天理時報2020年12月6日号1面
シリーズ企画今日は我が家の講社祭その11来る年の目標神実様をお祀りしているようぼく家庭では、毎月「講社祭」が勤められる。そのひと時は、家族がそろっておつとを勤めることはもとより、お道の教えについて話を聞くことで、心の成人を図る機会ともなる。このシリーズ企画では、あるようぼく家庭の講社祭での会長さんの講話〟を、テーマごとに紹介する。第11回は「来る年の目標」。先を楽しんでおたすけ少しでも成人する年に会長さん49歳勉強熱心で、いつも教えを分かりやすく伝えるために、どうすればいいかを考えている。各家庭と相談のうえ、ようぼく宅の講社祭を勤めている夫・次郎56歳会社員結婚を機に、信仰を始めた。職場の部下のことをよく気にかけている妻・富子54歳主婦信仰熱心で、日々にをいがけ・おたすけを心がけて通っている。パソコンなどの機械系は苦手長女・恭香大学3年生まじめで優しい性格。本が好きで、友人たちと一緒に「オンライン読書会」を催している会長さん今年も納めの講社祭を勤めさせていただきました。何かと思うようにいかない一年でしたが、皆さん「今年の目標」は達成できましたか?次郎仕事で特に力を入れていたプロジェクトがあったのですが、残念ながら一時凍結中です。目標どうこうより、まずは一年を乗りきれたという感じですね。富子本当に今年は気が休まらなくて…..。「積極的に人の悩みを聞く」という目標はあったのですが、なかなか機会を設けるのが難しくて、お茶会などもしばらく開けていません。恭香大学生活は、少し落ち着いてきました。今年の目標の一つは「本を100冊読む」です。こ『いまの私には何ができるのか」れが、一人でいる時間が長かったを考えるようにと示唆しているよおかげで、もう達成できました。うな気がする」と、お話しになりさらに時間があったので、本好きました。の友達を集めて「オンライン読書今年は、例年通りに行事を実施会」を開いたりして、結構充実しできませんでした。その中で、あています。らためて本来の行事の意義や、初会長さんそれは素晴らしいね。めて企画した先人たちの、やむに皆さんそれぞれ、目標の中身もやまれぬ思いを振り返るととも立て方も違うでしょう。それでもに、一度立ち止まって、自分たち達成できたことは自らの力になりが「やりたい」と感じられる行動ますし、できなかったことは、来を探すよう促されているのです。年どうするかをあらためて考えるそういう点で、恭香ちゃんのオポイントになると思います。ンライン読書会は、現代の若者ら真柱様は年頭あいさつの中で、しい前向きな取り組みだね。「去年よりも少しでも成人させて恭香ありがとうございます。こ「もらいたい」という気持ちが大切れは、ゼミが一時オンラインになだとお話しくださいました。っていたのを参考にしました。今日は、来年の目標について、参加者の中には、「コロナで時一緒に考えてみたいと思います。間ができたけれど、だらだらと過ごしてしまって不安を感じてい皆を楽しませる中にた」という人も多く、楽しみにしてくれているみたいです。会長さんさて、本部秋季大祭の富子この子にそんな行動力があ神殿講話で、宮森与一郎内統領はったなんて驚きです。優しいけれ「コロナの禍は『やらねばならなど、人をまとめるようなタイプでい』『かくあらねばならない」からはなかったのに――抜け出して、一人ひとりが自分で恭香自分が楽しいからやっているだけだよ。そんなに大したことじゃないって。会長さんでも、こうした状況のなか、喜んで参加してくれる人がいるのだから、小さくても意味のある取り組みだと思うよ。先ほど紹介した神殿講話でも、「自分の心配事を少し忘れて、おたすけに掛かる」「優しい心こそが人を勇ませ、陽気づくめへと誘う」などのポイントを示されたうえで、皆を楽しませていく中に治まっていく元があるから、先を楽しみながらおたすけに邁進しようと呼びかけられているんだ。次郎おたすけと言うには大げさですが、以前は職場の部下たちをよく飲みに連れていって、相談に乗っていました。最近はそうもいかないので、業務の合間に意識的にコミュニケーションを取るようにしています。すると意外にも、それだけで小さな変化があったりするんです。会長さんそれも仕事のうちと言ってしまえばそれまでですが、ようぼくらしい行動だと思います。よく「必要は発明の母」といわれるように、困ったときこそ、新しい発想が生まれるものです。富子それなら私も、オンラインでお茶会をしてみようかしら。遠くの友達も参加できるし。恭香えっ、機械オンチのお母さんが……。本気で言っているのなら、あとでやり方を教えるよ。富子だって、難しそうだけど、できたら楽しそうじゃない。ちょっと心配な友達がいて、元気になってもらいたいのよ。ようぼくの心の定規”会長さんここまでは目標や近況をお聞きしてきましたが、「初心」を思い出すという点で、私たち信仰者にとって欠かせないのが「おかきさげ」です。恭香えっと、聞いたことがあるなあ……。富子おさづけの理を拝戴したときに頂くものよ。そういえば、久しく読んでいませんでした。会長さん「おかきさげ」は、ようぼくの心の定規”とも言えるものですから、ぜひ折にふれて読んでいただきたいのです。それでは、まず一度、読み上げますね。次郎恥ずかしながら、聞いているうちに少し思い出しました。内容のすべてが分かるわけではないのですが、「誠の心」の大切さが印象に残りました。富子教えの大切なポイントが、詰め込まれていますね。「かしもの・かりものの理」に、心の自由、そして、やはり「人を救ける心は真の誠一つの理で、救ける理が救「かる」という部分ですね。