天理時報2021年3月7日号4面
笑うて泣いてまた笑て妹尾和夫のしゃべくりエッセー最終回しゃべくり千秋楽――8年間の感謝に寄せて3月になりました。昨年夏には、気持ちいいくらいに偏光が降り注ぎ、すぐ下の公園に目をやると、近所の子供が元気いっぱいに駆け回っております。さて、僕のしゃべくりエッセですが、今回を持ちまして、千秋楽を迎えることになりました。第1回の「生放送〝校歌”熱唱事件?」から、はや8年。幼き日の懐かしい思い出や、天理で過ごした青春時代の記憶、仕事や普段の生活、僕を支えてくれた人たちとの素敵なエピソードなど、あれやこれやと好き勝手にしゃべらせてもらいました。ホンマに、ようここまで、しゃべりが続いたなあと自分でも感心しております。以前、ラジオのリスナー(聴取者)の方が「いつも読ませていただいています」とおっしゃってくださったことがありました。「え?何のことかな?」と思ったのですが、このエッセのことだと、あとになって気がつきました。また、天理時代の同級生からは「楽しみにしてるよ」とメッセージを寄せてくれたり、ここでも紹介した従弟の「のぼる」も「こないだ、時報に○○さんのこと書いてたなあ」と言ってくれたり、あらゆる方面から声をかけてもらいました。このエッセーはラジオの感覚で、しゃべり手である僕と読み手である読者の皆さんとで共につくり上げてきたんだと思います。毎回楽しみにして読んでいただいた方と、いずれ何かのかたちで接点を持てる機会があればいいなと考えております。僕の身辺でも、この8年の間にいろんなことがありました。ラジオのレギュラー番組の改編があったり、テレビの仕事が新たに始まったり、劇団を解散して新たなプロジェクトを立ち上げたりしました。一方で、僕の演劇の師匠〟である舞台演出家の蜷川幸雄さん、天理時代に共に過ごした同級生との今生の別れもありました。そして、いまは新型コロナウイルスが世界中で猛威を振るっております。僕の住む大阪も、先ごろ「緊急事態宣言」が解除されましたが、まさか生きている間にこうした出来事に遭遇するとは夢にも思いませんでした。布教所の一人息子として生まれ育った僕が、寄り道や回り道をしつつも、今日の日まで無事に来られたのは、ひとえに亡き両親のおかげです。特に、おふくろのものの見方・考え方を通して、教祖の教えがおのずと身につき、それがいまの自分をつくってくれているのだと言えます。人生の岐路に立ったとき、僕一人の力ではどうにもならなかった場面でも、教祖がそっと僕の手を引いてくださっていたのかなと、いまさらながら思います。読者の皆さんも、この道の教えを基本に、実りある人生をお過ごしください。8年もの長きにわたって僕のしゃべりにお付き合いいただき、ありがとうございました。エッセーはこれで終幕ですが、しゃべりはまだまだ止まりません。ラジオのマイクの前で相も変わらずしゃべり倒していますので、ご拝聴のほど、よろしくお願いいたします。いつでもどこでも、全力投球で頑張りまっせ!(せのお・かずお、ラジオパーソナリティー)道を歩むパートナー求めて仕合わせパーティーオンライン青年会本部青年会本部は2月14日、「仕合わせパーティーオンライン」を開催。今回は、新型コロナウイルスの感染状況に鑑み、初めてウェブ会議アプリを利用してオンラインで実施した。これは、お道の信仰者で、結婚を望む20歳から40歳までの男女に出会いの場を提供するもの。当日は昼と夜の2回行われ、昼の部には男性10人、女性9人が、夜の部には男性10人、女性10人がそれぞれ参加した。午後1時、参加者がオンライン上で集合。ウェブ会議アプリの操作方法を確認した後、画面右隅の司会者から諸説明が行われた。続いて、中山大亮青年会長と布恵様からのビデオメッセージが流された。この後、「グループタイム」に。