天理時報2020年11月22日号1面
She is …あした笑顔が咲くように天理時報創刊90年お道の女性企画vol.3学業、仕事、恋愛、結婚、子育て――。多様化する現代女性の生き方を踏まえ、明日も笑顔になれる喜びを見いだすための、本紙女性スタッフによる特別企画。お道の女性のライフスタイルとは-街角で出あったフムフムなことば焼き芋って、だれかと半分こするとおいしい。ふたつに割った瞬間、湯気がふわーっ。なでしこのティータイム人生の大きな節目となる結婚。昨今の社会の多様化に伴い、結婚の価値観も変化するなか、お道の信仰者はどのように考えているのか。教内の男女100人に実施したアンケートをもとに、本紙編集部員が、吉福多恵子・本部直属濃飛分教会前会長夫人をナビゲーターに迎え談じ合った。テーマ結婚って、実際どうなの?吉福こんにちは。理沙・結衣どうぞよろしくお願いします。今日は男性の意見も聞きたいので、悟さんにも参加してもらいました。悟どうぞ、お手柔らかに。理沙今回は「結婚」をテーマに、お道の未婚・既婚の男女100人に実施したアンケートをもとに話したいと思います。まず、結婚願望については、未婚の人の約8割が「したい」と希望しています(グラフ上)。吉福悟さんは結婚していますね。理沙さんと結衣さんは、自身の結婚についてどう考えていますか?理沙30歳までに結婚したいです(笑)。最近、友人の結婚ラッシュが続いていて、SNSで見るたびに焦りが・・・・・・。結衣いまは恋人はいませんが、趣味があるので一人の時間は充実しています。仕事にもやりがいを感じているし、正直、結婚のことは頭にありませんね。吉福以前は「結婚して一人前」という風潮が強かったのですが、ライフスタイルの多様化が進み、結婚観も変わってきているように感じます。理沙ある一般の調査を見ると、結婚願望のある人が6割、ない人が4割と、編集部の調査よりも低い結果でした。その理由には「恋愛や結婚自体が面倒」「人付き合いが苦手」などが多いようです。吉福インターネットの普及によって簡単にコミュニケーションが取れる半面、人と直接関わるのが苦手な人が増えているのかもしれませんね。結衣ある友人は、両親の離婚が原因で「結婚に希望が持てない」と言っています。家庭環境も関係するのでしょうか。吉福私は里親をしていますが、一般に里子は片親の場合が多く、父親や母親、家庭という感覚がよく分からないことから問題を抱える例があります。そこで里子たちには、温かい家庭を味わってもらえるように心を尽くしています。“見えない世界〟に気づく理沙一方、結婚に前向きな人でも不安はあるようです。特に多かったのは「お金の問題」「自分の時間がなくなる」という回答でした。お金の問題は、生活に直面するので小さくはないですね。悟僕は教会で生まれ育ったこともあって、お金は無いなりに、やっていけるものかなと(笑)。結婚前には「“天に貯金〟をしていれば、なんとかなる」と不安はありませんでした。吉福社会が豊かになるほど、逆にお金の不安は増すものですが、真に求めるべきは心の豊かさです。子供に良い生活をさせたい、いざというときに備えたいという思いはあるでしょうが、周囲に影響され過ぎない鈍感力、も大切です。理沙私は「自分の時間がなくなる」と答えた人が多いことに驚きました。むしろ、一人の時間が苦手なので。悟確かに結婚すると、自分の時間は少なくなるね。だけど、結婚前に「これは「譲れない」と思っていたことが、実はそうでもなかったり、一人の時には想像もしなかった喜びや幸せを感じられたりしているように思う。結婚して価値観が変わったのかもしれないな。結衣へぇ、そんな変化が!きっと、お二人は互いに協力して成長し合える、良きパートナーなんですね。悟時にはけんかもするけれど、良い部分も悪い部分も受けとめながら、どんなときも思いやれる家族の絆、が強くなった気がする理沙アンケートの「結婚相手に求めるもの」という質問では、男女とも「優しさや思「いやりがある人」「何かあったときに話し合える人」が多かったです。