小1の息子に習い事をさせたがる妻 – 人生相談
Q. 妻との教育観の違いに悩んでいます。妻は小学1年生の息子に、いまから何か習い事をさせたいと言うのですが、私はいずれ息子が興味を持ったことをさせればいいと思うのです。どのように意見を擦り合わせればいいでしょうか。(40代男性)
A. 国内では、4歳までの子供の約7割が習い事を始めるという調査結果があります。
習い事のメリットには、子供は6歳まで脳の発達が著しいため、高い学習効果が期待できるということがあります。特に、感覚的な要素が強いスポーツや音楽などは、より効果的です。スキルの習得がその後の人生に生かされ、豊かな生活が送れる可能性も高まります。
一方、デメリットには、出費や時間、子供の心の負担があります。
もし出費や時間に問題がなければ、心の負担に焦点を当て、夫婦で話し合ってみてはどうでしょう。また、定期的(学期ごとくらい)に習い事について、子供の意見に耳を傾ける機会を持つことも大切です。
これは私の経験ですが、物事の習得には、親神様のお連れ通りを頂くことが大切だと思います。私は学生時代、ラグビーの全国大会常連校でプレーし、30歳を過ぎてから始めた油絵では、20年近くかかってプロになることができました。これは、自分の願いや意思を超えた不思議な機会や人との巡り合わせによるものだと思います。
時は教祖140年祭三年千日の始まりです。この旬に、習い事とともに、息子さんが生涯にわたって親神様にお導きいただける徳をどのように積むかを、夫婦で談じ合ってみてはいかがでしょうか。
回答者:堀健一(家庭支援プログラムアドバイザー・晃栄理布教所長)