恭香それって「情けは人の為ならず」のような意味ですか?人に親切にしていれば、同じように親切にしてもらえるという……..。会長さんそれだと、あくまでも人間同士の話だね。ここで言われているのは神様の「理」の話だよ。人をたすける心は、親神様が必ず受け取ってくださり、必ず返してくださるんだ。富子それは、おさづけを取り次がせていただいていると、よく分かる気がします。たすかってもらえた喜びは本当に大きくて、「本人よりも喜んでいるのでは……」と思えるくらいです。会長さん真剣に願うなか、自然と責任感のようなものも芽生えてきますよね。そういう意味では、よく「自分がたすけられた経験がないから、信仰がつかめていない」と言う人がいますが、人をたすける中で信仰をつかむ方法もあるでしょう。恭香おさづけかあ・・・・・・。友達が病気になっても、なかなか言い出せないんですよね。会長さんまずは、そうやって悩むことが大切なんだよ。そのうち神様が、「いまだよ」という場面を用意してくださるから、日ごろから、その思いを忘れないでね。富子今日のお話を聞いて「信仰って、ありがたくて楽しいものなんだ」と、あらためて思いました。これを機に、もっとワクワクできるような取り組みを考えてみたいです。会長さん私たち人間は「陽気ぐらし」をするために創造されていますから、それぞれに合った、勇める人だすけのかたちがあるはずです。行く年を振り返りながら、自分の興味や関心をおたすけにつなげる方法を考え、来る年は、さらにもう一歩、成人の歩みを進めさせていただきましょう。火と水と風と冬空を見上げていよいよ寒気がやって来た。親里でも、明け方は氷点下に近い日があり、張りつめた空気が肌を刺す。登校前の児童・生徒が本部神殿を訪れるころには、薄雲の向こうに濃い青空が広がる。この季節は光量が少なく、湿度も低いために、空の色が深くなるという。つい肩をすくめ、うつむき加減で歩いてしまうが、たまには顔を上げて空を仰ぎたい。日が沈むと、澄んだ空の彼方に星がきらめく。天候に恵まれれば、冬の大三角形も見ごろとなる。アウトドアには疎いが、里離れた地の星空は、また格別だろう。ところで夜空を見上げる人には、星を数えるタイプと、星座を描くタイプがいるらしい。一つひとつの星のまたたきも親神様のご守護と思えば、指折り数えるのも、つないで意味を見いだすのも、また楽しい。写真を希望する方は、ハガキまたはEメールで「12月6日号「火と水と風と」写真希望」と明記のうえ、住所・氏名・年齢・電話番号を書き添えて下記まで。抽選で10人に六ッ切大の額装写真をお送りします。時報へのご感想や身近な話題も併せてお聞かせください。今号の締め切りは12月19日(消印有効)。【あて先】ハガキ=〒632-8686天理郵便局私書箱30号天理時報「火と水と風と」係Eメール[email protected]おやのことば三ッみなだん/\とせかいからよりきたことならでけてくる「みかぐらうた」八下り目※下段「おやのこころ」参照今週の読みトク資源物回収で車いす寄贈30年3面現代社会の中で、さまざまなかたちで”人”に寄り添う教友を紹介する「ヒューマンストーリー人に寄り添って」。今回は、約30年にわたって、空き缶などの資源物を回収し、その収益で購入した車いすを福祉施設へ寄贈している教友の取り組みを紹介する。おやのこころ豪州から帰国してから5年間、天理教語学院で学ぶ留学生が1年間生活を共にする「海外ふるさと寮」の寮長を兼任していました。寮行事の中で忘れられないのが毎月第3金曜日に勤める「月次祭まなび」です。寮生全員が事前に決められた献饌、祭儀式、おてふり、鳴物の役割を数週間前から練習して臨みます。寮生の中には、おてふりや鳴物を上手にできる者もいれば、全くの初心者もいます。最初の数カ月は不慣れで間違うこともよくありましたが、月を重ね、年が変わるころには、おてふりも鳴物もピタリと合うようになるのです。アジアをはじめ北中南米、アフリカなど世界十数カ国から集まったた、国籍も言語も肌の色も違う三十数人の寮生たちが、教祖のお膝元で教えられた通りに、一手一つにおつとめを勤める。その真剣な姿に毎回、感動を覚えたものです。「三ツみなだんとせかいからよりきたことならでけてくる」祭典後のあいさつで、たびたび次のような話をしました。「今月も素晴らしいおつとめでした。おつとめは世界中で勤められますが、こんなに多くの異なる国の人たちが一堂に会して一手一つに勤めるおつとめは、ほかにありません。まさに教祖の望まれる陽気ぐらしの姿です。この姿をご覧になって、教祖がどれほどお喜びになっていることか……..」おぢばに引き寄せられた留学生たちは、ここで真実を伏せ込んだ後、自国へ戻り、陽気ぐらし世界建設の用材として今日も最前線で活躍しているのです。(あ)12月号(毎月1日発行)定期刊行物案内お母さんには『さんさい』お子さんには『リトルマガジン』!!TAIMOこころ元気に!!プレイバックあの日あの時天理時報創刊90年昭和33年音楽研究会合唱団初の「定期演奏会」62年前の11月30日、天理教音楽研究会合唱団は、第1回定期演奏会を天理教館で開催した。教祖70年祭を機に、真柱継承者(当時)である中山善衞様の発意によって誕生した同会は、この年に満3年目を迎えた。合唱団は週2回の練習日を設け、昭和31年10月には、NHK第一放送の番組『みんなで歌おう』に出演した。当日は善衞様を芯に、50余人が出演。800人の聴衆を前に、混声、男声、女声などの合唱、ピアノ独奏などの多彩なプログラムが披露された。(12月7日号)