天理大と市が連携 トンガ王国支援へ
天理大学(永尾教昭学長)は現在、1月15日に発生したトンガ沖大規模噴火によって被災したトンガ王国への支援を目的として、天理市と共同で「トンガ王国 災害支援募金」を実施している。
トンガ王国とは、ラグビーを通じて深いつながりを持つ天理大。現役学生4人を含め、これまでに11人の留学生が同大に在籍しており、昨年度の「全国大学ラグビーフットボール選手権大会」の初優勝にも彼ら留学生が大きく貢献している。
こうした背景のもと、同大は2月2日から3月15日にかけて支援金を募ることを決定。また、天理市がすでにトンガへの募金活動を始めていたことから、これを“地域連携”の活動として拡大するべく、共同実施を要請。現在「天理大学災害支援募金」として開設した振込口座を、天理大と天理市のホームページやSNSに掲載し、広く募金を呼びかけている。
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トンガ出身の最初の天理大留学生であり、現在、母校の日本航空高校石川でラグビー部監督を務めているシアオシ・マアフ・ナイさん(32歳)は「現地では、家族と連絡が取りづらくなったり、屋根上の雨水を貯めるタンクに火山灰が降り積もって、生活用水に影響が出たりしていると聞く。大学時代を過ごした“第二の故郷”である天理の皆さんの心づかいに感謝するとともに、一日も早くトンガの人たちが元の生活に戻れるよう願っている」と語った。
なお、天理大学では本館(研究棟)1階ロビーに、天理市では庁舎1階ロビーに募金箱を設置している。
問い合わせ先や募金口座などの詳細は、下記URLから確認できる。
https://www.tenri-u.ac.jp/topics/q3tncs000023c9bj.html