インターハイ個人戦3位入賞 – 天理高柔道部 小幡礼希選手 吉野紗千代選手
天理高校柔道部は8月6日から松山市の愛媛県武道館で行われた「全国高校総合体育大会(インターハイ)」柔道競技に出場。男子個人戦73キロ級の小幡礼希選手(3年)と、同女子48キロ級の吉野紗千代選手(2年)が3位入賞した。
しっかり組んで一本を取りにいく“天理柔道”を目指し、得意技の「内股」に磨きをかけてきた小幡選手。しかし、組み合う前に相手にさばかれてしまい、力を発揮できない試合が多かったことから、組手の技術向上に努めてきた。
今大会では、「内股」で一本勝ちを収めるなどして勝ち上がり、準決勝へ。決勝進出を懸けた試合で、序盤に「小外刈」を決められ、一本負けを喫した。
小幡選手は「優勝を狙っていたので悔しい。でも、この結果を素直に受け入れ、今後の試合に生かしていく。まずは、相手の技に耐え得る粘り強さを身に付けたい」と話している。
◇
一方の吉野選手は、151センチの小柄な体からの「背負投」などを得意とする。筋力の弱さをカバーしようと、腕力のみでロープを登るトレーニングを毎日続けてきた。
今大会では、技がうまく決まらず苦しい戦いが続いたが、なんとか準決勝進出。奮闘するも、合わせ技一本で敗れた。
吉野選手は「相手を投げられない試合が続いて大変だったけれど、成績を残せてうれしい。でも決勝へ進めなかったので、来年は必ず勝ち進んで優勝したい」と語った。
◇
このほか、インターハイに出場した天理高クラブでは、ホッケー部男子が3位入賞。水泳部の大蔵礼生選手(3年)も、競泳男子100メートル平泳ぎで3位入賞した。