天理時報オンライン

平日でも手がそろう月次祭を目指し


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村田博親(筑東分教会長・60歳 東京都板橋区)

父である前会長の身上から、11年勤めた仕事を辞め、14年前に会長を継ぎました。

教祖百三十年祭の前には、4人の信者さんが重い身上になられ、お願いづとめを勤め、おさづけに通いましたが、年祭の前後に相次いで出直されました。教祖年祭の旬は、よふぼく・信者めいめいに、そして教会長はそれ以上に、成人を求められると感じました。

会長に就任する4年前、郡山大教会布教実修所助手の御用を頂きました。前期実修生が、三座のお願いづとめを勤めて脚の不自由な方におさづけを取り次ぎ、歩けるご守護を頂いたと聞き、それ以来、私も勤めています。三座のおつとめにより、遠方の信者さんが不思議なたすけを頂かれ、講社が誕生しました。

また、幼少時、体の弱かった前会長が、身上壮健のご守護を願って始めた、朝づとめ後の清掃ひのきしんも、教会の心定めとして毎日約1時間、いまも続けており、近所の方が掃除道具をお供えしてくださるようになりました。

教祖百四十年祭に向けて何を心定めしようかと思案していたとき、本部巡教の講話のエピソードが心に響き、私どもの教会でも年祭までに、平日でもおつとめの手がそろう月次祭を目指そうと心に決めました。そのころ、よく立ち寄る神具店に行くと、「お持ち帰り自由」のワゴンに、「神名流しのお供にどうぞ」とシールが貼られた拍子木が1対残っていたので、ありがたく頂戴しました。

実は先日、教会の近くの雑貨店に強盗が入りました。リーフレットを配っている地域でこのような事件が起きたことにショックを受け、親神様・教祖に守っていただけるだけのつとめをしなければと思いました。拍子木のシールは親神様からのメッセージと悟り、妻と共に夕づとめ後、幹線道路から駅前商店街にかけて、地域安全のご守護と、平日の月次祭の手がそろうご守護を頂く理づくりとして、神名流しをしています。

三年千日が始まった1月、12年ぶりに講社が誕生しました。講元は、こどもおぢばがえりへの参加から約20年、丹精させていただいた方です。

「信者子弟は未信者」。教友から聞いた言葉です。教会につながるすべての信者子弟には、人生の大きな節目である結婚までに、自宅に神実様を祀ってもらい、共に講社祭を勤めようと決意しています。今後も神様にお鎮まりいただくことに心を尽くしたいと思います。