ひながたを実践し たすけ一条の歩みを – 立教188年 春季大祭
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教祖が現身をかくされた明治20年陰暦正月二十六日に由来する、立教188年「春季大祭」は1月26日、中山大亮様祭主のもと、本部神殿で執り行われた。
教祖140年祭まで残り1年となったこの日。三年千日活動の〝締めくくりの年〟に、心定めの達成やそれぞれの目標に懸命に取り組む決意を新たにしようと、大勢のようぼく・信者が親里に帰り集った。
午前11時半の祭典開始を前に、教祖殿で教祖のご昼食のお給仕を勤められた大亮様は、定刻、つとめ人衆と共に教祖殿、祖霊殿で参拝された後、神殿上段へ参進された。
大亮様は祭文の中で、この世人間をお創めくだされ、旬刻限の到来とともに、教祖をやしろにこの世の表にお現れになり、よろづいさいの元の理と真実の親を明かして、世界たすけをお進めくださる親神様のご高恩に御礼申し上げたうえで、「私どもをはじめ教会長、ようぼく一同は、教祖140年祭を1年後に控え、あらためて年祭の元一日を振り返り、ひながたを実践し、事情や身上に悩み苦しむ人々に、尊き親のお働きを頂けるよう誠を尽くして、思召に適うたすけ一条の歩みを推し進めさせていただく決心でございます」と奏上された。
続いて、かぐら・てをどりが陽気に勤められた。
神苑一帯には、時折、冷たい風が吹く一方、穏やかな陽光も降り注ぐなか、参拝者たちは、心一つに「みかぐらうた」を唱和。十二下りのてをどりは、教祖が現身をかくされた午後2時を前に、滞りなく勤め終えられた。
◇
この後、宮森与一郎・内統領が神殿講話に立った。
宮森内統領は、ようぼく一人ひとりがこぞって、自らの立場や役割を自覚して、一人前のようぼくとしての働きをするのが、教祖140年祭の年祭活動であると述べたうえで、年祭活動締めくくりの1年を歩むうえでの要点について話を進めた。
その中で、ただひたすらに、をやの思いを、親神様の思召を分かってもらいたいと努めることがひながたをたどるということであり、どうすればこの人に教祖の思いが伝わるのかを考え、そのための努力を重ねることが自分自身の成人につながると指摘。ようぼく一人ひとりは教祖の御心を伝える取次人であり、この世の元である「おぢばへ」との思いを周りの人たちに伝えることが大切であるとして、年祭当日まで、教祖のひながたを頼りに、お道の人らしく日々勇んでにをいがけ・おたすけに励んでいこう、と呼びかけた。
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