天理時報オンライン

良いときも悪いときも「おかげさまで」を口癖に


“美しい大和言葉”の一つに、「おかげさまで」があります。神仏の加護を意味する「御陰」が語源といわれ、人から受けた助力や親切に対して、感謝を込めていう言葉です。

また、漠然と、身辺の状況が良いことについて感謝を表すときにも使い、自分一人の力ではないという、謙虚な心の表れでもあります。

物事がうまくいっていると、自分の努力の結果だと思いがちですが、そんなときこそ、日ごろ支えてくれる多くの人たちのおかげ、日々ご守護を下さっている神様のおかげと、思いを致すことが大切です。

さらには、自分の思い通りにいかないときも、そこには子供の幸せを願う“親なる神様”の手引きがあるはずです。「おかげさまで、大難になってもおかしくないところを小難にしていただいた」と受けとめられれば、そこから大きく成長することもできるでしょう。

良いときも悪いときも、「おかげさまで」という美しい言葉を口癖にして、感謝の心で過ごしたいものです。