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牛坂和彦(72歳・福島市)
2023年10月、市民検診を受けたところ、胃がんが発覚した。急遽、入院して手術を受けることになった。
腫瘍の摘出手術は無事終わったものの、傷口がうまく塞がっていないためか、その日の夜、何度も吐血した。「このまま死んでしまうかもしれない」。そう感じた私は、その場で修養科を志願する心を定め、親神様に「どうかおたすけください」と一心に願った。すると、吐血がピタリと止まった。
翌日、内視鏡検査を受けると、出血は見られず、鮮やかなご守護を頂いた。
2024年1月から修養科を志願するつもりだったが、どうしても仕事の都合がつかず、先延ばしをすることになった。それでも何か、おぢばでひのきしんをさせてもらいたいと考えていたところ、以前の『天理時報』に載っていた「おやさとひのきしん」のことを思い出した。そこで、1週間ほど休暇を取って帰参し、境内地で毎日、除草ひのきしんに勤しんだ。
好天のもと草を引いていると、温みのご守護をありありと感じるとともに、健康な体をお借りしていることへの感謝の心があふれてくる。修養科を志願するその日まで、今後も機会をつくって、おぢばでのひのきしんを続けていきたい。