天理時報2020年12月13日号3面
教えを胸に各分野で活躍秋の叙勲・褒章国家や公共への功労、各分野での優れた行いに対して贈られる秋の叙勲・褒章が先ごろ発表された。今年は叙勲4千100人、褒章30人が、それぞれ受章した。また、第35回「危険業務従事者叙勲」の受章者は3千6人に上った。教内の受章者を紹介する。公正中立な管理運営に努め旭日双光章奈良の飯降政彦さん(2歳・本部員・天理市)は、奈良県の公安委員として、公正中立に県警察の管理運営に尽力したことから「旭日双光章」を受章した。県知事の任命を受け、平成2年から2期6年にわたって奈良県の公安委員を務めた。また、2年と2年には公安委員長も務めた。「人のために役立つ人に」と瑞宝双光章静岡の榛葉孝一さん榛葉孝一さん(7歳・栄川分教会長・掛川市)は、更生保護活動の功績により「瑞宝双光章」を受章した。平成8年、保護司の委嘱を受けた。対象者には「周りの人のために役立てる人になろう」と呼びかけてきた。保護観察を終えたのち、教会へ足を運ぶ人もいるという。また、20年から今年3月まで市地区保護司会会長を務めた。その傍ら、地域福祉バス「思いやり号」の運転手を務めたほか、「東山口地区まちづくり協議会」の会長を務め、地域の社会福祉に貢献している。榛葉さんは「これまで関わってきた人の中から再犯者が出ていないことが何よりうれしい。関わる中で、お道の信仰の一端を伝えてきたつもりだ。任期を終えてからも、青少年のおたすけに努めたい」と話した。(静岡・中山社友情報提供)優しい言葉をかけて寄り添う瑞宝双光章東京の坂口登美子さん坂口登美子さん(74歳・東泉分教会前会長夫人・杉並区)は、更生保護活動に取り組んできた功績から、「瑞宝双光章」を受章した。平成4年、保護司の委嘱を受け、2年にわたって多くの対象者の心に寄り添ってきた。15年に同区保護司会理事、23年に同会常任理事会計部長などを歴任。26年には「法務大臣表彰」を受けた。また、天理教保護司連盟委員会計部長なども務めた。坂口さんは「親神様が対象者に引き合わせてくださったと感じている。優しい言葉をかけ、共に歩けるよう努力してきた。これからもおたすけの心で活動を続けていきたい」と語った。(東京・加山社友情報提供)刑事事件の捜査に携わり瑞宝単光章京都の山本正來さん山本正來さん(72歳・本部直属やまとよふき分教会山城よふき布教所長)は、「危険業務従事者叙勲」の「瑞宝単光章」を受章した。昭和48年、奈良県警察官に着任。52年から平成11年まで刑事警察に従事。その後、23年まで留置管理係を務めた。77年には「第1回近畿の警察官」に選出されている。入信は昭和3年。妻・千恵子さん(7歳・同夫人)が乳がんになり、「憩の家」へ入院した際に、事情部講師を務めていた深谷忠政・同教会初代会長からにをいが掛かった。ご守護を頂き、退院してからは、教会の月次祭に欠かさず足を運び、平成2年、布教所長に就任した。山本さんは「退職して10周囲の人たちに喜んでもら年余りが過ぎ、勲章を受けえるよう、心を尽くしたい」たことで、あらためて自分と話した。の仕事をやり終えた感慨が(本部直属やまとよふき分湧いてきた。残りの時間は杉﨑社友情報提供)教えを伝え更生へと導く藍綬褒章新潟の吉澤譲さん吉澤護さん(15歳・新津分教会前会長・新潟市)は、更生保護活動に対する功績を認められ、「藍綬褒章」を受章した。平成10年に保護司の委嘱を受けて以来、これまで多くの人の更生に携わってきた。対象者と面接する際、親孝行の大切さなど、お道の教えの一端を伝えるよう心がけている。独り立ちした対象者が近況報告に来ることも少なくないという。吉澤さんは「少しでも社会へのにをいがけになればとの思いで努める中で、教会が地域の人々に認知されてきたと感じている。残りの任期も、これまで以上に対象者に寄り添っていきたい」と話している。(新潟・鈴木社友情報提供)更生支援に尽力し27年藍綬褒章東京の中本信弘さん中本信弘さん(5歳・都千龍分教会前会長・練馬区)は、教護師として矯正教育活動に尽力した功績により、「藍綬褒章」を受章した。