「諭達」の精神 全教へ徹底来年2月末まで各直属で – 「本部巡教」始まる
教祖140年祭へ向かう年祭活動の指針となる「諭達第四号」が発布されたことを受け、教会本部は11月10日、各直属教会や海外拠点への「本部巡教」を開始した。
本部巡教は、「諭達」発布の翌10月27日に開催された「教祖百四十年祭 三年千日決起の集い」の後を受け、各直属の教会長夫妻や教会役員らを対象に、来年2月10日(直属分教会は2月28日)までの日程で実施される。10日の親里を皮切りに、12日にはブラジル伝道庁、13日には網走大教会で行われ、国内外で順次スタートしている。
さらに引き続き、来年5月末日にかけて直属教会ごとに実施される「全教会一斉巡教」を通じて、「諭達」に込められた精神と年祭活動の意義を、全ようぼくへ徹底していく。
「ひながたをたどる」とは
11月10日、本部在籍者らを対象とする本部巡教「親里会場」が設けられ、おやさとやかた南右第2棟陽気ホールに285人が参集した。
西浦忠一本部員による開講あいさつに続いて、松村義司本部員が登壇。一同と共に「諭達」を拝読した後、年祭活動の意義について、あらためて言及した。
そのうえで、「ひながたをたどる」ということについて、教祖が50年を通して伝えてくだされた教えの根幹部分は、親神様のご守護を感じ取って報恩の念を持って通る「ご恩報じ」、親神様にもたれて通りきる「神一条」、人たすけをする「たすけ一条」が肝心であると強調。年祭活動では、この部分を見つめ直し、「ひながたの道を自分自身の道として、三年千日の間に、しっかり神一条、たすけ一条に通る心を定めたい」と語った。
続いて、年祭活動の具体的な歩み方にふれ、この旬に一人でも多くの人がひのきしん、にをいがけ、おたすけの実行ができるようぼくへと成人するご守護が頂けるように、私たちお互いが率先してさらなる実践に励むことが大切と指摘。その積み重ねによって、教祖の付けられたこの道が、揺るぎない、確かな道として将来に続いていくと話した。
最後に松村本部員は、私たちが心定めをしっかりして、三年千日を仕切って本気で実践して通りきり、その姿を周囲の人にも映すとともに、にをいがけ・おたすけに励み、陽気ぐらしへの道を伸展させようと呼びかけ、講話を締めくくった。
この後、西浦本部員の閉講あいさつに続き、本部神殿東礼拝場でおつとめを勤めた。
海外拠点で最初の会場となったブラジル伝道庁(村田薫庁長・バウルー市)では11月12日、久保善平本部員の巡教を受け、ブラジルやパラグアイの教会長ら339人が参集した。
また、国内の直属教会で最初となる網走大教会(三幣健志会長・北海道網走市)では13日、田中善吉本部員の巡教を受け、教会長や役員、布教所長ら61人が参加した。