立教185年 秋季大祭 – 「諭達第四号」ご発布
教祖140年祭へ仕切って成人の歩みを
立教185年の「秋季大祭」は10月26日、中山大亮様を祭主に本部神殿で執り行われた。
天保9(1838)年、親神様がこの世の表にお現れになり、教祖が月日のやしろにお定まりになった元一日にゆかりのある日。澄んだ秋空が広がるなか、ご存命の教祖を慕い、国の内外から大勢のようぼく・信者が帰り集った。
祭典は、教祖が月日のやしろにお定まりになった「朝五ツ刻」にちなみ、午前8時に執行された。
大亮様は祭文の中で、旬刻限の到来を待って、教祖をやしろにこの世の表にお現れになり、世界たすけのだめの御教えをお啓きくだされ、変わらぬ親心と自由のご守護のまにまに、陽気づくめの世界へとお導きくださる親神様のご慈愛に御礼申し上げたうえで、「私どもをはじめ教会長、ようぼく一同は、秋の大祭に当たり、立教の元一日に思いを致し、教祖のひながたを手本として、たすけ一条の御用に一層邁進する決意でございます」と誓われた。
また「教祖140年祭に向かう三年千日を目前に控え、全教の心を一つに揃えて年祭活動を進めるために、本日『諭達第四号』を発布し、続いて来月より来年2月にかけて直属教会への本部巡教を行い、まず主立つ人々に年祭の意義を徹底していきたいと存じます」と奏上された。
続いて、かぐら・てをどりが、いとも陽気に勤められた。東・西・北礼拝場をはじめ、本部中庭などで適度な間隔を空けて参拝するようぼく・信者たちは、心を揃えて「みかぐらうた」を唱和した。
おつとめの後、神殿上段へ進まれた中山善司真柱様は、教祖140年祭活動に取り組む指針となる「諭達第四号」を発布された。
真柱様は「諭達」を読み上げられた後、「年祭を勤める意味は昔から変わらない。勤める人の気持ちは、定命を縮めて身をかくしてまでも子供の成人をお急き込みくだされたをやの思いを思い起こして、年祭を目標に仕切って成人の道を歩み、その実をもってお応えしようと勤めてきたことにおいては変わりがなかったし、その基本精神は今後も変わってはならない」と述べられた。
そのうえで、時の流れとともに、年祭を勤める人の顔ぶれが変わっていく中で、「当然のことながら、年祭の意味や、どういう気持ちで勤めるか分からない人もいる」と指摘。全教が心を揃えるためにも、知らない人は年祭の意味を知り、をやの思いに沿わせてもらおうと積極的に歩む気持ちになってもらうための材料として、この「諭達」を利用してもらえれば、と話された。
(「諭達第四号」の全文はこちら)
立教185年秋季大祭の様子を見ることができます。