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リポート三年千日 一手一つに成人の歩みを – 第2回 支部単位で実動


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地域で力合わせ年祭活動を推進

教祖140年祭へ向かう三年千日活動がスタートして1カ月が過ぎた。この「リポート三年千日」では、心の成人を期して、にをいがけ・おたすけに励む教友の姿を追う。第2回は、支部単位で実動する教友の取り組みを紹介する。

管内全21駅でにをいがけ – 千葉・松戸支部

松戸支部の教友は幟を手に、道行く人たちに教えの一端を伝えた(1月9日、松戸駅前で)

千葉県松戸市にある松戸駅周辺には商業施設が立ち並び、昼夜を問わず多くの人々が行き交う。年の改まった1月9日、同駅前には、溌溂とした声で道行く人に話しかける4人の教友の姿があった。

千葉教区松戸支部(椿教明支部長)では長年、常時活動の一環として、同駅を拠点に路傍講演などを実施。ところが、昨今のコロナ禍の影響により、にをいがけをはじめとする支部活動の中止を余儀なくされた。

こうしたなか、昨年の支部例会の席上、教祖140年祭へ向かう三年千日に、仕切って世の人々に教えを伝え広めようという声が上がる。話し合いを重ねた末、これまでの活動の幅を広げ、市内全21駅を拠点に実動する「松戸市内全駅制覇にをいがけ」と銘打った活動を展開することを決めた。

当日、松戸駅に集合した教友らは遙拝後、路傍講演や神名流し、リーフレット配りなどに取り組んだ。今後、拠点を毎月変えながら活動を続けていく予定だ。

椿支部長(57歳・神田分教会長)は「年祭へ向けて、管内の教友には、それぞれできることから始めようと声をかけている。進んでは『市内全駅制覇にをいがけ』を通して、明るく楽しく、管内一丸となって年祭活動に励みたい」と意気込みを語った。

長年の“伝統”生かしつつ – 茨城・古河支部

古河支部では、JR古河駅周辺での清掃ひのきしんに加えて、にをいがけにも取り組んでいる

2022年12月28日、茨城教区古河支部(田宮城司支部長)の教友8人は、JR古河駅前で路傍講演とリーフレット配りを実施。併せて、駅周辺の清掃ひのきしんを行った。

半世紀以上も前から、同駅前で除草やごみ拾いなどを続けている同支部。昭和47年には日本国有鉄道東京北鉄道管理局(当時)から感謝状を贈られるなど、地域に根差した活動として定着している。清掃ひのきしんは毎月第2土曜の早朝に実施。現在は少年会員も参加するなど、家族ぐるみの活動になっている。

毎月、同駅前でにをいがけも行っている同支部。年祭へ向けては、茨城教区が掲げる「教祖におよろこび頂ける実動を!!」のスローガンのもと、常時活動をより活発に推し進めるべく、管内の教会長らが中心となって、ようぼくの積極的な参加を促している。

年明けの1月14日には、同駅周辺で12人が清掃ひのきしんに励んだ。

田宮支部長(58歳・東筑波分教会長)は、「茨城教区は現在、支部を中心とした活動を推進している。まずは教会長が先頭に立ち、教友一人ひとりの実動を後押ししていきたい」と抱負を述べた。

ひのきしんと路傍講演軸に – 神奈川・南支部

ごみ拾いや草抜きに汗を流す南支部の教友たち(2月4日、「芹が谷やまゆり園」で)

神奈川教区南支部(宇惠淳嗣支部長)は現在、教祖140年祭活動の取り組みとして、清掃ひのきしんと路傍講演を毎月実施している。

同支部では、2020年から障害者支援施設の「芹が谷やまゆり園」を会場に、清掃ひのきしんを定期的に継続。コロナ禍の影響で一時中止を余儀なくされたものの、先ごろ、年祭へ向けて同園での清掃ひのきしんを再開するとともに、路傍講演を毎月行うことを新たに定めた。

仕切り直しの活動日となった2月4日、教会長やようぼくら26人が清掃ひのきしんに参加。園内の庭で、ごみ拾いや草抜きなどに取り組んだ。

また9日には、京急弘明寺駅前で路傍講演を実施、7人が参加した。今後は支部の例会などを通じて、管内の教友へ広く参加を呼びかけていく。

宇惠支部長(52歳・濱分教会長)は「身近な人へのにをいがけを常に意識しつつ、ひのきしんと路傍講演を軸に、支部一体となって年祭活動を盛り上げていければ」と話した。