天理時報2021年2月7日号1面
常にお導きを信じご恩報じを励まし合い力を合わせて明るく世界の事情を越え立教184年春季大祭教祖が現身をかくされた明治20年陰暦正月二十六日に由来する、立教14年「春季大祭」は1月26日、中山大亮様祭主のもと本部神殿で執り行われた。新型コロナウイルスの感染拡大を防止するため、本部神殿にはつとめ人衆をはじめ、各地の教会の代表者らが昇殿した。参拝者は、コロナ禍のさなかも、常に親神様のお導きを信じ、教祖がお付けくだされたこの道をしっかりと受け継ぎ、一人でも多くの人々に教えを伝え広め、ご恩報じの道を歩むことを誓った。教会本部では、新型コローナウイルスの感染拡大を防止する対策として、本部月次祭におけるようぼく・信者による参拝を控えるよう促すとともに、各地の教会の代表者が、本部月次祭に昇殿して参拝できるようにしている。また、天理教ホームページの「信仰している方へ」のお知らせに「本部大祭および月次祭参拝時の留意事項」を掲示し、感染防止対策の徹底を図っている。この日の親里は、青空が広がり、真冬とは思えぬ穏やかな陽気に包まれた。午前11時半の祭典開始を前に、教祖殿で教祖のお給仕を務められた大亮様は、つとめ人衆らと共に教祖殿、祖霊殿で参拝され、神殿上段へ。このとき真柱様も、南礼拝場の結界内で、一同と共に参拝された。大亮様は祭文の中で、陽気ぐらしを見て共に楽しみたいとの思召から、この世と人間をお創めくだされ、旬刻限の到来とともに、教祖をやしろにこの世の表にお現れになり、陽気ぐらしへとお連れ通りくださるご慈愛に御礼申し上げたうえで、「御前には、つとめ人衆と代表の者が昇殿させていただき、日ごろ賜る厚き御恵みにお礼申し上げ、併世の治まりを願い、一層の成人を誓う状をご覧くださいまして、親神様にもおみくださいますよう、お願い申し上げます。私ども一同は、世界的に大変な状況の続く中、常に親神様のお導きを信じ、教祖がお付けくだされたこの道をしっかりと受け継ぎ、一人でも多くの人々に教えを伝え広めて、ご恩報じの道を歩ませていただく所存でございます」と奏上された。続いて、かぐら・てをどりが陽気に勤められた。大祭の意義を再確認して親心に応える誓い新たにおつとめは午後2時前に勤め終えられ、引き続き、中田善亮・表統領が神殿講話に立った。中田表統領は、教祖が現身をかくされた時刻に合わせ、神殿講話を一時中断。ミュージックサイレンが辺りに響きわたると、教祖殿に向き直って礼拝した。講話の中で中田表統領は、コロナ禍のさなか「春の大祭を厳かに勤めることができたことは誠にありがたく、大きな喜びである」として、いま私たちが歩むべき道について話を進めた。その中で、まず春季大祭の意義に言及。教祖が現身をおかくしになられた大節を元一日とし、教祖の思召をしっかりと心に治め、その思召に応えさせていただくことを心に毎年勤めさせていただくと説明したうえで、明治20年当時の道の先輩たちは、教祖が現身をおかくしになられた大節と、自身の悲しみや虚しさを乗り越えるために、おたすけに奔走し、鮮やかな守護を頂戴することで、ご存命の教祖のお働きを実感する道を通られたと指摘。いまを生きる私たちも、おたすけに、つとめとさづけに真実を込めて努めさせていただけば、必ずご存命の教祖の親心とお働きを実感することができるとして、「この意義ある大祭の日に、今日の結構さにお礼を申し上げ、同時に、教祖の親心にお応えする誓いを新たにさせていただきたい」と参拝者に呼びかけた。たすけ一条の心定めと実践真実込めて丹精続ける努力続いて、折からのコロナ禍の中も、しっかりと思案し、「心づくり、そして理づくりから始めて、できるところから動きを始めたい」と強調。世界の事情と身近な事情を混同せずに整理し、「まずは励まし合い、力を合わせて、親神様の思召に応えられるように、明るくこの事情の波を乗り越えたい」と述べた。一方、この大節が一つの正念場だという心構えで臨むべきであるとして、この事情を台に、この道が末代へと続くご守護を頂戴できるような通り方をしっかり思案することが肝要と話した。この後、陽気ぐらしを実現するためには、たすけ条の心定めと実践こそが重要と強調。長い年月にわたり、真実を込めて丹精を続ける努力が求められると語った。また、日々のご恩報じやつくし・はこびの積み重ねはもとより、おたすけに掛かる場面を、もっと増やさなければならないと指摘。