天理市、JICAと覚書締結
天理大学(永尾教昭学長)は先ごろ、「天理市、天理大学及び独立行政法人国際協力機構関西センターとの連携に関する覚書締結式」を行った。
これは、同大と天理市、JICA(国際協力機構)関西センターとの間で、発展途上国における国際協力の推進と国際協力に資する人材の育成を目的に取り交わされたもの。
「国際性」「貢献性」を教育の柱に掲げる同大。今年7月、JICA関西センターの協力のもと特別講義を実施するなど、グローバルな人材育成に注力している。
こうしたなか、昨年の東京2020オリンピック・パラリンピックで、天理市がエジプト柔道チームのホストタウンを務めたことから、市とエジプトの交流事業がスタート。これを、同大とJICAの三者による組織的な国際活動として推し進めるべく、今回の覚書締結となった。
この連携に基づき、エジプト柔道ナショナルチーム強化のため、同大柔道部の学生や卒業生などが今後、JICA海外協力隊として現地へ派遣される。