特集 教祖のひながたに親しもう 教祖伝フェア(2)
2021年4月18日
特集 教祖のひながたに親しもう
日ごろ持ち歩ける本は?
Q. 通勤電車の中や仕事の合間に、気軽に読める本はありますか?
A. 電車内というと、カバンの中に入れて持ち歩けるコンパクトな本がいいですね。
そこでおすすめしたいのは、『教祖より聞きし話・高井猶吉』(高井猶久編)です。高井猶吉先生は、19歳からお屋敷に住み込んで、教祖から直接教えを仕込まれた方です。当時の高井先生は字が書けなかったことから、教祖のお話を必死に聞き、一度聞いたら決して忘れなかったと伝えられています。この本には、そんな教祖から伺ったお話が満載されています。それぞれのお話を通して、教祖を身近に感じられる本です。
次に紹介したいのは、『ひながたを身近に――天理教教祖伝によせて(道友社文庫)』(西山輝夫著)です。この本は、序で「こんな身近なところに教祖のひながたがあったのかという発見をすることに力点の一つをおいた」と書かれているように、教祖のひながたを、現代の私たちにとっての“確かなものさし”として捉えようと考察が重ねられています。一話が短くまとめられているので、どんどん読み進められるでしょう。
仕事の合間の短い時間に読める本でおすすめなのは、『〝逸話のこころ〟たずねて――現代に生きる教祖のおしえ』(道友社編)です。この本では、『逸話篇』に登場する先人の子孫が、先人の人となりや背景を紹介しながら、逸話に込められた御心を思案しています。いまの自分と照らし合わせて読んでみてください。困難や苦労の中にこそ、頼るべき確かな道しるべが見えてくるでしょう。