天理時報2021年4月25日号3面
青少年育成の場半世紀「さんさいの里」開所50周年記念式典少年会本部(西田伊作委員長)は17日、天理教青少年野外活動センターさんさいの里開所50周年記念式典を本部第2食堂で開催した。「さんさいの里」(奈良市)は昭和46年7月21日に開所。「たすけあいと創造」をテーマに掲げ、青少年育成の場として本教の野外活動に活用されてきた。これまでに約17万人が利用している。式典では、少年会長である真柱様のメッセージを西田委員長が代読した。その中で、「さんさいの里」を活用して目指すことは、子供たちに興味や楽しさを与えるばかりではなく、将来、教祖にお使いいただけるような人に育つための素地を、日常生活とは異なる野外での活動を通して養うことであると指摘。「『さんさいの里』が道の後継者が育つにふさわしいところとして、ますます活用されるよう、皆さん方の努力と協力をお願いしたい」と伝えた。続いて、西田委員長があいさつを行い、2年前に開設された「さんさいの里植樹基金」について、寄付の総額が232万3102円に上り、計800本の苗木が植樹されたことなどを報告した。この後、現在の「さんさいの里」の様子をドローン撮影したビデオの上映などが行われた。「さんさいの里」開所50周年記念式典では、真柱様のメッセージが代読された(17日、本部第2食堂で)創立131周年記念祭加古大加古大教会(松尾太郎会長・兵庫県稲美町)は11.1日、創立1周年記念祭を執り行った。同大教会では、昨年5月に創立10周年記念祭を予定していたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で今年に延期。その後、「さぁ、にをいがけさぁ、おたすけさぁ、ひのきしん」の活動方針に加えて、新たに「教会に日参しよう」「神様をお祀りしよう」の二つを掲げて取り組んできた。迎えた当日、マスク着用や手指消毒、密を避ける配慮などの参拝者の協力のもと、万全の対策を講じて記念祭が勤められた。おつとめの後、松尾会長が真柱様のメッセージを代読。続いて、あいさつに立った松尾会長は、「初代会長が、この教えは間違いないと感銘した入信の始まりと、『誠やで、誠一つやで』と教祖から直接賜ったお言葉により、布教に励み、教会設立を願い出た先人たちの元一日にふれ、この教えを世界に広めていこう」と決意を述べた。なお、少しでも世の中の役に立つことをとの思いから、記念祭に合わせ献血を実施。県赤十字血液センタ姫路事務所から献血バスを迎え、4人が協力した。(加古大・中田社友)視点「孤立」が深刻化するなか新型コロナウイルスの流行が長期化するなか、孤独問題が深刻化しているという。今年、孤独・孤立対策担当大臣が新設されたとの報道もあった。本来、孤独は主観的な感情であり、その感覚は人によって異なるものだ。こうした個人の内面に関わる事柄に国が立ち入るということは、それだけ「望まない孤独」「社会的な孤立」に苦しむ人が多いということだろう。たとえば、昨年の自殺者数は1年ぶりに増加したが、なかでも女性や若年層の増加は、コロナ禍で失業して社会的に孤孤立するなど、頼る人や相談すする相手もなく苦しんでいる人人たちの現実が表面化した姿であるともいわれる。孤独・孤立問題は、いじめ、虐待、自殺、家庭内暴力やシングルマザーの貧困などにも影響しているといわれ、さまざざままな分野からの支援が求めらられれている。自殺や孤独対策に取り組むNPO法人では、今年の相談件数が1日300件を下回る日がなく、「孤独が苦しい、たすけて」との相談は増え続けているという。哲学者の三木清は「孤独は山になく、街にある。一人の人間にあるのではなく、大勢の人間の『間』にある」と言ったが、「望まない孤独」は家族やコミュニティーを持つ人たちの中にもある。であるならば、私たちの周囲にも、誰にも悩みを打ち明けられずに一人で苦しんでいる人はいるはずだ。私たちようぼくにできることは何だろうか。教祖は「やさしい心になりなされや」(『稿本天理教教祖伝逸話篇』1「人がめどか」)と仰せられた。心のアンテナを張り、一人で悩む人はいないか目を凝らし、声をかけ、話に耳を傾ける。その優しさは、ひと言の言葉や差し伸べる手となり、たすけ心へとつながっていく。親神様・教祖の親心に気づき、教会が拠り所となり、よようぼく一人ひとりの優しい心心にふれることで、孤独感や孤孤立はいつしか薄らいでいくに違いない。「孤独なんかじゃない」。いま、一人で悩む人たちへ届けたいメッセージである。(加)陽気ぐらしのヒント人生相談恋愛や結婚に全く興味がないQ恋愛や結婚に全く興味がありません。昨年、姉が結婚し、親戚からは「次は君の番だ」と思われているようですが、私自身は全く考えていません。一生結婚しなくてもいいと思う半面、長男なので、親のことを考えて結婚すべきかどうか悩んでいます。(30歳男性)A最近、あなたのように恋愛や結婚に興味がなく、結婚したいと思わない人の悩みを聞くことが増えました。「成人すれば結婚するのが当たり前」だった社会から、多様性が許容される社会になり、悩んでいる人たちが、ようやく声を上げられるようになったのでしょうか。さて、周りの友達が恋愛を謳歌し、伴侶を得ていくのに、あなたはいつごろからか、自分は一生結婚しなくてもいいと考えるようになったのですね。何かトラウマになるようなことがあったのでしょうか。今回、お姉さんの結婚をきっかけに、長男だから将来は親の面倒を見なければならないと思われたのでしょう。にわかに結婚へと心が傾いたようですが、いまの心の状態では難しいであろうことは、あなたが一番分かっておられますね。両立しそうにない問題を抱え、ずいぶん悩んでおられるようです。天理教では、結婚について、結婚する「二人の心」が治まっていることが大切だと教えられます。ご両親に、いまのあなたの思いを打ち明けることはできますか。時間をかけて伝える努力をしてください。子供の幸せを願わない親はいません。どうか、あなたの心が陽気ぐらしに近づけるような道を選択されることを祈っています。回答者吉福多恵子濃飛分教会前会長夫人身上・事情などに関する悩みをお寄せください。個人情報は厳守いたします。●〒632-8686天理郵便局私書箱30号天理時報「人生相談」係■ファクス=0743-62-0290Eメール[email protected]