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柿畑に点在する小山の正体は? – 山の辺の道 心の景


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2021・5月号を見る
撮影場所:天理市杣之内町
Photo by Hideharu

風薫る山の辺の道、この季節の風物の一つが「柿若葉」だ。透き通った柔らかな新緑が目にまぶしい。

柿は俳句の季語でお馴染みだが、意外にも『万葉集』には登場しない。とはいえ、日本に自生していたようで、縄文、弥生時代の遺跡から種が見つかっている。

何より、日本人との付き合いの長さを示すのが、この柿畑の写真だ。右側にある小さな丘は、実は古墳。「燈籠山古墳」という立派な名前も付いている。当初は近寄り難かったであろう、やんごとなき方の墓も、時を重ねるうちに暮らしに溶け込んでしまうとは、日本最古の道とともに生きる人々の、なんとたくましく大らかなことか。

ここは、天理市の石上神宮から南へ約4キロの場所。萱生環濠集落の南側にある、知る人ぞ知る季節限定の絶景スポットだ。新緑が放つ命の息吹のなかに身を置いて、リフレッシュしてみてはいかが?

(J)


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