教祖のひながたと陽気ぐらしの教えに感銘
日本バプテスト連盟東八幡キリスト教会牧師で、NPO法人抱樸の理事長兼代表を務める奥田知志さん(58歳=写真中央)と、同職員一人が来訪した。
学生時代から路上生活者への支援を始めた奥田さん。2000年、NPO法人北九州ホームレス支援機構を設立(14年7月、NPO法人抱樸に改称)。これまで北九州市を中心に約30年にわたり、炊き出しや居住・就労支援などの活動を通じて、3,700人以上の路上生活者を自立に導いてきた。その息の長い取り組みにより、毎日新聞福祉顕彰などの表彰を受けたほか、NHKのドキュメンタリー番組『プロフェッショナル 仕事の流儀』に2度取り上げられるなど近年、注目を集めている。
今回は、かねて交流があった福原夏央・青年会筑紫分会委員長を通じて、青年会本部の例会で講演講師を務めるため来訪。中山大亮・青年会長と面会した後、本部神殿で参拝した。さらに、おやさとやかた南右第2棟でシアターや展示を観賞した。
奥田さんは「貧に落ち切り、施しをしながら通られた教祖のひながたは、本来、私たちが目指すべき姿ではないか。陽気ぐらしの教えは、人々の不幸をなくすだけではなく、その先にある笑顔で暮らせる世界を見据えており、いまの世の中に必要な教えだと感じた」と話した。