ここでは、男女6人ほどのグループに分かれ、参加者が自己紹介をしたうえで、「マイブーム」「理想のデートプラン」など、事前に設けられたトークテーマについて語り合った。グループは数度組み直され、参加者全員が交流した。最後に、意中の相手に直接アピールできる「フリートーク」へ。気になる異性との合意が得られると、個別に5分間、話す時間が設けられた。昼・夜の部で計8組のマッチングが成立した。なお、次回の「仕合わせパーティーオンライン」は3月13日に開催予定。「大人の魅力!30代・40代限定」と題して、30歳から48歳までの男性、未婚の女性(年齢制限なし)を対象に行われる。オープニングで諸説明を行う司会者(画読者のひろば障害のある息子と御用に川尻いく子(33歳・岩手県洋野町)生まれつき発達障害がある2歳の息子は、福祉施設で就労しながら、墨書に親しんでいます。5年前、親里で開催された「教祖100年祭天理書展」に息子の作品を出品しました。以来、「天理書展」への出品を続けています。精力的に作品づくりに取り組むなか、3年前に地元の商店街のギャラリーショップで個展を開く機会を得ました。さらに、昨年11月にも2カ月間、ギャラリーショップで個展を開き、会場の一角に、同じ職場で働仲間が手がけた小物ポーチやバッグなどを販売するコーナーも設けました。息子の作品の中には、「一手一つの和」や「ひのきしん」などのお道の言葉もあり、会場を訪れた大勢のお客さんたちへのにをいがけにつながったのではないかと思います。また、昨年7月からは、「今日の一筆」と題して、息子が毎朝一筆したためたものを、上級や所属教会の会長さんや信者さん、親戚あてにSNSで発信しています。所属教会の会長さんも喜んでくださり、月次祭や講社祭の講話では、息子の取り組みを話題に取り上げてくださることもあります。現在、息子は別席を運んでいるところです。これからも息子のサポートをしながら、私たち親子にできる御用に励んでいきたいと思います。亡き妻が安心する毎日を増尾教造(8歳・名古屋市)妻が出直して9年。共に過ごした日々を、今あらためて思い出している。友人の紹介で知り合った妻と、3年の交際を経て結婚。子供はいなかったが、「これも親神様・教祖のご守護」と思い、二人で仲良く過ごしていた。そんななか、妻に身上が見つかったのは結婚から4年が経ったある日のこと。「食事がのどにつかえる」と言うので病院で検査したところ、ステージ3の胃がんが発覚。余命5年と宣告され、即入院。胃の全摘手術を受けることになった。私は手術前におぢばへ向かい、お願いづとめを勤めた。所属教会の会長さんも病院へ足を運んで、おさづけを取り次いでくださった。そのおかげもあって手術はなんとか成功したが、その後、リンパ、骨へと転移。妻は5年9カ月にわた闘病生活の末、68歳で身上をお返しした。以後、私は毎日一人で酒を飲み、寂しさを紛らせた。しかし、いつまでも下を向いてはいけないと思い直し、出直しの翌年に修養科を志願。担任の先生やクラスの仲間と出会い、互いの胸の内を語り合ううちに心が救われた。さらに、授業の中で「出直し」も神様のご守護だと学び、少しずつ前を向けるようになっていった。今年、傘寿を迎える。自宅の神実様の前で、元気に過ごせることへのお礼を申し上げる毎日を過ごしている。来年は妻の100年祭を迎える。亡き妻に心配をかけないよう、日々の陽気ぐらしを目指していきたい。