平成5年から2年間、矯正施設へ出向いて収容者の更生に尽力してきた。令和元年には「法務大臣表彰」。その間、天理教教誨師連盟副委員長を務めた。受刑者に寄り添い、おたすけの心で更生の手だすけをする中で、出所後に中本さんを探して教会に連絡してくる人もいるという。中本さんは「長年活動してきたことが評価されて大変うれしく思う。これからも、自分にできるおたすけを続けたい」と話した。(東京・赤阪代表社友情報提供)カウンセリングエッセー人と関わる知恵金山元春天理大学教授本部直属淀分教会淀高知布教所長人の心の奥深さを知る私は大学で心理学を教えています。私の職業を知った人からは、「心理学の先生だったら、人の心が分かるのですか?」と尋ねられたり、「私が何を考えているのか、当ててみてください」と言われたりすることがあります。また昨今、大学では心理学専攻の人気が高く、毎年多くの受験生が集まります。人の心というものはかたちがなく、見えないものです。それだけに不思議で、多くの人が興味や関心を持つのでしょう。また、人間関係は複雑ですから、誰もが「あの人の本心が知りたい」「本音ではどう思っているのだろう?」と、心のどこかで不安を抱えているものです。世の人々は、心理学がそうした思いに答えてくれると期待しているようなのです。しかし心理学者でも、人が何を考えているのかを当てることはできません。なぜなら、人の心はとても奥深いものだからです。「みかぐらうた」に「ひとのこゝろといふものハちよとにわからんものなるぞ」(十下り目)とあります。「あの人はああいう人だから」と分かったつもりになったり、「あの人はこう思っているに違いない」と決めつけたりしがちな私たちに、親神様は、人の心というものは、そんなに易々と分かるものではないと教えてくださっているように思います。また、このお歌は、相手に対して「どうして分かってくれないの?」と不満を抱えやすい私たちに、人の心は複雑なので簡単に分かってもらえるものではないから、相手を変えようとするよりも、まずは自らを省みるように、と教えられているようにも受け取れます。これは心理学を学ぶ際にも大切な姿勢です。大学で学ぶ心理学は、他人の心を読んだり、相手を思い通りに動かしたりするための道具ではありません。むしろ、心理学を学び、人の相談に応じるための専門的訓練を受けた者は、人の心の奥深さを知るからこそ安易に人を決めつけることなく、相手の理解に努め、良好な関係を築くために自分ができることに力を注ぎます。その訓練の過程において、自分の癖や性分に気づき、自らを変えていくことが求められます。これは簡単なことではありませんが、心理学をはじめとする学問や、先人たちの知見に学びながら、少しずつ歩みを進めていきます。このエッセーでお伝えする心理学の知識や人と関わる知恵も、そうした姿勢で読み取っていただけたら幸いです。さて、いまは受験のシーズンです。大学では、高校生はもちろん大歓迎ですが、社会人も受け入れています。また正規の学生として入学しなくても、科目履修生として希望する授業だけを安価に受講できる制度もあります。志ある方は、大学で心理学を学んでみませんか。創立110周年記念祭5代会長就任奉告祭本部直属浪華分本部直属浪華分教会(上田和子会長・大阪市東住吉区今川3丁目2番9号)は11月1日、創立10周年記念祭ならびに5代会長就任奉告祭を執り行った。当日は、新型コロナウイルス感染拡大防止のうえから、同教会おつとめ奉仕者のみで勤めた。教会参拝がかなわない教友に向けては、今年7月から試験的に始めたリモート配信による参拝や、独自に作成した「GOTOメッセージカード」による参拝を呼びかけた。リモート配信では国内はもとより韓国からも参拝者があり、メッセージカードも教会へ多数届けられた。式典では、同教会世話人の西浦忠一・本部員が真柱様のお言葉を代読。