天理時報2020年11月22日号3面
地域で「いまできること」を教区・支部の取り組み新型コロナウイルスの感染拡大により、さまざまな行事・活動が制限されるなか、「いまできること」を考え、実行に移す教区・支部が少なくない。感染拡大の防止対策を講じたうえで実施された、地域の取り組みを紹介する。ネット介して信仰見つめ福岡教区福岡教区(鍋山善嗣教区は「参加者からは『信仰を長)は10月3日、管内の若見つめ直す機会になった』者を対象にしたオンラインなど前向きな感想が寄せら行事「JoyWalk」をれた。ようぼく同士が信仰開催、スタッフを含む2人を深める機会の大切さを再が参加した。「認識した」と話した。これは、平成28年に親里で行われた「後継者講習会」オンライン「成人講座」もの事後丹精の一環として、福岡・門司支部一昨年から独自に実施してきた「JoyTalk」に門司支部(有馬修一支部代わるもの。長)は7日、オンラインの当日はまず、天理駅から「ようぼく成人講座」を開部神殿周辺までを撮影し催、5人が参加した。映像を鑑賞した。同支部では6月に続いて、諸井道隆・山名成人講座を開く予定教会長による講話映像がだったが、新型コロされた。その中で、諸井ナの影響で延期。会長は「人のたすかりを願場を分散させ、オンっておつとめを勤めることラインでも参加できで、その心を親神様にお受る形で実施した。取りいただける。親神様当日は、福門分教私たちに〝陽気づくめの会と博門分教会を会”と”人をたすける心〟場に計3人が参集。持ってほしいと思召されオンライン上には77ている」と語りかけた。人が参加し、「イラ行事を企画した門田治さイラしない子育て」(4歳・福岡分教会長)をテーマとする、天理教里親連盟副委員長の西森律身・加茂谷分教会長の講演映像が流された。有馬支部長(68歳・福筑分教会長)は「初めての試みだったが、皆さんに喜んでもらえたことがうれしかった。今後も機会を見つけて、オンラインでもできる活動を続けていきたい」と語った。(福岡・森中社友情報提供)医療用ガウンを手作り三重・四日市支部三重教区四日市支部(稲垣仁志支部長)は「全教一斉にをいがけデー」が中止になったことを受け、9月28日、医療用のガウン作りを行った。当日は3人が参加し、2時間かけて約50枚を製作し(写真)。今回製作した医療用ガウンは、試作品として、製作方法と支部の連絡先を記した独自のチラシを同封し、四日市市内の医療施設や介護施設へ配布。チラシを通じて医療用ガウンの寄付先を募ったところ、後日、同市内の3カ所の介護施設から要望があり、計100枚を寄贈した。この活動を企画した前田辰之さん(5歳・三重濱分教会長)は、以前から首都圏に住む教友有志らと共に医療用ガウンの製作ひのきしんを続けており、医療・介護施設や市などに計2千枚を寄付している。前田さんは「コロナ禍はいまだ予断を許さない状況が続いている。こうした中で、いまできるひのきしんの一つとして活動を続け、にをいがけにつなげていきたい」と話している。おぢば伏せ込みひのきしん奈良・南奈良支部奈良教区南奈良支部(今井和人支部長)は9日、「おぢば伏せ込みひのきしん」と銘打ち、神苑の除草や落ち葉掃きを実施、38人が参加した(写真)同支部では9月、感染対策を講じたうえで、奈良市内の神社で除草ひのきしんを実施。その後、支部の教友から寄せられた「おばでひのきしんをしたい」との声を受け、今回の伏せ込みひのきしんが実施された。当日、参加者は西礼拝場でおつとめを勤めた後、約1時間にわたり、西境内地で除草や落ち葉掃きを行った。今井支部長(88歳・今福町分教会長)は「家族連れの参加者が多く、和気あいあいと勇んで、ひのきしんをさせていただけた。感染防止対策をしっかりと講じつつ、これからも、教友が勇ませ合える活動を企画していきたい」と語った。第1回「一れつきょうだい」分け隔てなくたすけ合う世界にリレーエッセー「教えのことば」に導かれ松﨑文男東磐分教会長東京の国立療養所「多磨全生園」というハンセン病療養所へ毎月通っている。