平野琳太郎(28歳・広島県三原市)
現在、上級教会で住み込み青年を務めている。その傍ら、昨年4月からお道の教えについて綴る小冊子を発行している。
大学から天理教校本科研究課程へ。多くの先生や仲間と学びの日々を過ごし、卒業後も教えに親しむよう心がけてきた。
こうしたなか、新型コロナウイルスの感染が拡大。「こんなときだからこそ、一緒に住み込む青年たちと、信仰について考える機会を増やしたい」と思い、これまで学んだ教理や日々感じる教えの素晴らしさを小冊子にまとめることにした。名称は、青年会の活動目標である「千遍聞いて千遍説く」をアレンジし、「千遍書いて千遍読む」という意味の「千読」とした。
最初は、特に大切にしている教祖のひながたに関するエッセーなど、自分の原稿のみを掲載していた。しかし、号を重ねるごとに執筆協力者が増え、書いてくれた人同士で感想を述べ合うなど、お互いに勇み合える媒体になりつつある。さらに、教会の先生方が読んで声をかけてくださり、それがきっかけで信仰について語り合う機会も増えている。
振り返れば、はや1年。ありがたいことに、いまでは300部も発行させていただいている。今後はさらに、多くの若者が自身の信仰を深められる媒体となるように、内容の充実を図っていきたい。