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リポート三年千日 一手一つに成人の歩みを – 第3回 直属の取り組み


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教会を挙げてたすけ一条へ

「諭達第四号」に込められた精神と年祭活動の意義を周知徹底していく「全教会一斉巡教」が現在、各地で行われている。各直属教会は、教祖140年祭活動の方針を定め、教会を挙げてたすけ一条の歩みを推し進めている。ここでは、直属教会の取り組みを紹介する。

ひながたを思案し実動 – 西成大教会

西成大教会につながる教友10人は、教会前で「よろづよ八首」を奉唱した(2月22日)

「なむ天理王命」

2月22日。晴天のもと、大阪府東大阪市の西成大教会(中尾博明会長)前では、大教会につながる教友有志が「よろづよ八首」を奉唱していた。

同大教会では、教祖140年祭へ向かう三年千日の活動方針として「教祖のひながたを常に心に 教祖の教えを精いっぱい実践しよう――教祖ならどうなさる」を掲げている。

これを受け、同大教会布教部(山田幸一部長)は、毎月22日の月次祭祭典後に近鉄若江岩田駅周辺での神名流しと、大教会前での路傍講演、毎月25日に本部神苑での「おやさとひのきしん」を実施することを決定した。

初の実動となった2月22日、教友有志10人が近鉄若江岩田駅周辺で神名を流した後、大教会前で路傍講演を行い、「よろづよ八首」を奉唱した。また、本部月次祭の前日には、親里での伏せ込みひのきしんに勤しんだ。

山田部長は「活動方針にある通り、どんな状況でも“教祖ならどうなさるか”と思案して実動し、140年祭を迎えたときに、大教会につながる教友のさらに活気に満ちた姿を教祖にご覧いただきたい」と語った。

一斉に“できること”を – 朝倉大教会

“自分たちにできること”を各地で一手一つに実動しよう――。

3月31日、朝倉大教会(内田孝雄会長・福岡県朝倉市)につながるようぼく・信者が、にをいがけ・おたすけ、ひのきしんなど一斉に実動した。

これは、かねて同大教会が「朝倉一斉ようぼく実動日――今、私たちにできること!コロナに負けず実動しよう」と銘打ち、年3回実施しているもの。同大教会では、三年千日の活動方針として「日々の徳積みに励みたすかる喜びを広げよう」を掲げ、「朝倉一斉ようぼく実動日」の回数を年5回に増やすことを決めた。

年祭活動として初の実施となった3月31日、同大教会の会場には20人が参集。養徳社が運営するYouTubeチャンネル「陽気チャンネル」の動画を視聴したうえで、ねりあいの時間を持ち、三年千日の実動に弾みをつけた。

一方、各地の部内教会も同日、にをいがけやひのきしん、教理勉強会などをそれぞれ実施した。

河野好昭・同大教会布教部長は「『朝倉一斉ようぼく実動日』を通じて、家庭や職場などそれぞれの場所で少しでもにをいがけ・おたすけにつながる実動をしてもらえれば。今後は、にをいがけに重点を置いた活動をさらに推し進められるよう、計画を練っていく」と語った。