天理時報2021年6月6日号4面
skittoすきっとVol.36各界著名人の〝味〟を引き出す6月1日発売定価660円(本体600円】特集humanity人間味「すきっとした気分で暮らすために」をコンセプトに、さまざまなジャンルの第一線で活躍する人たちの生きざまを紹介するインタビュームック『すきっと』第36号が6月1日発売された。新型コロナウイルス感染拡大の影響で昨年12月の刊行予定を延期し、1年ぶりの発刊となった今号の特集テーマは「humanity―人間味」。俳優の梅沢富美男さんや真矢ミキさん、シンガーソングライタのイルカさんが、その半生を振り返りつつ、仕事に懸ける思いや自身の信念を余すところなく語っている。ここでは、特集の中から〝光ることば”をピックアップするとともに、『サライ』(小学館)の編集長などを務めた岩本敏氏に本誌の書評を綴ってもらった。梅沢富美男UmezawaTomio俳優役者という「語り部」として日本人の心を未来へ伝える本格的に役者になろうと思ったのは14歳のころで、それから5年間、演劇に携わってきました。親父の時代の芝居は、人間のあり方や義理人情、上下の隔てといった道徳観が、セリフから感じられることが多くありました。思えば、どこか俳句の感性にも通じるものがあったように思います。バラエティー番組『プレバト!!』がきっかけで、初めて俳句を知りました。いろいろな人の俳句にも触れるなかで、と「これは親父の時代のお芝居だ」と感じました。親父の時代の芝居は、多くのセリフが七五調なんですよ。やはりこのリズムは、日本人の耳にすっと入ってくる。最近は若い人でも俳句を作る人が増えて、『プレバト!!』の視聴率も上がっています。僕はそれはきっと、俳句や演歌を理解する〝言葉の根っこ”が日本人にはあるからじゃないかと思います。真矢ミキMayaMiki俳優「悩んでいる暇があったら進め」好奇心と図々しさが紡ぐ新しい日々宝塚には20年間在籍していました。多感な時期だったので、自分のなかでのテーマも三回くらい変わった気がします。初めのころは、とにかく自信をつけたい一心でした。私はもともと受け身のタイプなんです。いまのイメージから信じられないかもしれないけど、発言するのがすごく苦手で、自分の思いを通さずに生きてきました。次の段階が二十代の半ばくらい。トップスターの座が見え始めたころからは本当に試行錯誤の連続で、調子に乗って「自分はきっと大丈夫じゃないか」と、余計な自信を持ってしまったこともありました。その後、「何か人の役に立ちたい」という思いが湧いてきたのは、トップスタになる少し前くらいからです。志と言ったらおこがましいですけど、「私を見て、一人の人でも心が晴れやかになったり、笑顔になっていただけたら、それでいい。それが納得のいく人生なんだ」と思うようになったんです。その思いは、いまも変わりません。■『すきっと』のバックナンバーはQRコードから、ご購入いただけます。■コマーシャル動画公開中『すきっと』36号のコマーシャル動画を道友社YouTubeチャンネルで公開