そして、親神様のご守護を頂けるように、その人の力になって懸命に理を取り次ぐ中で、だんだんとご守護を頂戴できれば、勇み心が湧き上がり、さらなるおたすけ、理づくりへと成人の歩みが続いていくと話した。さらに、真実の心定めには、必ず親神様の絶大なるご守護でお引き受けくださるとお諭しくださっているとして「この親心を胸に、勇んでおたすけに取り組ませていただこう」と実動を促した。教会では具体的なおたすけへようぼくは日常の信仰実践を続いて、教会の役割に言及。おつとめ、伏せ込み、教義の研鑽などに重要な役割を果たすのが教会であるとして、「教会に運べば、おぢばの理につながることができる。大切な場所である」と語った。そのうえで、教会においておぢばの理を輝かせるためには、おたすけの実践が第一と指摘。「すべての教会で、具体的なおたすけを実践することから始めていただきたい」として、身上・事情はもとより、高齢者問題、精神や心の身上、いじめ、家族の離散、依存症、社会に馴染めないなどの例を挙げ、まずは、おたすけの相手に出会うための接点を求めることが必要だと述べた。さらに、ようぼく一人ひとりの通り方については、教会の行事や活動に参加するだけでなく、日常の暮らしの中に、信仰的な心や言葉を込めることも大切な信仰活動であるとして、ようぼくとしての自覚を持つ時間を増やすよう促した。最後に中田表統領は、この素晴らしい道のようぼくである誇りをもって、一人ひとりがそれぞれの持ち場立場で自分の役割を求め、たすけ一条の御用に取り組ませていただくことが欠かせないと強調。現在、15年後の教祖10年祭を一つの時間的な目標として、自分や家族、教会の理想の姿を思い描きながらオール天理〟で勇んで邁進しようと呼びかけているとして、あらためて仕切り直し、地道で確かな歩みを進め、明るい明日を描いて、勇んでつとめさせていただこうと呼びかけ、講話を締めくくった。大亮様は祭文の中で、一人でも多くの人々に教えを伝え広め、ご恩報じの道を歩む決意を奏上された(1月26日、本部神殿で)立教16年春季大祭は、つとめ人衆をはじめ、各地の教会の代表者らが昇殿し、厳かに勤められた(同)冬晴れが広がった大祭当日の親里道友社合併号のお知らせ2月24日号と28日号を合併し、2月2日号として発行いたします。2月2日号はお休みとなりますので、ご了承ください。おやのことば七ツなんじふをすくひあぐれバ八ツやまひのねをきらふ「みかぐらうた二下り目※下段「おやのこころ」参照おやのこころ春季大祭の日、父が96歳の誕生日を迎え、わが家の歴代最高齢記録を更新しました。わが家の信仰は、豪農に婿養子に入った初代が、娘の喉疱瘡を鮮やかにご守護いただいたことに始まります。信仰が深まる中で、家長が30代後半で早死にするといういんねんを悟った初代は「いんねんを切り替えるには、人だすけの道を歩むほかない」と、土地・財産をすべて処分してお供えするとともに、単独布教へ出て人だけに専念し、教会名称の理を頂きました。信仰3代目の父は、16歳で旧満州へ出兵するも半年後に終戦を迎え、捕虜としてシベリアに拘留されます。その間、病気や事故に遭いながらも不思議にたすけられ、3年後、無事に復員したのです。親神様・教祖のご守護と初代からの信仰の賜物と悟った父は、道一条で通る心を定め、単独布教を開始。母と結婚後も60年以上にわたり夫婦そろって人だすけに身を捧げ、今日に至っています。「セッなんじふをすくひあぐれバハッやまひのねをきらふ」いんねんを切り替えるために、人だけの道を歩み始めて10余年。その間に尽くした真実により、教会内容の充実のみならず、初代は叫歳、2代は70歳、父は9歳の今日まで長生きするという結構な姿をお見せいただいているのです。父から常々教えられたように、おたすけに掛かり、おさづけを取り次がせていただくからには、少しでもこうのうをお見せいただけるよう、地道に理づくりに励みたい。父の誕生日に、あらためてそう誓ったのでした。(あ)2月号(毎月1日発行)定期刊行物案内TAIMO青年会お母さんには「さんさい』お子さんには「リトルマガジン』!!少年会本部天理教ホームページ本教の概要や教えの解説、行事案内、交通情報などがご覧いただけます。新設の「お道のニュース」コーナー、教区・支部情報ねっと、天理時報立ち読サービスも、こちらからどうぞ。https://www.tenrikyo.or.jp/yoboku/