一時報歌壇植田珠實選貴方からのバレンタインチョコレートはきっと優しさだけでつくられている笠間市石井真美うたかたと云うより淡い夏の夜のゆめの続きは今もそのまま貝塚市武田節子われを恋うる夫の手紙が見つかりぬ十九の春の素敵なわたし土浦市腰山佑子華のある男と成れず夕暮れを妻の後からとぼとぼとゆく甲賀市岨中幸男きさらぎの椿の蕾はみづみづし内に秘めるは深紅のはなびら天理市飯田従子大根は縦に割られて空つ風にくるくるくると踊つてをりぬ生駒市栄嶋享永カタカナ語外来語など書き留めて孫に教わる日課となりぬ奈良市大西すみ常よりも少し歩幅を広げみて買物に行く背筋を伸ばし呉市月原光政若き日に雪の田んぼに道つくり馬を走らせ友と遊びぬ秋田市長尾進沖見れば母の歌声ながれくる里に帰りしあの日の歌が宇佐市三好秋美日替りに入浴剤を振り入れて零下一度の冬を楽しむ奈良市渚たえ子五十年の時空を超えて便りあり歌壇が紡ぐ同期の友を玉野市藤原良用あした出す手紙に入れる花の種忘れぬように指にくくりねる尾道市福島悦子豆ごはん百四十グラム牡蠣フライ三つを食べて春近くなる福山市藤井光子おつとめもマスクをかけて声落とす心の音は消せやしないさ天理市梶谷政徳青空を行く雲よりも迅きひと世出会ふ人あり別るる友も近江八幡市村井八郎髪染めて行くあてもなきコロナ禍に鏡の中の吾を確かむ甲賀市山田婦美子妻亡くす友を励まし共に酔う灯の無き家に帰るは侘しと伊勢市久保眞二大雪に通学の通路塞がれてシャベルで雪を掘りつつ進む新潟市佐藤ひろみ窓辺にてうさぎ折りいる幼子と娘を春の光は包む西宮市石黒由紀子【評】石井さん――春です。優しさだけで作られたチョコレート。さぞ甘い優しい味なのでしょう。武田さん―――夏の夜の夢のような恋だったのですか。ほんのひと時の想い出が、いまもしっかり胸に生きているのですね。腰山さん青春の恋文!それが時を経て、いま見つかる。手紙から現れたのは、なんと素敵だったご自身。私にもこんなときがあったのだと、手紙を幾度も読まれたに違いありません。咀中さんなんともこの男の諦観あふれるお歌。作者は心の中に華を咲かせ、きっと生き人生を送られてきたのでしょう。飯田さんもう半世紀以上前ですが、飯田(旧姓田中)先生は天理小学校での私の先生。光に包まれたような、それは麗しい方でした。小学校に演劇部を創設してくださり、私たちは心を躍らせながら指導していただいたものです。その想い出は温かく胸に残っております。どうぞ先生、紅を心に秘め、お健やかにお過ごしくださいますよう。みなさまも、どうぞご自愛くださいまして、生き春をお迎えください。今週の選者詠待つことのたのしさもあり雨のなか桜のつぼみは日ごとふくらむ投稿は無地のハガキに俳句3句、または短歌3首まで。お名前(ふりがな)、電話番号を記載のうえ、楷書でボールペンで書いてください。〒632-8686天理郵便局私書箱30号「時報俳壇」または「時報歌壇」係Eメールは[email protected]※「時報俳壇」は次号に掲載します“日本一”の舞台裏を語る-天理スポーツ指導者講習会・親里管内の学校のスポーツ関係者などを対象とする「天理スポーツ指導者講習会」(主催=学校法人天理大学天理スポーツ強化推進室)。15回目の今回は、天理大学ラグビー部の小松節夫監督(38歳)をはじめ、コーチや部員計8人が登壇し、日本一に輝いた大学選手権に向けての取り組みや指導方法についてパネルディスカッションを行った。なお、今回は新型コロナウイルス感染対策として、事前に収録した映像を対象者に配信するオンデマンド形式で行われた(写真)講習会では、「日本一に向けて、どのように意識レベルを高めたか」という質問に対し、松岡大和前主将(4年)が回答。「負けた悔しさは、時間が経つにつれて薄れていってしまう」として、昨年と一昨年の大学選手権での敗戦の写真を得点差とともに寮内に貼り出すことで、「選手一人ひとりが『今のままではダメだ。もっと練習しなければ』と感じるようになり、チーム全体の意識づけへとつながった」と話した。また「優勝するまでの過程」について、小松監督は、関西Cリーグまで低迷していた約30年前に指導を始めた経緯を踏まえ、「下位チームから、いきなり全国優勝するチームを目指してきたわけではない。まずはAリーグ復帰、関西リーグ優勝、そして全国優勝と、順番に目標を設定してきた」と説明。さらに「学生たちにとっては毎年が〝勝負の年〟。