夏の親里に子供たちの感謝と喜びの笑顔があふれる――。
教会本部主催の立教186年「こどもおぢばがえり」が7月27日、開幕した。コロナ下を経て、装いも新たに4年ぶりに再開された“子供の祭典”には、国内外から連日、大勢の道の子が帰参。夏のおぢばに帰ることができた子供たちの、感謝と喜びの笑顔があふれた。
大勢の道の子が帰参
少年会本部は「一人でも多くの子供とおぢばがえりの喜びを味わおう!」を掲げ、各地からの帰参を呼びかけた。期間は8月6日までの11日間。今年からインターネットでの申し込みとなり、「しこみ・ふせこみ行事」「おたのしみ行事」の多くがリニューアルされた。
7月27日朝、親里に夏空が広がった。隊名を記した旗を先頭に、子供たちは本部神殿へ。午前8時半、「朝のおつとめ」が勤められ、4年ぶりの「こどもおぢばがえり」が開幕した。
9時から各行事がスタート。南礼拝場前では「鼓笛お供演奏」が行われ、全国各地から帰り集った鼓笛隊員たちが、こどもおぢばがえりソング『ありがとう! 夏のおぢば』を一手一つに演奏した。
一方、各会場では、ひのきしんに勤しんだり、おつとめを練習したりしたほか、屋内外に設けられたアトラクションで遊んだりする子供たちの姿が見られた。
また、お茶所では、少年ひのきしん隊の隊員が「お茶どうぞー!」と元気に呼びかけた。昼食は「こどもおぢばがえり」の定番メニューであるカレーライス。子供たちは時折休憩しながら、夏のおぢばを満喫していた。
このほか、初の試みとして本部夕づとめ後に南参道のライトアップが実施された。
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期間中は高気圧に覆われ、最高気温35度を超える「猛暑日」も。各会場では、こまめな休憩や水分補給が呼びかけられた。奈良県内に「熱中症警戒アラート」が発表された際には、「こどもおぢばがえりオフィシャルサイト」や天理教ホームページで臨時情報を告知した。
初の週末となった7月29、30の両日は、延べ約4万人が帰参。待ち時間が発生する会場もあり、大いににぎわった。
夏のおぢばで始まった“子供の祭典”は、8月6日まで続く――。(2日記)
今年の「こどもおぢばがえり」の開幕を伝える動画を見ることができます