三年千日“締めくくりの年” 一手一つの実動を呼びかけ – 部署・会 今年初の会合で方針発表
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春季大祭の前後には、教庁の各部署や各会の今年初の例会などが開かれ、教祖140年祭へ向かう三年千日“締めくくりの年”の活動方針や取り組みが発表された。ここでは、布教部、道友社、社会福祉課、学生担当委員会の初会合の概要を紹介する。
(少年会、婦人会、青年会の活動方針発表は、次号に掲載予定)
目標を見つめ直して与わった役割をつとめ
布教部
布教部例会は1月25日、おやさとやかた南右第2棟地下2階で開かれ、直属・教区の布教部長ら約160人が参集した。
あいさつに立った土佐剛直布教部長は、今年の「年頭あいさつ」の中で、真柱様が「現在の私たちの年祭活動に対する取り組み方は、全体として、まだまだ教祖の思召との間に大きな開きがある」と指摘されたことにふれ、「自分たちが定めた目標が、本当にをやの思いに沿えているのか、また定めた目標に向かう動きが、をやの思いに適っているのかということを、いま一度見つめ直さなければならない」と指摘。しっかりと目標を見つめ直して、神一条の心に立脚し、与わった立場の役割を、ようぼくが一生懸命つとめる、取り組めるように促すのが、私たちの役目になると話した。
また、自らがしっかり動くこと、また周りの人にも動いてもらえるように意識することが重要だとして、その一助に「ようぼく一斉活動日」や、「全教一斉ひのきしんデー」、同「にをいがけデー」への参加を促してもらいたいと強調。残り1年の年祭活動の中で、きょうだいが一手一つになって歩む心を定めることが大切と語った。
最後に土佐部長は、3月から直属・教区主催での実施を促している「布教推進講習会」にふれ、「一人でも多くの方に、あらためて、にをいがけ・おたすけということを意識して動いてもらうことが、をやにお喜びいただける姿につながるのだと思う」と述べ、話を締めくくった。
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この後、各課から今年の活動や取り組みについて連絡があった。
その中で、「全教一斉ひのきしんデー」の案内チラシの説明とともに、申し込みのあった直属教会に、参加カードの配布がなされた。
紙とデジタルを駆使し全教に勇んだ空気を
道友社「年頭社友会」
道友社の立教188年「年頭社友会」は1月25日、道友社6階ホールで行われ、教区代表社友と直属社友計87人が集まった。
あいさつに立った諸井道隆道友社長は、真柱様の「年頭あいさつ」に基づいて広報伝道活動を進めていきたいとして、「全教が一手一つとなって年祭活動に取り組めるよう、紙媒体とデジタルメディアを駆使しながら、活発に広報伝道活動を推し進めて、教内を盛り上げていきたい」と述べた。
続いて、「天理教ホームページ」内の「お道のニュース」に、教区・支部、直属教会の記事を積極的に掲載してほしいと呼びかけたうえで、「さまざまな活動や取り組みをニュースとして全教で共有することで、年祭活動の勇んだ空気をつくり上げることができる」と語った。
この後、インターネット上で『天理時報』の記事などが読める「天理時報オンライン」にふれ、「若い世代を中心に利用者を増やしたい。紙媒体になじみがなく、時報を紙面で読まないという周囲の人に、デジタルでお道の情報を届けることを意識し、声をかけていただきたい」と話した。
また、おさづけの理を拝戴した新ようぼく全員に、教会本部から時報が1年間無料で送られるなか、その周知徹底のための申込用チラシを新たに作成したとして、新ようぼくに確実に時報を届けられるよう協力を求めた。
最後に諸井道友社長は、「年祭活動3年目、いまが本番だという気持ちを全教に醸成させ、皆さんに勇んでお通りいただけるよう、広報伝道活動を通して盛り上げていきたい」と述べて、あいさつを締めくくった。
この後、春野喜与志編集出版課長が刊行物の出版予定を発表した。
自ら教えを求める姿勢で
社会福祉課「年頭集会」
布教部社会福祉課(橋本武長課長)は1月26日午後、陽気ホールで「年頭集会」を開催。同課所管の19の委員会・連盟などの関係役職者ら116人が参集した。
冒頭、あいさつに立った橋本課長は、教祖140年祭に向けた年祭活動期間中である現在は、教祖のひながたを目標に教えを実践し、たすけ一条の歩みを活発に推し進めるときであり、この仕切った活動もいよいよ最後の年を迎えたと話した。
続いて、福祉に関わるようぼくの心のあり方に言及。陽気ぐらしを目指し、人だすけを通じて教祖のひながたを辿るためには、自ら教えを求める姿勢と神一条の精神の徹底が最も大切であると語った。
また、世の中の困難に対して一手一つに立ち向かい、教祖の道具衆として歩むことが、お道の社会福祉の進展につながり、陽気ぐらしへの一歩になるとして、「教祖140年祭までの残り1年、それぞれが定めた目標に向かって、与えられた役割に精いっぱい取り組みたい」と述べた。
最後に橋本課長は、立教189年4月25日に「障害者おぢばがえり大会」を親里で実施すると発表した。
この後、髙井久太郎本部員が講話に立った。
講話に先立ち、担当者から今年の同課の行事案内が行われた。その中で、「ひのきしんスクールシンポジウム」が3月25日、陽気ホールで開催される旨が発表された。
おぢばを心の拠り所に
学生担当委員会
学生担当委員会(清水慶政委員長)は1月25日、教庁講堂で例会を開催し、今年の活動方針を発表した。基本方針は、昨年に引き続き「教祖を慕い、ひながたを辿る喜びを共に味わおう」。
あいさつに立った清水委員長は、基本方針について説明したうえで、今年新たに実践項目に掲げた「教祖のひながたを学び深め、年祭活動を学生と共に歩もう」「おぢばが心の拠り所となるよう学生に働きかける」に言及。教祖140年祭へ向かう年祭活動も残り1年になったことを踏まえ、「大切な道の後継者たちが、一人でも多く、次代を担うようぼくとなって、また次の年祭活動の旬に活躍してくれるよう願いを込めて、丹精と種蒔きに努めたい」と述べた。
また、来年3月に開催する「春の学生おぢばがえり」を、「教祖140年祭 学生おぢばがえり大会」と銘打って実施すると発表。大会に向けた具体的な取り組みとして、学生の集い「まなびば」および「まなびばLite」の開催を通じて、すべての教区・直属学生会に同じ信仰を持つ同世代の仲間同士のつながりを築けるよう努めること、大会には全教区・直属からおぢば帰りできるよう積極的な働きかけを行うことの2点を呼びかけた。
この後、今年3月の「学生生徒修養会(学修)・大学の部」「学修・高校卒業生コース」と、「立教188年 春の学生おぢばがえり」について、それぞれ説明があった。
学修は「大学の部」が3月4日から8日まで、「高校卒業生コース」が3月10日から12日までの日程で実施。定員は「大学の部」が700人、「高校卒業生コース」が400人。「春の学生おぢばがえり」は3月28日午前10時から、「心をつなぎ輪になって、喜びあふれる春学」をテーマに本部中庭で式典が開催される。