〇年計画のようには考えず、目の前の目標に全力で取り組んできた」と語った。最後に、連覇へ向けての課題について問われ小松監督は、「連覇のプレッシャーは考えず、例年と同じように、新しいチームでも日本一を目指していく。その結果として、連覇は後からついてくる。これまでは負けた悔しさを力にしてきたが、これからは『優勝をした先輩たちと同じ思いをしたい』ということを強く願ってチーム内で競争していければ」と、話を締めくくった。列島縦断ニュース教会長年頭お仕込み甲賀大〔甲賀大・岡田社友〕甲賀大教会(山田眞会長)は1月23日、滋賀県甲賀市の大教会で「教会長年頭お仕込み」を開催した。当日は、増野正俊・本部員が講話教会を預かる者の心構えについて話を進めるとともに、教会長がようぼくとしての魅力をつけていくことが、人を丹精するうえで大切と述べた。教会長・布教所長夫妻講習会撫養大[撫養大・岩佐社友]撫養大教会布教部(仙田善孝部長)は1月253日、詰所で「教会長・布教所長夫妻講習会」を開催、3人が参加し当日は、大教会活動方針の重点項目の一つ「節を生かしたおたすけに取り組もう」の具体例として、SNSを活用した丹精の方法を学んだほか、教理勉強を行った。最後に土佐剛直会長があいさつに立ち、活動方針に沿って、コロナ禍の現状から歩むべき姿勢について話した。教会長の集い西陣大[西陣大・佐々木社友〕西陣大教会は1月25日、京都市の大教会で「教会長の集い」を開催した。例年は詰所で行っている同「集い」だが、今年はコロナ禍の状況に鑑み、リモート形式で実施され当日は、永尾大和会長のあいさつの後、コロナ終息のお願いづとめを勤めた。布教者研修会山口教区〔山口・重長代表社友]山口教区布教部は1月30日、山口市の教務支庁で「布教者研修会」をリモート形式で開催した。今年は、新型コロナウイルスの感染拡大防止のうえから、新たな形式で開かれた同「研修会」。当日は、管内1カ所の教会に特設会場を設け、個人視聴を含む約10人が参加。講師の矢野英明・竜育成分教会長が「コロナ禍での陽気ぐらし」をテーマに、自身の体験談を交えながら講話した。続く質疑応答の時間では、矢野氏のほか、中村智晴部長ら教区布教部メンバーらがパネリストとし登壇。各会場からSNSを介して寄せられた多くの質問に、丁寧に答えた。参加者からは「久しぶりに胸が熱くなる素晴らしいお話が聞けて良かった」「自宅から近い場所で参加できた」などの喜びの声が寄せられた。少年刑務所で新年祈願祭長野教区[長野・小林代表社友]長野教区(萱間元一教区長)は2月12日、松本市の松本少年刑務所で恒例の「新年祈願祭」を執り行った。同刑務所では、各宗教団体の教誨師による宗教行事が行われてお、天理教は2月の立春に合わせて同「祈願祭」を勤めている。当日は、同所担当の本教教諭師や近隣の教会長らが、祭儀や豆まき行事、新年に贈る言葉、雅楽演奏などを行い、最後に「よろづよ八首」を勤めた。災害救援ひのきしん隊訓練青森教区隊[青森・柴田代表社友]青森教区隊(漆舘孝一隊長)は2月3日、青森市の教務支庁で訓練を実施、3人が参加した。当日は、庁舎の屋根の雪下ろしを実施。今年は例年にない大雪のため、1Mを超える雪が積もっている箇所も。隊員たちは荒天のなか、重機を用いながら手際よく作業に取り組んだ。なお、同隊は1月15日、隊員11人が集まり、庁舎神殿の屋根の雪下ろし作業も実施した。「火と水と風と」写真当選者発表2月14日号の「火と水と風と」にご応募いただき、誠にありがとうございました。応募総数は68通。抽選の結果、次の10人の方に六ッ切大の額装写真をお送りします。当選者(敬称略)◎北海道斉藤ゆかり青森県・西谷康子◎神奈川県飯田理一郎◎山梨県近藤美津子◎三重県中山菊子○大阪府・池田佳津子◎和歌山県川口修◎山口県石川善信愛媛県澤田和子◎福岡県横尾悦子