本田なおか(49歳・奈良県香芝市)
教友のAさんとは、教祖130年祭活動の旬に、にをいがけを通じて知り合いました。
2022年10月、所属教会の秋季大祭と、毎年Aさんが家族総出で行っている稲刈りの日程が重なってしまいました。Aさんは、どちらを選ぶか迷った末、私がたびたび伝えてきた「教会につながることの大切さ」について思案し、参拝することを決めてくれました。
しかし大祭当日、教会には浮かない顔をしたAさんの姿が。話を聞くと、自分だけ稲刈りを手伝わなかったことに負い目を感じているようでした。祭典後、家に帰るのが気まずいと、ため息をつくAさんに、私は「大丈夫、親神様はちゃんと見てくださっているからね。必ず働いてくださるよ」と声をかけました。
後日、Aさんに会って話を聞くと、なんと家族の仕事の都合で稲刈りが急遽延期になり、日を改めて行うことになったので、Aさんも参加できたとのこと。不思議なお計らいに、親神様は常に温かい親心をおかけくださっていると、あらためて感じました。
先ごろ、教祖140年祭への三年千日がスタートしました。Aさんにとって初めての年祭活動。お互いに成人させてもらえるよう、勇んで通りたいと思います。