青く澄んだ夏空の下で 真理と向き合う姿勢を – 逸話の季
7月になりました。この時期になるといつも思い出すのは、初めておぢば帰りをしたときの記憶です。もう50年以上前の出来事ですが、頭の先まで鳴り響くセミの声や照りつける厳しい日差しは、当時とあまり変わらない・・・
7月になりました。この時期になるといつも思い出すのは、初めておぢば帰りをしたときの記憶です。もう50年以上前の出来事ですが、頭の先まで鳴り響くセミの声や照りつける厳しい日差しは、当時とあまり変わらない・・・
梅雨入りし、本格的に雨の降る日が続いています。早朝の鳥の声は聞こえませんが、かわりに耳に届く静かな雨音に心が癒やされます。灰色に染まる空の色が決して不快ではなく、むしろ心地良く感じられるのは、しばらく・・・
新緑の季節です。昨日まで全く変化のなかった木の枝に、たくさんの新芽が吹きだしています。 瑞々しい青葉の若草色には、時節の到来を待っていた生命の息吹と新しい季節の始まりを強く感じます。正月や入学式のよう・・・
ようやく、春の日差しと暖かさが訪れました。さわやかな朝の空気の中で、かすかに聞こえる鳥のさえずりに耳を澄ましていると、今年もまたこの季節を迎えられた喜びが胸に溢れてきます。これから美しい花の季節です。・・・
立春はとうに過ぎて暦のうえでは春になっているのに、まだ寒気の影響が続いています。白い雪に覆われながら、可愛らしい花穂を健気に咲かせているネコヤナギのほかには、まだどの草木にも春の兆しはありません。それ・・・
新年を迎えて、すでに数週間が過ぎました。このわずかな期間にも、世界の情勢は目まぐるしく変化しています。紛争の続く地域や災害に見舞われた場所などでは、この間に起きた出来事が、ある人の人生を大きく左右する・・・
実りの秋です。 妻の世話する小さな菜園では、今年は落花生が豊作のようです。少し前にはカボチャがたくさんできましたし、栗の木には多くの実がなりました。いつもより、栗ご飯を楽しんだ回数が多かっ・・・
10月も半ばに差しかかりました。もうすぐ、秋季大祭です。 いまから40年ほど前のこの月に、北海道から自転車でおぢば帰りをしました。このときは自転車での帰参が目的ではなくて、ある人の自転車をおぢばへ届け・・・
アメリカンフットボールをベースに、誰もが楽しめるスポーツとして考案された「車いすアメリカンフットボール」。同スポーツを中心に、アダプテッド・スポーツ(コラム参照)の普及活用に努めているのが、天理大学ア・・・
寒風吹きすさぶ天理大学白川グラウンドサッカー場に大声で指示が飛ぶ。「そこ、狙っていけ!」。Jリーグのサガン鳥栖の元監督で、現・天理大学サッカー部監督の高祖和弘さん(65歳・四倉分教会ようぼく・大阪府豊・・・
私たちはいま、“灼熱の日本列島”を身をもって感じている。自然の揺らぎで起こっていた猛暑や冷夏が、2010年以降大きく変わったとされる。まさに、猛暑年が異常ではなく「普通」となった、「ニューノーマル」の・・・
本年は、中山正善・二代真柱様が終戦直後の1945年8月15日に「復元」を提唱されて、ちょうど80年を数える。復元の眼目の一つとなったのが子弟子女に対する信条教育、すなわち本教独自の「宗教教育」であった・・・
稽古出来てなければ、道具の前に坐って、心で弾け。その心を受け取る。 『稿本天理教教祖伝逸話篇』54「心で弾け」 連日の猛暑のなか、「こどもおぢばがえり」が無事に閉幕しました。ここ数年は家族単位で帰参し・・・
二ッ ふしぎなたすけをするからに いかなることもみさだめる 「みかぐらうた」六下り目 子供たちの期待が膨らむ夏休みに入りました。 今年も「こどもおぢばがえり」団参に向けて、心を尽くさせていただき・・・
教祖140年祭へ向かう三年千日“締めくくりの年”が折り返しを迎えた。年祭まで残り半年となるなか、この旬にたび重ねて親里へ帰る機会を持とうと、直属教会などによる団参が相次いでいる。 なかでも6月29日に・・・
平日の午前8時すぎ、静かな本部神殿におぢばの学校で学ぶ児童・生徒らが続々と集まってくる。四方の礼拝場に昇殿したのち、約2000人の児童・生徒らが、拍子木を入れておつとめを勤める 。親里には・・・
“世界最高峰のオーケストラ”ベルリン・フィルの第1バイオリン奏者にMINAMIさん バイオリニストとして世界の舞台で華々しい活躍を続ける教友がいる。天理教音楽研究会「弦楽教室」で学んだMINAMIさん・・・
「日本アカデミー賞」で「最優秀作品賞」「最優秀編集賞」の2冠映画「侍タイムスリッパー」監督 安田淳一さん57歳・城久分教会ようぼく・京都府城陽市 ようぼく映画監督の話題作が「日本アカデミー賞」で「最優・・・
