ぢばへの伏せ込み連綿と -「おやさとふしん青年会ひのきしん隊」結成70周年
2024・1/31号を見る
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入隊者延べ10万人超
「おやさとふしん青年会ひのきしん隊」は1月9日、結成70周年の節目を迎えた。昭和29(1954)年の発足以来、親里各所でのひのきしんを中心に、ぢばへの伏せ込みの場、修練の場として連綿と活動を続けてきた。これまでの入隊者数は延べ10万人を超え、一昨年3月には第900回隊を数えた。ここでは、青年会ひのきしん隊70年の歴史を振り返るとともに、同隊の宮内元浩班長に、70周年に対する思いや今年の諸活動などについて聞いた。
おやさとふしん青年会ひのきしん隊は、教祖70年祭を前におやさとやかた建設が打ち出されたのを機に、おやさとふしんのうえに青年会の若い力を発揮しようと、昭和29年に発足。以来、隊期や隊編成などさまざまな変遷を経ながら活動を続け、おやさとやかたや東西礼拝場の普請のうえに多くの青年会員が力を尽くしてきた。
57年には、新たな宿舎として第100母屋が竣工。また、平成元年には「インターナショナルひのきしん隊」が編成され、以後、定期的に海外の青年会員も伏せ込みの汗を流した。
コロナ下では、従来の24日間を隊期とする活動が難しくなるなか、”日帰り入隊”として活動を継続。現在は、「少しでも多くの人たちにぢばで伏せ込む機会を」との思いから、一日単位での入隊も可能にしたほか、月に一度、女性や子供も入隊できる「家族入隊」を実施するなど、活動の幅を広げている。
さらに、70周年を迎えた今年は、新たな取り組みとして「FLAT入隊」を企画。「教会長後継者コース」と「学生層コース」を設けて、年齢や立場が近い会員同士の交流や、次代を担う人材の育成を目的に実施する。また、7月には「インターナショナルひのきしん隊」も予定している。
将来の土台となる信仰信念を培おう
談話 宮内元浩・班長
青年会ひのきしん隊は今年、結成70周年を迎えました。発足から今日に至るまで受け継いでくださった先輩方には、心からの感謝を申し上げます。
ひのきしん隊は、コロナ禍以降、従来のあり方からの変更を余儀なくされました。しかしその中も、発足以来受け継がれてきた、ぢばへの伏せ込みを通じて信仰信念を培うという精神を大切に、一人でも多くの会員におぢばの土を踏んでいただけるよう活動を続けてきました。
今回の節目に当たり、いま一度、結成当時の精神を胸に刻み、会員が伏せ込みの喜びを感じ、将来の土台となる信仰信念を培える場になるよう努めていきます。
また現在は、会員のみならず、女性や子供も入隊できる、月に一度の「家族入隊」を実施しています。加えて今年は、年齢や立場が近い会員同士で入隊できる「FLAT入隊」も企画しています。今後は、より幅広い層の方々が有意義な時間を過ごせるよう、第100母屋の充実も図っていきます。
青年会では、基本方針に「心を澄ます毎日を。」を掲げています。この節目に、ぜひ一人でも多くの方に入隊していただき、心を澄ます機会にしてもらいたいと思います。
下記URLから、「FLAT入隊」の詳細をご確認いただけます。
https://www.tenrikyo-seinenkai.jp/support/hinokishin/flat-enlistment/