何げないひと言で友達を傷つけた – 人生相談
Q. 最近、気の合う友達ができたのですが、何げなく発したひと言で彼女を傷つけてしまったようです。私にとっては何げないひと言だったので、困惑しています。また同じようなことが起きるのではないかと思うと、怖くなります。(35歳女性)
A. 新しい友達ができるのはうれしいことですよね。長くお付き合いできたら、よかったのですが……。
ところで、あなたのお手紙を読んでいて、これまでにも友達との関係がこじれたことがあるのではないかと思いました。理由の一つは、周りの人から「余計なひと言が多い」と言われること。もう一つは、今回のことで「私にとっては何げないひと言だった」と繰り返していることです。
自分の思いが先に立って、相手のことを思いやる余裕に欠けていたのかもしれませんね。これからの友達付き合いに不安を感じておられるようなので、相談していきましょう。
教祖は「五ッ いつものはなしかた、六ッ むごいことばをださぬよふ」とお教えくださいました。人とのコミュニケーションにおいて言葉はとても大切です。ひと言の言葉が人に笑顔や感動を与えることもあれば、逆もまた然りです。
「いつものはなしかた」。そう、何げないひと言にも「人のよいよう、喜ぶよう、救かるよう」な心を働かせたいものです。朝夕のおつとめで教祖に成人をお誓いしながら、毎日を積み重ねてください。
実は、かく言う私も、あなたと同じです。失敗は数多ありますが、あらためて、あなたと共に心を磨く努力をしたいと思います。
回答者:吉福多恵子(濃飛分教会前会長夫人)