Q. 若い部下との接し方に悩んでいます。彼は大事な報告をチャットで済まし、こちらから聞かないと何も伝えてきません。注意すると、「パワハラですよ」と指摘されそうで、強く言うこともためらわれます。どう向き・・・
Q. 小学生の息子が「親が天理教を信仰している」と話したことで友達にからかわれ、朝夕のおつとめに参拝しなくなりました。押しつけることなく、自分の信仰に自信を持たせるために、親としてどんな言葉をかければ・・・
その一節と出合ったのは、おぢばを目指し、空港へ向かう長距離バスの車内でした。 「いつか、ある人にこんなことを聞かれたことがあるんだ。たとえば、こんな星空や泣けてくるような夕陽を一人で見ていたとするだろ・・・
25歳の春、「布教の家」を終えた私は、その地に残ることを選びました。卒寮後の単独布教、それは憧れでした。門限も日直もない。制限のない環境で自由ににをいがけ・おたすけに歩く、それこそが本物の布教師だと思・・・
広島の呉には海上自衛隊の基地がある。旧大日本帝国時代には、海軍の軍港がおかれていた。戦艦大和をはじめ、多くの軍艦がここから戦地へ出航していったことは、よく知られる。 なかには、商船を軍事むきに改装した・・・
京都人の言葉づかいには裏があると、よく言われる。表面的に相手をほめても、内心はべつ。本音では見下すケースが、しばしばある。それが京都人像の通り相場となっている。 京都の近郊で長年くらしてきた私にも、そ・・・
私が関わる蓄電池の技術開発において、いま大きな問題となっているのが「バッテリー人材」の大幅な不足です。バッテリー人材とは、電池自動車などに使われる蓄電池の研究開発や製造に関わる人のことです。電池関連産・・・
私どもが開いている「こども食堂」では、農家さんの支援を頂いて農園を運営しています。始めた動機は、自分で育てた野菜なら野菜嫌いな子供たちも食べるのではないか、また農作業を体験することで農家に感謝を抱き、・・・
明治19年2月18日(陰暦正月15日)、心勇組の信者が大勢お屋敷へ参詣に来て、十二下りを勤めたいと願い出た。目下、警察の厳しい取り締まりがあるからと、お屋敷では申し出を断ったが、上村吉三郎講元ら一部の・・・
『稿本天理教教祖伝逸話篇』29「三つの宝」によれば、あるとき教祖は、のちの本席・飯降伊蔵に掌を拡げるよう促され、籾を三粒持って、「これは朝起き、これは正直、これは働きやで」と仰せになり、一粒ずつ伊蔵の・・・
信仰生活の中で、よく耳にし口にもする「成人」という言葉。「成人の旬」とか「心の成人」とか「成人目標」など、年祭活動中であればなおさらである。 一般的には大人の意味で使われるが、お道の「成人」とはどうい・・・
ご存じ、通信販売大手の「ジャパネットたかた」。以前、学生担当委員会発行の『Happist』の取材で、長崎県佐世保市にある本社へ赴き、創業者である髙田明氏のお話を聞く機会に恵まれた。 社長時代、テレビで・・・
四コマ漫画のもとになった「子どもの頃の心というのは」(音声番組「天理教の時間」)は、こちらから聴けます
四コマ漫画のもとになった「子どもの頃の心というのは」(音声番組「天理教の時間」)は、こちらから聴けます。
67年前の昭和31年1月26日。教祖70年祭の参拝後、地元への団体列車を引率する教会長は、教祖の膝元へ帰った喜びを次のように語った。 「小さい教会で、いつの(本部)大祭にも50、60名くらいしかお伴で・・・
昭和21年に執行された教祖60年祭。終戦直後の食糧難や不十分な交通事情に見舞われるなか、存命の教祖を慕って、大勢のようぼく・信者が帰参した。「晴れの祭典に集う人、人、人、二十六日を目指してどっと押しよ・・・
おやしきの北東には、教祖のご在世当時の風景を彷彿させる豊かな田園風景が広がり、親神様にお供えするお米が昔ながらの方法で栽培されている。最終回は収穫からお供えまでを紹介する。 10月11日から24日にか・・・
おやしきの北東には、教祖のご在世当時の風景を彷彿させる豊かな田園風景が広がり、親神様にお供えするお米が昔ながらの方法で栽培されている。今回は「稲刈り」の様子を紹介する。 10月11日、いよいよ稲刈りが・・・
広島の呉には海上自衛隊の基地がある。旧大日本帝国時代には、海軍の軍港がおかれていた。戦艦大和をはじめ、多くの軍艦がここから戦地へ出航していったことは、よく知られる。 なかには、商船を軍事むきに改装した・・・