ハンセン病は、らい菌による感染症だが、感染力は弱く、有効な治療薬もあり、日本での新たな感染者はほとんどいない。しかし、顔や手足の変形、機能障害が残ることから、長く恐れられてきた。一時は、らい予防法という隔離政策によって差別や偏見の対象となり、患者のみならず家族・親戚まで不当な扱いを受けた悲惨な歴史がある。約4年前、ようぼくである入所者の一室に神実様をお祀りした。以来、参拝者の顔ぶれは変わっていったが、いまも講社祭は続いている。現在お祀りしている北高さん(仮名・30代男性)は、77歳で発症。治療を続ける中でお道と出合い、20歳で修養科を修了してすぐに、にをいがけに歩くほどの驚き信仰の持ち主だ。しかし病気が再発し、27歳でやむなく療養所へ。以後、同じ境涯の教友と共に信仰を深め、身体は不自由ながらも感謝の日々を送っている。10年ほど前、「体力が残っているうちに」と、50年ぶりの里帰りに同行した。玄関先に車を止め、車内からしばらく家の様子をうかがった後、家全体が見える高台へ移動してからも感慨深げに眺めていた。当時、長兄が実家に住んでいると聞いていたので、「お会いできるよう、声をかけてきましょうか」と尋ねると、サッと表情が変わり、「いやいや、やめてくれ。自分が生きていることは兄弟しか知らない。もう亡くなったことになっている。死人が会いに行くことはできない」と。会いたくて仕方ない肉親が目前にいても、それは叶わないのだ。軽率な言葉への後悔を忘れることはできない。療養所では高齢化が進み、入所者の平均年齢は50歳を超え、亡くなる方も急増している。北さんのお宅では、24年前から講社祭を勤め、教友の心の拠り所となっているが、やはり高齢を理由に参拝できない方が増えている。ハンセン病への差別や偏見を乗り越え、力強く生き抜いてきた元患者の方々との交流を通して、その揺るがぬ信仰信念と、生かされている喜びを忘れない心に、大いなる勇気を頂いている。一方で、この差別による筆舌に尽くし難い苦しみの歴史を決して忘れてはならないし、二度と繰り返してはいけない。現在のコロナ禍でも、医療従事者や感染者に対する誹謗中傷を耳にする。人と人を隔てる心をなくすのは難しい。意識しなくても知らぬ間に、自分が差別する側に立つことがあるかもしれない。世界中の人間をたすけ上げたいとの親神様の思召を実現する」とのえを観に刻み、互いにたすけ合わねばならない。この最も基本的な生き方が、自分自身の心に治まっているか、実行できているか、いまあらためて自問している。ことばコラム親神様は、人間を創造された「元の神」であり、いまも変わらずご守護くださる「実の神」である。そして人間の親がわが子を思うように、可愛いいっぱいの親心をもって私たちをお導きくださっている、すべての人間の親である。つまり人間は、皮膚の色や風俗・習慣が異なろうとも、親神様を親とする兄弟姉妹といえる。この真実を知った者からたすけ合いを実行し、「一れつきょうだい」の喜びの輪を広げていくことが、陽気ぐらし世界への着実な一歩となる。3年連続全国「金」天理高弦楽部天理高校弦楽部は8日、千葉市の千葉県文化会館で開かれた第9回「日本学校合奏コンクール2020全国大会」(主催=同委員会、後援文化庁ほか)ソロ&アンサンブルコンテスト高等学校の部に出場。3年連続で「金賞」に選ばれ、第2位相当の「千葉県教育長賞」を受けた。演奏したのは、ベートーベン作曲の『弦楽四重奏曲第4番』。代表曲として名高い「運命」と同じハ短調で書かれた弦楽四重奏曲は、この曲のみ。難聴に苦しんだ〝聖”の祈りと慈愛、苦悶、葛藤など、あらゆる感情が織り交ぜられ、完成度・難易度ともに高いとされる。部員たちは、ベートーベンの生きざまをハーモニーに乗せて巧みに表現し、全国出場10校中、第2位となった。なお、9月2日に開かれた同部「定期演奏会」の様子を、天理教ホームページ「信仰している方へ」内の「天理教WEB動画」のコンテンツ「JoyousSounds」で公開中。