結衣うーん。もちろん内面的な魅力は大切だと思うのですが、一生添い遂げる相手となると、何を基準に見極めればいいのか分かりません。吉福「自分で選んでいる」と思うと、分からなくなるものです。理想や不安が大きいのは、視点を変えれば、自分の経験の中だけで考えて、未来が見えたつもりになっているのではないかしら。神様の世界は目に見えないものばかりです。すでに目の前にある、神様からのお与えやメッセージに気づけるような心づくりも大切ですね。第三者の助力が大切理沙なるほど。やはり経験者の言葉は説得力がありますね。では、アンケートの既婚者の意見も見てみましょう。現在の結婚生活について、約9割が「順調・まあ順調」と回答(グラフ下)。その中で、結婚生活で大切なこととして「思いやり」「感謝や思いを言葉にする」「話し合い」が多く見られました。悟僕は感情を表現するのが苦手なタイプなので、結婚するときに「お互いに思ったことは、きちんと言葉で伝えよう」と約束しました。吉福いいですね。ルールを決めるというのは心定めに通じるものがあります。ただ、どうしても二人きりの世界だと風通しが悪くなることがあるので、風穴を開けてくれる〝第三者〟の助力は大切です。私も教会関係者として、その一人でありたいと思っています。また、夫婦が神様に心を向けて、自分たちの関係を客観的に捉えることで、認め合い、歩み寄ることができるでしょう。結衣「結婚して良かった」「成人の大きな節目になる。ぜひ結婚する人が増えてほしい」など、既婚者の前向きな意見により、イメージが少し変わりました。これまで周りの人から、結婚について、あまり良い話を聞かなかったので(笑)。悟確かに。自分たちが結婚や信仰に魅力を感じているのなら、それをしっかりと言葉と姿で伝えていくべきだね。吉福結婚に関しては、それぞれの思いや考えがあると思います。その中で、どんな方も、まずは教会という〝大きな家族〟のつながりの中で、さまざまな人と関わり合いながら、互いの陽気ぐらしのイメージを共有し、実践できたら素晴らしいと思います。[未婚者〕結婚についてどう思いますか?無理にしなくてよい18%必ずしたいできればしたい28%〔既婚者〕現在の結婚生活にあてはまるものは?順調ではないまあ順調26%順調70%おやのことば一ッひろいせかいをうちまわり一せん二せんでたすけゆく※下段「おやのこころ」参照道友社1月23日号と12月6日号を合併合併号のし、12月6日号として発行いたします。お知らせ1月2日号はお休みとなりますので、ご了承ください。みんなのCHEERリーダー西浦正親さんチューリッヒ保険会社CEOチューリッヒ保険会社では、女性管理職比率2郭(全国平均の約2倍)と、女性のキャリア支援に力を入れている。同社の取り組みと思いについて、CEOを務める西浦正親さん(3歳・教会本部ようぼく)に話を聞いた。理想のキャリアを描いて|女性のキャリア支援の取り組みについて、お聞か2016年、現職に就任しました。同年に「FemaleTalentProgram(女性選抜社員育成プログラム)」を立ち上げ、昨年までに約60人が参加してきました。ここでは、幹部や管理職からメンタリングを受けるとともに、スピーチの仕方や部下へのコーチングなどリーダーに必要なスキルを習得します。同じ目標を持つ女性同士のネットワークができることも好評で、実際に管理職員もいます。実は、女性自身の中中に「自分は管理職に向向「いていない」というアアンコンシャス・バイアアス(無意識の偏見)をを持つ人が少なくありません。それを取り除いたうえで、「あなたがキャリアのオーナーだよ」と伝えて、自律的なキャリアを描くよう促しています。たとえ身近にロールモデル(手本となる人物)が目を向けて目標とする女性像を探してみるなど、まずは理想を持つことが大切だと思います。女性スタッフに期待されているのですね。現在は、社として「ダイバーシティ(多様性)&インクルージョン(すべての社員がその価値を認められ、尊重され、まかされていると感じること)」を重視しているので、こうした課題の優先度は非常に高いです。