立教185年 三会の活動方針発表
一手一つに実動の歩みを
春季大祭を挟む1月25日から27日にかけて、婦人会、青年会、少年会は今年初の会合を開き、それぞれの活動方針などを発表した。各会の活動を牽引する関係者たちは、4年後の教祖140年祭を見据えて、一手一つに実動の歩みを進めることを誓った。
こまやかな丹精を心がけ – 少年会
少年会(西田伊作委員長)の年頭幹部会は1月27日、本部第2食堂で開かれ、直属・教区団の団長らが参集した。
今年の活動方針は、昨年に引き続き「日々に陽気ぐらしを実践し、その喜びを子供たちに伝えよう」。重点項目は「子供と一緒に教会へ参拝しましょう」「子供と一緒にひのきしんをしましょう――地域や教会でひのきしんの輪を広げよう」「『さんさい』『リトルマガジン』『みちのこ日めくり』などの教材を活用しましょう」の3項目を挙げている。
年頭幹部会の席上、あいさつに立った西田委員長は、この2年間は例年通りの活動が難しかったが、一方で日ごろからの身近な信仰実践や、こまやかな丹精を心がけるなど、縦の伝道の軸となる大切なところに立ち返ることができた、と話した。
続いて、重点項目について話を進め、「子供と一緒に教会へ参拝することは、ぢばに心をつなぎ、陽気ぐらしの空気を肌で感じる大切な機会になる」「ひのきしんを、私たち育成会員が、子供と一緒に明るく勇んだ心で行うことが肝心である」「子供を集めた活動が難しい現状だからこそ、教材を活用した丹精に努めたい」などと述べた(こちらの広告参照)。
ひのきしんを推進
この後、「少年ひのきしん隊」が結成50周年を迎えたことを踏まえ、地域でのひのきしんの推進と内容の充実に取り組みたいと強調。4月の「全教一斉ひのきしんデー」を地域でのひのきしん活動の定着に向けて弾みをつける機会とし、7、8の両月は全支部ひのきしん強調月と定め、すべての支部でひのきしんに励むよう呼びかけていきたいと話した。
そのうえで、今年も「こどもおぢばがえり」は開催されないが、夏におぢばで少年ひのきしん隊本部練成会の実施を計画していること、昨年同様に「夏休みこどもひのきしん」を提唱し、7月26日から8月28日まで親里にひのきしんセンターを設けることなどを発表した。
最後に西田委員長は「この一年は、子供へのこまやかな丹精を心がけながら、昨年よりは今年と、与えられた状況の中でより推進できるよう、子供たちの育成・丹精のうえに勇んで取り組ませていただきたい」と語った。
この後、少年会本部相談役の深谷善太郎・本部員が登壇し、信仰を次代に伝える役割を一手一つに全うしようと呼びかけた。
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なお、年頭幹部会後に1月の団長会が開かれ、今夏に特別企画「鼓笛お供演奏」、特別企画「鼓笛オンパレード」を実施する旨も発表された。
元をたずね実動につなげて – 婦人会
婦人会は1月27日、「支部長・主任講習会」を東講堂で開催。直属教会支部長、教区主任らが参集した。
今年の成人目標は、これまでと同様に「ひながたをたどり 陽気ぐらしの台となりましょう」。活動方針には「元をたずね ご恩報じの日々を」を掲げている。
ご恩報じの道を共に
講習会の席上、中山はるえ婦人会長があいさつに立ち、4年後に教祖140年祭を迎えることを踏まえたうえで、活動方針の「元をたずね」に言及。親神様の元なる思召にふれ、陽気ぐらし世界実現のためには、お道の信仰を一名一人で終わらせていいはずはないとして、自分だけや道につながった人々だけに留まるのではなく、その子や孫へ信念をもって教えを伝え、導いていかなければならないと話された。
さらに、信念をもって道を歩むうえで、親神様・教祖の御心と、初代や先人の通られた苦労の道を学ぶ努力が欠かせないと指摘。元をたずね、どのように道を通らせていただくのかを、しっかりと思案しなければならないと述べられた。
この後、先人が厳しい状況の中も心を定めて通り抜かれた史実にふれ、コロナ禍においても心を定めて動かせていただくことが大前提となると強調。「いまの状況の中で精いっぱい動ける形をなんとか見つけ出し、親神様の思いに沿わせていただく。その実動につなげていかなければならない」と話された。
最後に中山婦人会長は「三年千日につなげていけるように、今年1年、勇んでご恩報じの道を共に歩ませていただきたい」と呼びかけられた。
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なお、今年も4月19日に本部中庭で「婦人会総会」を開催。式典終了後の記念行事は行わない。
また、11月27日には「女子青年大会」が本部中庭で行われる。
このほか、母親講座や各種講習会なども、新型コロナの感染状況を考慮しながら例年通り実施する予定。
今こそ教えの台に立ち返り – 青年会
青年会(矢追雄蔵委員長)は1月25日、陽気ホールで例会を開催。直属分会委員長や教区青年会委員長、実行部員らが参集した。
今年の基本方針は、昨年に引き続き「世界たすけへの挑戦」。活動方針に「かしもの・かりものの教えを治める」「自分にできるおたすけに動き出す」を掲げている。
信仰を語り合う場を
例会の席上、あいさつに立たれた中山大亮青年会長は、基本方針と活動方針を推し進めるためのポイントに言及。「自らをさらけ出すことによって、人と人との距離がぐっと縮まる。信仰者として教えを深めていく、また、おたすけに動いていくことの両面において、自分自身が“裸になること”が大切」と述べられた。
そのうえで、二つの活動方針を踏まえ、「青年会員同士が共に信仰を語り合い、教えを深めていく場をつくっていきたい」「おたすけは相手の悩みを聞くところから始まる。自分をさらけ出すからこそ相手が悩みを言いやすくなり、そこに信頼関係が生まれていくのではないか」と話された。
最後に中山青年会長は、いまだコロナ禍が続くなか、大きな節を見せられている今だからこそ、原点回帰を図るべきだとして、「教えの台である『かしもの・かりもの』の教えに立ち返り、お互い本音で語り合って心に治めていく動きを共に増やし、大きくしていきたい」と、話を締めくくられた。
この後、矢追委員長が登壇。「かしもの・かりもの」の教えを治めていく一助として、青年会のホームページ上にダウンロード式のテキストを作成した旨を報告。「分会や教区青年会はもちろん、各地の教会で活用してほしい」と促した。