新型コロナ終息のお願いづとめ
たすけ一条の心に切り替え
教会本部は6月1日、本部神殿でお願いづとめを勤めた。
これは、新型コロナウイルス感染拡大の終息と罹患者の平癒を願うとともに、お互いの心を一つに合わせて、ご守護を頂く意味を確認するもの。当日は殿内の参拝者を制限するとともに、中庭と南礼拝場前にパイプいすが設置された。
正午、中山大亮様が拍子木を、宮森与一郎・内統領が数取りを務めて、お願いづとめが勤められた。
おつとめに先立ち、宮森内統領があいさつを行った。
宮森内統領は、いまだに多くの地域で「緊急事態宣言」が発出されている状況を踏まえ、「コロナ終息を親神様に願うとともに、不安を抱え苦しむ人を、たすけていきたい」と話した。
続いて、「いかほどにむつかしよふにをもたとて 月日ひきうけあんちないぞや」(十二号71)との「おふでさき」を引き、「どんなに難しいように見える場合でも、将来は親神様が引き受けてくださるので、少しも心配する必要はない」と指摘。さらに、「このさきのみちをたのしめ一れつわ 神のさんねんはらしたるなら」「にち/\にむねのそふぢにかゝりたら どんなものでもかなうものなし」(同72・73)のお歌にふれて、「親神様の積もり重なるもどかしさを、私たちが晴らしていったならば、少しも心配はいらない。いま私たちのすべきことは、明るい心でおたすけに努めることである」「『むねのそふぢ』とは、人間思案のない、先案じのない心に変えていくことである」と語った。
最後に宮森内統領は「今日の日心によう理を治めてくれ。案じる事要らん。もうどうなってもこうなっても道の台という理、これより無い程に」(明治33年3月13日)との「おさしづ」を引いたうえで、「いまは、私たちの心を切り替える節目のときである。ただいまから、先案じの心を忘れ、人間思案を捨てて、ただ一筋にたすけ一条の心となって、親神様の自由のご守護にもたれきり、心をそろえて、お願いづとめを勤めたい」と述べた。
なお、お願いづとめは毎月1日正午に本部神殿で勤められる。期間は年内の予定。