というより、海外では管理職の半数を女性が占めているところもあります。女性の優秀な人材は多いのに、結婚、妊娠、子育てなどでキャリアが閉ざされては、女性のためにも、会社のためにもなりません。ちなみに、男性からの不満は耳にしていません。男性管理職が多い現状で、まずは女性に特化したプログラムを進めています。一方、男女ともに参加することができる「WIN(Women’sInnovationNetwork)」では、女性リーダー育成の促進、働き方やキャリアについての意見交換から社会奉仕活動まで、幅広く展開しています。この9月には、育児のための特別休暇「ペアレンタル・リーブ」を新設し、性別に関係なく柔軟に働ける環境を整えています。こうしたなか、コロナ禍への対応として、5哲の社員が在宅勤務を行う環境でも、普段と変わらない業務をこなすことができました。これは今後、柔軟な働き方を進めるうえで大きな土台になりそうです。身近に女性の管理職がいると、周りの女性にとって励みになりますよね。今後も、誰もが理想のキャリアを実現できる会社を目指しながら、社員と共に成長を続けていきたいです。おやのこころ先日、母の5年祭が勤められました。コロナ禍で遠方の親族らには参拝を控えてもらいましたが、教会長夫人であった母に導かれた信者さんが参拝されました。大教会の役員宅で生まれた母は、終戦直後に「肺結核」を患い、1年余り療養生活を送りました。そんななか、親の信仰によってご守護を頂き、その後、父結婚して教会に入り、以来60余年、夫婦で道の御用に尽くしました。晩年、「人生で一番楽しかったことは何だった?」と尋ねたことがありました。母は「お父さんと二人で単独布教に出たこと」と、うれしそうに答えました。母は出直す直前まで熱心におたすけに携わり、大勢の信者を導きました。母の信仰を支えていたのが“日々の理〟です。身上をお借りしている日々のご恩に報いる「理立て」として、月々のお供えとは別に、小銭を毎日お供えするのです。母は、子供たちはもとより孫たちにも、その大切さを伝えていました。「一ッひろいせかいをうちまわり一せん二せんでたすけゆく」このお歌の「一せん二せん」は、「一洗二洗」「一銭二銭」など、さまざまな解釈があるようです。母は「肺結核」をたすけていただいたとき、日々の生涯の心定めとしたのでしょう。来60余年、コツコツと続け、そのおかげで、50歳まで寿命を延ばしていただき、さまざまなおたすけのうえにご守護を頂くことができたに違いないと、いまさらながら思うのです。明日も小銭をポケットに忍ばせ、本部朝づとめに参拝させていただきます。()みちみと豆道友社定期刊行物定価=210円立教183年12月号秋季大祭神殿講話先人たちに倣い、先を楽しみにいま自分にできるおたすけを内統領宮森与一郎企画特集世界的な事情〟をめぐってパンデミックを思案する上田嘉太郎「世界は鏡」を手がかりに寄稿いま求められる本来的な生き方とその実践澤井義次「世界は鏡」の教義学的考察「天理教教典』をひもとく第25回第七章かしもの・かりものその③井上護夫■「大日記」に見る道のあしあと第5回元治から慶応まで(その一)松田理治きょうだいへのまなざし道と世界の思案第45回「表現の自由」をめぐって永尾教昭ラジオ「天理教の時間」からお道のにいを世の中へ感謝の心で岡本真季東中央大教会柏木庫治柏木大明西森大夢教会長子弟育成幅下大教会テーマ家族円満ラジオ「天理教の時間」毎週土曜か日曜の早朝放送12月の放送予定12月5日6日-第1103回「クソババア、は、愛の言葉」12月12日13日第1104回「10年後、5才の君に伝えたいこと」12月19日20日第1105回「病の中に神様の親心を求めて」12月26日27日第1106回「息苦しさはストレスからだった」☆「神様からの宿題」「聴いて味わうラジオ天理教の時間」https://www.tenrikyo.or.jp/yoboku/radio/