家族がコロナに感染して – 読者のひろば
淺井あすか(25歳・三重県四日市市)
結婚が決まり、翌々月に挙式を控えていた8月初旬のこと。自教会の月次祭祭典日の前日に、教会長子弟である私の弟が新型コロナウイルスに感染したことが発覚。急遽、祭典は教会家族のみで勤めることにし、その後は一家そろって隔離生活を余儀なくされました。
当時は県内に罹患者が多く、医療機関や保健所は手いっぱいの状態。教会内では、母と弟ら4人が寝込んでしまったため、私を含む兄弟と父が協力して看病しました。
その間、教会に住み込む役員さんや信者さんに朝夕のおつとめをお願いし、私たちは別室から神殿のほうを向いておつとめを勤めました。また、「ようぼくには、つとめとさづけがある。親神様・教祖におすがりし、感謝して通らせていただこう」という会長である父の呼びかけで、おつとめの後におさづけを取り次がせていただきました。
こうしたなか、罹患した家族の症状は次第に軽くなり、1週間後には回復。家族以外に感染が広がることはありませんでした。
思えば、結婚前にこのような節を見せていただいたのは、神様のお計らいだったのかもしれません。この節を通じて、つとめとさづけの尊さを、あらためて実感しました。
この経験を話の台として、新天地でも、悩み苦しむ人の力になれるよう努めていきたいです。