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リポート三年千日 一手一つに成人の歩みを – 第1回 地域の取り組み(大阪教区)


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教祖140年祭へ向かう年祭活動がスタートした。既報の通り、2022年の「諭達第四号」の発布を受け、現在、直属教会や海外拠点への「本部巡教」が順次実施されている。また、すでに本部巡教を受けた直属教会では「全教会一斉巡教」がスタート。各地の教会でも教会長を先頭に、ようぼく・信者が仕切ってたすけ一条の歩みを進めている。一方、教区・支部においても、具体的な目標を定めて連日実動するなど、“横のつながり”を生かして独自の活動に取り組んでいる。三年千日の“躍動の旬”に、全教のようぼくが一手一つに成人の歩みを目指す――。この年祭企画では、教祖のひながたを目標に、各地で繰り広げられる三年千日の動きを随時リポートしていく。

(「リポート三年千日」取材班)

難波の地で「1000日神名流し」

「1000日神名流し」を打ち出した大阪教区布教部。管内の教友たちは、繁華な難波駅前で神名流しや路傍講演、リーフレット配りに勤しんだ(3日)

「なむ天理王命」

3日午前10時。寒風吹きつける大阪・難波駅前に、教友たちの熱気のこもった歌声が響く。

大阪教区布教部(木村信也部長)は、教祖140年祭へ向かう三年千日活動として「1000日神名流し」と銘打った布教活動を展開している。

これは、立教185年10月27日から立教189年1月25日までの期間、同教区管内の教友が1カ所に集い、にをいがけ実動するというもの。昨年の秋季大祭での「諭達第四号」発布後、すぐにスタートが切れるよう、2022年8月の布教部会議の席上で実施を決定した。

10、11の両月は布教部常任委員が中心となって活動。その後、管内のようぼく・信者に実動を促すなか、徐々に参加者が増えているという。各支部・教会の代表者がグループLINEで実施予定日を共有して活動を継続し、多い日には20人ほどが参加している。

大阪教区の教友たちは、繁華街を行き交う人々にリーフレットを手渡した(3日、大阪市内で)

活動開始から100日目を迎えた3日。管内の教会長やようぼく、布教の家「大阪寮」の寮生ら17人が参集した。全員で「よろづよ八首」を奉唱した後、教会長らが路傍講演に立つ。さらに、周辺でリーフレット配りを行い、道行く人たちに声をかけた。

こうした活動を続けるなか、通行人から「もっと詳しく教えを知りたい」と申し出を受けたことをきっかけに、修養科へ誘ったケースも、すでに出てきているという。

木村布教部長(49歳・北大教会長)は「布教部常任委員が中心となって活動するなか、有り難いことに、多くの参加者を得ている。この活動を機に“年祭活動の輪”が広がり、管内のにをいがけ・おたすけの機運を高めていきたい」と話す。