古川義一(83歳・北海道余市町)
毎週『天理時報』を楽しみに読ませてもらうとともに、記事の書写を習慣にしている。書写を始めたのは、かつて連載されていたお気に入りのコラム「和楽」がきっかけだ。
40年近く書道にたしなんできた経験から、あるとき、ふと「和楽」を書き写してみようと思い立ち、筆を執った。書写は、縦書きの罫紙と毛筆を用意したうえで、所属教会の会長さんが届けてくださった時報を開き、丁寧に書き写していくというもの。
時宜に適った「和楽」の話題を書写していると、筆者の心情がありありと感じられ、元気づけられたり、学んだりすることがたびたびあった。
平成27年9月20日号から始めた書写は、冊子にまとめており、約6年で140ページを超えた。時報が新装されたいまは、「視点」の書写を続けている。
こうして長年、書写を続けるうちに、日ごろの生活の中で親神様の教えをひしひしと感じられるようになった。
これからも時報の書写を通じて教えを学び深め、残りの人生の道しるべとして、この営みを続けていきたい。