息子が暴力・暴言で手に負えない – 人生相談
Q.中学3年生の息子は、コロナ禍の影響で学校が休校になって以来、部屋に引きこもっています。幼少から約束を守れず、昨年からは昼夜逆転の生活になり、暴れる、暴言を吐くなど手に負えない状態に。「この子がいなければ」と、つい考えてしまいます。(40代女性)
A.相談者がすでに学校や児童相談所に相談している前提のもと、不登校や暴力・暴言などの行動をする100人以上の子供たちと生活してきた経験から二つの提案があります。
一つ目は、子供が生活の中で得るものを、食事、学び、適切な住環境や衣服、世話取り、遊びなど法的に保証されている「人権的要素」と、インターネット、夜間の外出、バイクなど、一定のルールを守って安全に使える「特権的要素」に分けることです。
「人権」は無条件で使うことができますが、「特権」は基本的な生活ルールや親との約束を守ったときに使えます。これを家族で相談して約束をつくります。
特に思春期の子供は、「人権」と「特権」を分けることが大切です。「特権」は小学生のころに設定するのが効果的なので、この設定は簡単でないかもしれません。
二つ目は、相談者自身が親神様のご期待に応える行動をすることです。そのためには、自身を教えに導いてくれた人に「親神様が私に期待されている行動は何でしょうか」と直接聞いてみましょう。
子供さんは、相談者の期待に応えることが難しい状況なので、まずは相談者が、親神様のご期待に応えられるように自ら手本を示すことで、必ず解決の糸口を見せていただけると思います。
回答者 :堀 健一 (家庭支援プログラムアドバイザー・晃栄理布教所長)
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