第15期読者モニターアンケート企画 – 第3回「にをいがけ」について
ようぼくが信仰生活を送るうえで感じる素朴な疑問や悩みについて、編集部が独自の調査を実施。このコーナーでは、さまざまな疑問や身近な悩みについて、読者モニターたちが自身の体験や考えを交えながら共に解決への糸口を探していく。第3回は、「にをいがけ」に関する疑問・悩みについての“つながりTalk”を紙上紹介する。
Q. 宗教に批判的な親友が長年、親子関係に悩んでいます。神様にお願いすることや、お道の考え方を少しでも伝えられたらと思うのですが、「拒絶されるのではないか」という不安が募り、話を切り出せません。(30代女性・主婦)
あなた自身が心明るく楽しく過ごして、親友に自然体で接してください。親神様・教祖のお望みくださる“陽気”を、あなた自身が体現し、親友を心から喜ばせてあげるのです。すると、あなたのにをいが自然と伝わり、親友の心の向きも少しずつ変わっていくはずです。
島川ヒロ子(71歳・本愛岳分教会岳島布教所ようぼく・長野県小諸市)
相手の話をしっかりと聴いたうえで、あなた自身がたすかった話や、日常の中でありがたいと感じたことなどを、さりげなく伝えてみてください。そして、教会に参拝し、親神様・教祖に親友の幸せを祈らせていただきましょう。
飯田ひとみ(62歳・市川分教会教人・兵庫県姫路市)
妻が未信仰だったため、自宅でのおつとめを長年一人で続けていました。そんななか7年前、私の身上をきっかけに、妻のほうから「別席を運びたい」と言ってくれたのです。私が毎日おつとめを勤める姿から、自然とお道のにをいを感じてくれたのだと思います。やはり、自らの信仰を日々の態度で示していくことが肝心だと思います。
大塚徹(64歳・櫻地分教会ようぼく・奈良県香芝市)
「相手を変えよう」と思うときほど、期待する反応が返ってこないことが多いように感じます。結果を急ぐあまり、ご自身の心を曇らせてしまうのはよくありません。いまは親友の心に寄り添って、見守り続けるのも一つの方法ではないでしょうか。
宮沢星人(24歳・志津川分教会ようぼく・大阪市)
こんな時こそ教会へ足を運び、たすけたい人のために祈る。そして、ようぼくとしてできることを模索する姿勢が大切です。そのうえで、所属の会長さんにアドバイスを頂きながら、親友と向き合ってみては。
田岡利依(44歳・東三分教会ようぼく・天理市)
Q. 引っ込み思案な性格のため、にをいがけに苦手意識があります。一方で、一人のようぼくとして、教えを伝えて、おたすけができるようになりたいと思っています。(20代男性・会社員)
相手の心と体の状態を確かめるために、顔色や声色、全体の雰囲気をしっかり見て、「元気?」「何か心配事があるの?」「いつも明るく接してくれて、ありがとう!」など、相手のたすかりを考えて声をかけることを意識してみてください。あいさつ一つとっても、日常の場面でできるにをいがけは無数にあると思います。
山本健児(54歳・神加分教会ようぼく・神戸市)
私事ですが、親しくなった人には「私は天理教を信仰しています」と、さりげなく伝えるようにしています。そして、次の機会にリーフレットなどを手渡すようにしています。
笠田勝幸(71歳・愛昭分教会ようぼく・名古屋市)
にをいがけは布教師や教会の人だけがするものではありません。にをいとは、その人が醸し出す雰囲気や人柄であり、そのにをいを感じた周りの人が「なるほど」と思うのです。『稿本天理教教祖伝逸話篇』を開いてみてください。きっとヒントが見つかりますよ。
堀田利行(75歳・大名分教会前会長・名古屋市)
頭で分かっていてもなかなか行動に移せないときは、決して無理をせず、小さな行動を起こすことを心がけましょう。すると、次の行動にも自然とつながりやすくなるものです。小さなアクションを見つけ、コツコツと続けて自信をつけていきましょう。
小長谷啓太(45歳・華越一分教会ようぼく・名古屋市)
私も、にをいがけの一歩を踏み出すまでに時間がかかりましたが、日ごろからにをいがけに歩いている教友と一緒に実動を繰り返すうち、自然と恥ずかしさはなくなりました。思いきって、周りの教友を頼ってみては。
田中一慶(35歳・美濃福富分教会長後継者・岐阜市)
未信仰の人へのにをいがけに
『すきっと』vol.37
「すきっとした気分で暮らすために」をコンセプトに、未信仰の人へのにをいがけ、入信間もない人への丹精の一助として活用されているインタビュームック『すきっと』(道友社刊)。
まだお道を知らない“気になるあの人”に、一冊プレゼントしてみては。
『すきっと』ウェブページ
http://www.tenrikyo.or.jp/yoboku/skitto/
信仰生活を送るうえで浮かんでくる素朴な疑問や悩みを募集しています。詳細はこちらから。
読者投稿スナップ – おやさとMemories
お節会で“一日お爺ちゃん”
4年前、近所の仲良し姉妹を連れて本部お節会に参加したときの写真です。二人とも「出汁や水菜が美味しい」と、とても喜んでいました。子供がいない私にとって、“一日お爺ちゃん”を味わえた温かな思い出です。
中村盛彌(74歳・大成分教会大中布教所長・東大阪市)
読者の投稿作品をご覧いただけます。また、思い出の写真を募集しています。詳細はこちらから。
参拝する家族の姿に心が温まり
髙橋ひろみ(52歳・船三咲分教会教人・天理市)
本部神殿では、親子で参拝しているご家族をよく見かける。まだ足がおぼつかないお子さんは、親の心配をよそに礼拝場や回廊を楽しそうに走り回り、その後ろをお父さんお母さんがオロオロついていく。その姿に、つい笑顔になってしまう。また、親御さんが「こっちだよ」と手招きしてお子さんを呼んでいる姿もよく見かける。
そんな親子を眺めていると、親神様・教祖も、私たちを「こっちだよ」と導いてくださっているのだろうと思い、温かな気持ちが胸いっぱいに広がるのだ。
身の周りで心が“ほっこり”したエピソードを募集しています。詳細はこちらから。