【AI音声対象記事】
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Q. 若いころは仕事で些細な失敗を繰り返しても大目に見てもらえましたが、40歳を超えれば当然、叱咤されます。正直なところ、これ以上、年を取るのが怖いです。どうすれば年齢を重ねることを受け入れていけるでしょうか。(40代男性)
A. 残念ながら誰しも過去に戻ることはできず、毎年、同じように年を取り、年齢を重ねていくのが人生です。
「四十にして惑わず」。孔子の『論語』の中には、年齢に応じた格言が示されています。しかしながら、60歳を超えた私自身も、いまだに迷いながら人生を歩んでいます。若いころは、60歳を超えた人を見れば経験豊かで立派だと感じていましたが、自分がその歳になってみると、そうでもないなあと思っています。
年齢の感じ方には個人差があります。他人から見たあなたと、自分が考えているあなたとは評価が違うものです。
謙虚な思いで人生を歩むことは大切です。まずは、不安を乗り越えられるよう、親神様・教祖に心を込めて祈りを捧げてください。そして、親神様の十全のご守護で今日も生かされている、ありがたいと感謝して、一日のスタートを切ることです。年を取るのも親神様のおかげです。
人生の目標は「陽気ぐらし」であり、周囲の人とたすけ合いながら人生を歩むことを教えられています。自分だけではなく、誰もが悩みを抱えながら人生を歩んでいます。周りの方々にもアドバイスをもらいながら、一歩を踏み出してください。大丈夫、親神様・教祖が後押しをしてくださいます。
回答者:平澤勇一(磐城平大教会長・福島教区長)