左記のQRコードからアクセスできる。訃報本部婦人西浦千鶴恵さん11月14日午後3時14分出直された。8歳。山中忠太郎本部員斎主のもと、みたまうつしは16日午後6時から、告別式は777日午前1時から、それぞれ天理市豊田町の第2母屋で執り行われた。【西浦さん略歴】昭和11年7月2日生まれ。天理高校卒業。30年1月31日おさづけの理拝戴。5年本部婦へ。6年御用方室御供所掛。平成2年別席取次人。4年内統領室内儀掛。8年つとめ人衆。25年教祖10年祭準備委員などを務めた。早田晴美さん(そうだ・はるみ=66歳・岡大・東鹿島分教会前会長)10月27日出直された。佐賀教区。村川利さん(むらかわとし=91歳・豊岡大・月山分教会前会長)10月30日衆議院議員さづけの理山崎誠さん衆議院議員の山崎誠さん(5歳・愛昭都分教会所属・横浜市)は10月31日、おさづけの理を拝戴した。青山学院大学大学院国際政治経済学研究科国際ビジネス専攻修士課程修了。民間企業を経て、平成18年に横浜市議会議員補欠選挙で当選した。その後、国政への参画を決意し、2年に任期途中で辞職すると、同年の衆議院議員選挙比例南関東ブロックで初当選。2年に同比例東北ブロックで2期目の当選を果たした。現在は、立憲民主党神奈川県第5区総支部長や環境エネルギー調査会事務局長などを務めている。9年前、前原誠司・衆議院議員(河原町大教会ようぼく)と大内康弘会長に導かれて初席を運んで以来、公務の合間を縫っておぢば帰りを重ねてきた。山崎さんは「今の世上、困っている人や悩みを抱えている人が身近に数多くおられる。国民の皆さまが支え合っていける社会を実現するため、天理で身に付けた教えを胸に、おたすけ心をもって日々公務に努めていきたい」と話した。出直された。大教会准役員、地方委員を務めた。島根教区。齊藤久子さん(2歳・山名大・國一分教会長)10月3日出直された。静岡教区。田邊道廣さん(たなべ・みちひろ=88歳・大江大・阪神分教会前会長)11月1日出直された。大教会准役員、淀川支部副支部長、同祭事部長などを務めた。大阪教区。間瀬忠男さん(8歳・蒲生大・成南分教会長)1月2日出直された。愛知教区。森本英代さん(もりもと・ひでよ=30歳・高安大・牧野分教会長)11月3日出直された。奈良教区。坂元ミノヱさん(さかもと・みのえ=9歳・南阿大・飯豊分教会長)11月4日出直された。福岡教区。松田貞子さん(まつだ・ていこ=88歳・髙岡大・土々呂分教会前会長夫人)11月5日出直された。延岡支部婦人会主任を務めた。宮崎教区。田辺公教さん(たなべ・きみのり=38歳・玉島大・琴輝分教会長)1月5日出直された。岡山教区。深水三郎さん(ふかみ・さぶろう=68歳・本部直属浪華分・弘道誠華分教会長)11月9日出直された。熊本教区。窪田登志子さん(くぼたとしこ=5歳・高知大・清明分教会長代務者)11月9日出直された。愛媛教区。松原透さん(15歳・南大・南竜田分教会前会長)11月10日出直された。本部詰員、大教会役員、少年会南団団長、大教会縦の伝道部長、同会計部長を務めた。奈良教区。陽気ぐらしのヒント人生相談義母が生活に口を出してくる3年前に結婚し、夫婦二人で生活しています。最近、近所で暮らす義母が私たちの生活に口を出すようになりました。「普段は何を食べているの?」「あれは便利だから買いなさい」など、頻繁に連絡が入ります。親切心はありがたいのですが、正直言って、義母と会うことに苦痛を感じています。なるべく干渉してほしくないと伝えるには、どうすればいいでしょうか。(20代女性)いわゆる嫁姑問題ですね。家族ですから、義母の干渉を完全に断るのは難しいと思います。ご主人や実家の母親と相談したうえで判断することをお勧めします。ここでは、この問題を信仰的に考えてみます。「おふでさき」に「をやこでもふうのなかもきよたいもみなめへ(に心ちがうで」(五号8)とあるように、親子や夫婦であっても心はそれぞれ異なり、人間関係が思うようにいかないときは、悩み苦しみます。