その中で、教会の設立を願い出た先人たちの元一日の心を、しっかりつないでいくように、とのお話があった。真柱様のお言葉を受けて、上田会長が決意を表明。韓国語とプラジル語で、海外の教友に向けてあいさつした。この後、ビデオ『四代会長夫妻とともに』と少年会員による『パプリカ』のダンスビデオを流した。(浪華分教会発)伊藤邦子さん(33歳・洲本大土崎分教会長夫人)11月18日出直された。秋田教区。植谷吉春さん(うえたによしはる=9歳・河原町大・眞壽鏡分教会前会長)1月18日出直された。大教会准員を務めた。京都教区。正一さん(はやし・まさかず=5歳・京城大・城珠分教会長)1月1日出直された。大教会准員、東山支部副支部長、清水体育振興会委員を務めた。京都教区。山田孜さん(やまだ・つとむ=8歳・甲賀大教会役員)11月20日出直された。本部詰員、青年会本部委員、宇田布教所長、教区青年会委員長、集会員、民生・児童委員を務めた。滋賀教区。名越節子さん(なごし・せつこ=9歳・立野堀大・弓馬田分教会前会長)11月2日出直された。猿島支部婦人会副主任を務めた。茨城教区。安部冴子さん(あべ・さえこ=9歳・香川大・上嘉穂分教会前会長)11月22日出直された。福岡教区。岡野現一さん(おかのげんいち=88歳・日本橋大・横見分教会長)1月2日出直された。大教会准役員、旧鴻巣支部長を務めた。埼玉教区。井上宏さん(7歳・本島大・攝泉分教会長)11月23日出直された。大教会准役員、布教の家「大阪寮」副寮長、岸和田支部長などを務めた。大阪教区。木村昭一さん(8歳・立野堀大・沓掛分教会前会長)11月25日出直された。大教会准役員、猿島支部副支部長、同会計部長を務めた。長年、国勢調査や統計調査に調査員として携わり、平成18年の総務大臣表彰をはじめ表彰を受けた。茨城教区。木村宇一さん(きむら・ういち=2歳・旭日大・大野美分教会前会長)11月25日出直された。大教会役員、地方委員を務めた。奈良教区。山下義明さん(80歳・山名大・弘年分教会長)11月日出直された。中弘支部長、地方委員を務めた。青森教区。上村富美子さん(うえむら・ふみこ=18歳・秋津大・秋之花分教会長夫人)11月26日出直された。濱別所分教会長を務めた。神奈川教区。田中澄恵さん(8歳・岐美大・葛原分教会前会長夫人)1月27日出直された。岐阜教区。水谷貞治さん(みずたに・ていじ=88歳・秦野大・星ヶ丘分教会前会長)27日出直された。大教会役員、少年会秦野団団長、大教会布教部長、災救隊教区隊隊長、相模支部長、地方委員を務めた。神奈川教区。渡辺康子さん(88歳・中根大磯分教会長)11月27日出直された。栃木教区。樋口幸夫さん(ひぐち・ゆきお=668歳・府内大・西都分教会長)11月27日出直された。京都教区。比弐さん(ひみ・はじめ=8歳・淺草大・行樂分教会前会長)11月27日出直された。大教会役員、少年会淺草団団長、大教会布教部長、同輸送部長、少年会教区団副団長、地方委員を務めた。東京教区。永関慶博さん(ながせき・よしひろ=5歳・甲府大・北巨摩分教会5代会長)11月28日出直された。本部員、大教会理事、同祭事長、教区主事、少年会教区団団長、集会員、北巨摩部長、教護師などを務め。山梨教区。大橋道雄さん(7歳・玉島大・帆千分教会長)11月28日出直された。岡山教区。髙山操さん(たかやま・みさお=38歳・嶽東大・崎分教会前会長夫人)1130日出直された。大教会役員婦人を務めた。群馬教区。立教184年おみちの日記好評発売中定価600円(税込み)座右のおふでさきなにゝてもやまいいたみハさらになし神のせきこみてびきなるそや(二号7)松村純博門分教会長長男の身上を通じてお導きくださる親心昨年1月、当時、中学2年生の一人息子がてんかんの発作を起こした。それから長い闘病生活が始まり、発作は週に一度、多いときは日に5、6回にも及んだ。15歳までは親の心通りの守護、と聞かせていただく。息子におさづけを取り次ぎながら、自身の至らなさを猛省した。