巨大地震への注意を気象庁に呼びかけられたのは、昨夏のこと。「日頃の備えの再確認」を併せて促された。点検したところ災害用トイレはだいじょうぶそう。集合住宅でまとめて購入したものがある。食品は不充分。最低・・・
教祖140年祭へ向かう年祭活動の3年目も折り返しを迎えるなか、各地では足並みを揃えた布教実動が続けられている。ここでは、新潟教区刈羽支部、鳥取教区青年会、福岡教区婦人会女子青年の三つの活動を紹介する。・・・
江戸時代から明治時代中ごろにかけて、綿作が盛んだった奈良盆地。20年近く綿の自家栽培に取り組む筆者が、季節を追って、種蒔きから収穫・加工に至るまでの各工程を紹介する。 多くの株で苞(花を包む葉)が付き・・・
数々の映画祭で入選果たす鳥取の福寄広之さん 福寄広之さん(40歳・東正道分教会長・日吉津村)が制作した、教友の取り組みを題材にしたドキュメンタリー短編映画が先ごろ、アジア最大級の国際短編映画祭「SHO・・・
教祖140年祭へ向かう三年千日“締めくくりの年”が折り返しを迎えた。年祭まで残り半年となるなか、この旬にたび重ねて親里へ帰る機会を持とうと、直属教会などによる団参が相次いでいる。 なかでも6月29日に・・・
戸締まりに関しては厳重である。家にいるとき玄関のカギはもちろん窓のカギもすべてかける。ひと頃多かった窓からの侵入事件で、となり町の家がニュースに映ったときはゾッとした。幸い怪我はなかったそうだが、どれ・・・
教祖140年祭へ向かう三年千日の“締めくくりの年”も半年を過ぎた。“成人の旬”に、青年会員があらきとうりようの使命を胸に国内外で布教実動に拍車を掛けている。ここでは、青年会明和分会、嶽東分会、甲府分会・・・
江戸時代から明治時代中ごろにかけて、綿作が盛んだった奈良盆地。20年近く綿の自家栽培に取り組む筆者が、季節を追って、種蒔きから収穫・加工に至るまでの各工程を紹介する。 5月3日に種を蒔いた綿は、ちょう・・・
京都人の言葉づかいには裏があると、よく言われる。表面的に相手をほめても、内心はべつ。本音では見下すケースが、しばしばある。それが京都人像の通り相場となっている。 京都の近郊で長年くらしてきた私にも、そ・・・
用木に定年はなし 堂堂と九十歳の「道」は格別川崎市 木村道治 三年振り胸に天理のユニフォーム「カットバセ ワッショイ」風に流れるる川越市 酒井笑子 この国の米食べるの諦めよう妻はぼそっと決意伝える所沢・・・
天理時報開けば桜満開に尼崎市 前田禎子 バスよ来い春よ来いとて歌ひ出す東京都 吉田柳哲 やせ牛の谷を登るや牧開き愛媛県 中山富貴 ぢばの宵はえでづとめや月おぼろ和歌山市 西澤喜久治 信じきる事のよろこ・・・
キッチンの上の棚から物を取ろうとして「わっ」。重ねてあるボウルやザルがぐらりと傾く。落ちてきたら顔面を直撃する。とっさにのけ反り、両手をバレーボールのトスのように構えて目を閉じる。周囲の床にボウル類の・・・
「ひのきしんデー」参加者の声 教祖140年祭活動は、いまが本番――。三年千日の3年目も4カ月余りが経過するなか、各地の教友たちは、教祖の思召に心を合わせて教えの実践に励み、少しでも成人した姿を目指そう・・・
江戸時代から明治時代中ごろにかけて、綿作が盛んだった奈良盆地。20年近く綿の自家栽培に取り組む筆者が、季節を追って、種蒔きから収穫・加工に至るまでの各工程を紹介する。 いよいよ綿作りのシーズンの幕開け・・・
私が関わる蓄電池の技術開発において、いま大きな問題となっているのが「バッテリー人材」の大幅な不足です。バッテリー人材とは、電池自動車などに使われる蓄電池の研究開発や製造に関わる人のことです。電池関連産・・・
明治時代の政治家たちは、よく手紙を書いた。書翰をとおして、たがいに連絡しあっている。だが、大正昭和初期になると、その数はへっていく。原因は電話の普及にある。たいていの通知は、受話器をとおしたやりとりで・・・
電車やバスに乗るとつくづく思う。「皆スマホだな」と。電車の七人掛けの席は、スマホを手にして凝視する姿が並ぶ。 そういう私もスマホを手にすることが多くなっている。パソコンに来る仕事メールに出先から返信す・・・
「木綿のような心の人を、神様は、お望みになっているのやで」というお言葉が、『稿本天理教教祖伝逸話篇』26「麻と絹と木綿の話」に収められています。麻と絹と木綿のそれぞれの特徴にたとえてお諭しくだされたこ・・・
延原栄子さん67歳・梅香分教会香阪布教所長・大阪市 幼いころから母に連れられて所属教会へ足を運んできましたが、にをいがけ実動にはなかなか一歩を踏み出せずにいました。 そんななか11年前、近所の教会の月・・・