黒松敏子(79歳・大阪府堺市)
10年ほど前から毎朝、自宅周辺を掃除する傍ら、通学する子供たちとあいさつを交わしています。
始めは玄関周りを掃いているだけでしたが、自宅が通学路に面していることから、すれ違う子供たちにあいさつをするようになったのです。
なかには、私が言葉をかけても恥ずかしがって下を向く子がいます。そんな子に対しても、「おはよう」「頑張ってね」などと繰り返し声をかけるうちに、いつしか大きな声であいさつを返してくれるようになりました。
そんななか、新型コロナウイルスの感染拡大により、先ごろ休校が続く時期がありました。いつも元気にあいさつをしていた子供たちを見かけない間、「元気にしているだろうか?」と、とても心配になりました。
そして、私自身が元気な体で通学路に毎朝立てることも、子供たちが無事に登下校できることも、すべて親神様のありがたいご守護のおかげなのだと感じることができました。
最近は、子供たちの様子が気になるあまり、掃除をしない雨の日も、傘を差して通学路に立っています。また、車の往来が多い地域なので、「気を付けて登校するように」と声をかけ、子供たちの安全にも気を配っています。
今後も元気な体に感謝しつつ、子供たちの成長を笑顔で見守っていきたいです。