未信仰ながら時報を読んで – 読者のひろば
2021年12月1日
読者のひろば 伊藤壽子(73歳・京都府京丹波町)
未信仰ながら、『天理時報』を毎週楽しく読ませていただいています。
6年前のある日、付き合いのあった近所に住む天理教の女性信者から時報を薦められました。もともと読書好きだったこともあり、興味本位で1部譲っていただきました。以来、彼女は毎週、家に送り届けてくださるようになり、私はいつしか時報の発行を楽しみに待つようになりました。
最近、特に興味深く読んでいるのが、伊橋幸江氏による特別企画「信心への扉――おやさまに導かれた女性」です。幕末、明治という激動の時代のなか、教祖を一途に慕って通った女性たち。いずれも、その人柄は温かく、誠実で、物腰は柔らかい。そうした素敵な女性の姿に学び、信仰を育む。読み物として、とても面白いと思います。
また時報には、読者を温かい気持ちにさせるものが込められているように感じます。たとえば、「人生相談」のコーナーでは、回答者は質問者の意向をいったん受けとめたうえで、「それは大変でしたね、ご苦労さまでした」という労いの言葉を欠かしません。悩みや不安に真摯に向き合い、共感する姿勢には、「信心への扉」で取り上げられている女性たちに通ずる信仰が現代に息づいているように感じます。
時報は、いつも私に新たな視点や気づきを与えてくれる、大切な読み物の一つとなっています。これからも毎週楽しみにしています。
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