天理時報オンライン

目に見えない未来を信じて努力する先に大きな喜びが


スポーツ選手は、自分の力を信じて厳しい練習を続けます。しかし、勝敗は最後の最後まで分かりません。だからこそ勝利の瞬間に、あの歓喜の表情を見せるのです。

スポーツ選手に限らず、人は皆、目に見えない未来を信じています。先がどうなるかは誰にも分からないので、信じるしかないのでしょうが、分からないからこそ、願いを込めて努力もするのです。

たとえば、私たちは明日の朝も目が覚め、自由に体を動かせることを信じて眠りに就きます。しかし考えてみれば、心臓も肺も、自分の力で動かしているわけではありません。いつ不調になってもおかしくないと思えば、もっと体を大切にするでしょうし、感謝の心で朝を迎えられるのではないでしょうか。

そのうえで、体内で一刻の休みもなくお働きくださる大いなる存在を信じ、そのご恩に報いたいと、人をたすける行いを常に心がけるなら、一層のご守護を頂いて、毎日を喜び勇んで通れるようになるはずです。