おやのことば・おやのこころ(2022年9月7日号)
2022年9月7日
おやのことば・おやのこころ 四ッ よくをわすれてひのきしん
「みかぐらうた」十一下り目
これがだいゝちこえとなる
この夏、妻の提案で、日曜の朝に教会の境内地でラジオ体操を始めました。なじみのある音楽に合わせてリズムよく手足を動かすうちに、普段あまり使わない関節や筋肉までほぐれていくような感覚があり、日ごろの運動不足を思い知らされるとともに、四肢を存分に動かせるありがたさが身に染みます。
そういえば、小学生のころも夏休み中は毎朝、町内会のラジオ体操に参加したものです。朝づとめ前の早朝の時間帯でしたが、日付が書かれたカードにスタンプを押してもらうのが楽しみで、早起きもそれほど苦にならなかった覚えがあります。最終日まで欠かさず参加した子には記念品が手渡されるのですが、それよりも、カードがスタンプでいっぱいになった達成感のほうが強く印象に残っています。
今年も「夏休みこどもひのきしん」が提唱され、もうすぐ6歳になる長男も、一日の終わりに「ひのきしんカード」にシールを貼ってもらうのを楽しみにしていました。実はいま、シールがいっぱいになったご褒美をせがまれているのですが、それはともかく、家族や周囲の人を喜ばせようと頑張った日々、それによって培われるひのきしんやたすけあいの心は、どんなプレゼントにも代え難い、本人の成長にとって大事な糧となるはずです。
健康な体を与わっている喜びを分かち合うためにも、家族ぐるみで毎週のラジオ体操を続けたいと思います。
(榊)