め、一日のスタートを切ってみてください。親神様が、良い方向へ後押ししてくださいます。
回答者:平澤勇一(磐城平大教会長・福島教区長)