その解決策として、親神様は知恵と言葉をお仕込みになったのだと思います。互いに知恵を絞り、思いやりの言葉を尽くすことで、陽気ぐらしへの人間関係を築いてもらいたいと願っておられます。また、「おさしづ」には、「皆夫婦と成るもんねん、親子と成るもんねん。どうでもこうでもいんねん無くして成らるものやない」(明治3年3月26日)とあります。親神様の深い思惑があって、夫婦や親子になるのです。さらに、「親に孝心、夫に貞女、世界の事情、どうでもこれを分けねばならん」(明治2年1月13日)とも教えられています。あなたにとって義母は人生の先輩であり、ご主人を育ててくれた親でもあります。義母に孝行し、ご主人に寄り添うことが、結果として夫婦の幸せにつながり、子や孫へと続く幸せの種になるのです。義母とあなたは、年齢も育った環境も違うのですから、異文化交流と考えながら少しずつ歩み寄っていきましょう。また将来、子供を授かれば、嫁姑の関係も変わっていきます。どうしても義母とのやりとりにストレスが溜まるときは、ご主人に、義母との関わり方を聞いてみるのもいいでし最後に、おつとめを通じて日々お礼を申し上げてください。また、近くの教会へ足を運び、教友に悩みを相談し、意見を求めることで、陽気ぐらしのヒントが得られると思います。回答者平澤勇一磐城平大教会長福島教区長身上・事情などに関する悩みをお寄せください。個人情報は厳守いたします。●宛先=〒632‐8686 天理郵便局私書箱30号天理時報「人生相談」係●ファクス=0743‐62‐0290 ●Eメール[email protected]生きる言葉天理教教祖の教え日めくり「稿本天理教教祖伝逸話篇」から好評につき第2弾!『生きる言葉―天理教教祖の教え』(道友社文庫)のなかから3篇を掲載。教祖を身近に、日々の生活に勇み心を。1月25日発売第1弾も好評発売中両方に使えます定価本体700円+税サイズ=255×148mm道友社Webストアhttps://doyusha.net座右のおふでさきとのよふな事をするのも月日にわたすけたいとの一ちよはかりで(十二号7)河野真一西野海分教会前会長コロナ禍の混乱の中も人だすけの思案と実動へいま世界は、コロナ禍によって大変な状況に置かれている。これからの季節、国内での感染の再拡大が懸念される。この混乱の中にあっても人をたすける努力を怠らないことが、私たちお道の者にとって親神様・教祖に一番お喜びいただける道であると思う。先般、私どもの教会役員が身上を患った。彼の奥さんから連絡を受けて向かうと、当人は腹部の強烈な痛みに苦悶の表情を浮かべていた。おさづけを取り次ぐと、痛みが少し和らいだようだった。かかりつけの病院で診てもらうと「尿路結石の疑い」とのこと。日を改めて専門の病院を受診すると、やはり結石で、医師は「腎臓がかなり腫れている」と告げた。その日の教会タブとめ後、身上平癒のお願いづとめを勤めた。当の本人はもちろん、信者の皆さん方にも集まってもらい、マスク着用、ソーシャルディスタンスを保ちながら、座りづとめと十二下りてをどりを全員で勤めた。それから、おさづけを取り次ぐと、彼は「痛みが下のほうへ移動しているような気がする」と言った。翌日、再び受診すると、医師は不思議そうに「腎臓の腫れも、結石も無くなっている」と。本人もまた、どのタイミングで石が体外へ出たのか分からず、医師に言われて痛みがないことに気づいたという。あまりに鮮やかなご守護に、信者の皆さん方もわが事のように喜んでくださった。コロナ禍の暮らしでは、喜び勇めない日も多々ある。しかし、ただ待っていても何も変わらない。どんな難儀な中も、自分にできる人だすけをそれぞれ思案し、実動に移していかねばならない。親神様・教祖にお喜びいただくご恩報じの道に向かって、一日生涯を胸に精いっぱいつとめきることが、いまの私たちにできる親孝行ではないだろうか。