「みちのだいおはなし会」親里で初開催 – 婦人会
婦人会は、新たな取り組みとして「みちのだいおはなし会」を5月26日午後、東講堂で開催し、420人が会場に詰めかけた。これは、教祖の親心を感じ、教えを日々生かしながら自ら育ち、周りを育てる心を培うことを目的として、幅広い会員を対象に開催しているもの。
当日はまず、西村康世・一筋支部会員が「私にもできることがある」と題して登壇。兄が脳腫瘍によって6歳で出直したことや、母が命も危ぶまれる病を幾度も患うなど身内の節について語ったうえで、こうした大節を前に「自分には何もできないと思い込み、自己肯定感が低い子供だった」と振り返った。
続いて、天理教校学園高校、天理教校専修科、同校本科実践課程を経て、本部で女子青年として伏せ込んだ親里での10年間で印象に残ったエピソードを紹介。そのうえで、親里でお仕込みいただいた日々は、自分にとって心を養う大切な時間だったと述べた。
親里での伏せ込みの後、自教会の少年会団長を任された。コロナ禍の影響で行事や活動の中止を余儀なくされるなか、「今だからできることを」と模索し、少人数ながら少年会として団参を組んだり、みちの子作品展に出品したりしたという。
こうして、自ら考え行動することで得た達成感から、気持ちが前向きになっていったと話した。
最後に西村さんは「親神様・教祖によう頑張ったなと仰っていただける通り方をしていきたい」と語った。
親心に日々包まれていると実感
続いて、平澤栄美・磐城平支部長が「親心につつまれて」と題して話した。
平澤さんは、まず「これまで数々の家族の節を通して、自分や主人が元気に通れるのは、親々の信仰のおかげだと強く感じている」と述べた。
そのうえで、11年前の東日本大震災の経験に言及。教会建物の至る所が壊れ、自らも被災したが、おにぎりを作って配り歩き、お風呂や洗濯機の貸し出しを行うなど、救援・支援活動に力を尽くした当時の状況を説明。そして「教会本部で3日間のお願いづとめを勤めていただき、また、全国の教友が支援物資を届けてくださったり、大勢の方がひのきしんに駆けつけていただいたりして、大変心強く思えた」と振り返った。
こうして、震災後初めて勤めた月次祭では、当たり前に祭典を勤めさせていただけることがどれだけ有り難いことかと実感するとともに、その際に「神様に日々の感謝が足りなかったことを心から反省した」と話した。
最後に平澤さんは「身上・事情は道の花といわれるように、親心に包まれて日々生かされているということに気づかされた。常に感謝を忘れず、これからも人だすけを通して、ご恩返しができれば」と語った。
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次回は、6月26日午後1時から本部第2食堂で行われる予定。
みちのだいおはなし会の様子を視聴できる