その一方で、わが子の将来を憂える気持ち、どうしても日増しに募った。息子の身長は10秒近くあり、発作に備えての付き添いには男手が必要になるため、私ので寝かせることにした。しかしそのころ、教会長おやさと研修会の世話係を務めていたことから、毎月おぢばへ帰る必要があった。正なところ、御用と息の世話との間で心が揺れ動いたが、「おぢばの御用は欠かしたら「ダメだ」と思い直し、変わらずおぢばへ通い続けた。ありがたいことに、おぢば滞在中の3日間は、息子の発作が一度も起きなかった。おぢばの理は本当に尊いと感じた。また、研修会を通じて、同じ身上の子を持つ旧知の友人と偶然再会した。先回りのご守護としか思えない不思議な巡り合わせに、体が震えた。息子の発作が最後に起きたのは昨年末。今年は、一度も起きていない。信じられないようなご守護を頂く中で、親神様は成人の鈍い私を、息子の身上を通じてお育てくださっているのだと思えるようになった。親の苦悩を身に染みて味わった。今度は、同じ境遇に悩む方々のおたすけに、力を尽くしたい。陽気ぐらしのヒント人生相談結婚から1年夫に変化が・・・1年前に結婚、子宝にも恵まれました。当初、夫は「いつも美味しいご飯をありがとう」などと、感謝の言葉を頻繁に口にしてくれました。そのことに喜びを感じながら、意欲的に家事に取り組んできました。しかし最近は、感謝の言葉が少なくなり、気に入らないことがあると、素っ気ない態度を取るようになったのです。最近は料理や家事に対するやる気がうせ、夫への思いやりの気持ちが薄らいでいることに気づいて、その事実に私自身がショックを受けています。夫の態度が変化したことに、過剰反応しすぎなのでしょうか。(30代女性)お子さんの誕生が影響しているように思います。それまでの新婚生活は夫婦二人でしたが、子供ができて三人の生活になりました。当然、あなたは赤ちゃんの世話で忙しく、家事は以前のようにできません。夫を思いやるゆとりもなくなってきたのでしょう。ところが夫は、この生活の変化に気づいていないのではないですか。妻の心がいつまでも自分に向いていると思い、あなたが子供ばかりに時間と心をかけていることに嫉妬したり、疎外感で子供のように拗ねたりしているのかもしれません。新婚夫婦の関係に揺らぎが始まる原因の多くは、「性格・趣味・嗜好・価値観・ライフスタイルなどの違い」が徐々に出てくることで、それを不快に感じてしまうからです。また、出産・育児の時期は、「妻の仕事と育児」や「妻だけの育児」の問題が夫婦間論争や不和を招きます。あなたは立派な妻になろうと努力してこられたようですが、育児も一人で立派にしようと思わないでください。そうでないと、あなたは、やがて疲れ果てて体調を崩してしまいます。さらに、何かと面白くない夫は、家の外に安らぎや居場所を求めていくかもしれません。そうなると夫婦の危機です。では、どうすればいいでしょうか。家庭の中に夫の居場所や役割をつくることだと思います。親子三人が三角形の関係になるために、夫と子供をつなぐようにしましょう。子供が生まれると、妻は母親となり、夫には父親という役割が加わります。生後間もない子には男親の出番はないと言う人もいますが、それは違います。オムツ交換や入浴など赤ちゃんの世話を直接することも、話しかけて遊ぶこともできます。それと、最も重要なことは、育児に忙しい妻の支援です。家事を分担したり、話を聞いて精神的に支えたするのは夫であり、父親の役割です。現代の格好いい男は、育児も家事もできる人のことをいいます。「パパ、お願い」「パパありがとう」「やっぱりパパはすごい」などと、夫を褒め、感謝して、出番をつくってあげてください。回答者古市俊郎福之泉分教会長産業カウンセラー身上・事情などに関する悩みをお寄せください。個人情報は厳守いたします。●宛先=〒632‐8686 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