
こころを聴く寄り添うカウンセリング
「心理相談」の草分けが語る子育てと若者育成の心得
心理臨床の重要手法「箱庭療法」を日本で初めて導入したことで知られる天理大学は、「教育相談室」を1955年に設置し、地域に根差した心理相談に率先して取り組んできた。その草分けとして、長年、相談者に寄り添い続けてきた著者がつづる「カウンセリングの心得」。
2020年3月 発売
紙の本の価格:¥1,430(税込)
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【著者プロフィール】
堀尾治代 (ほりお・はるよ)
〈1946~2018〉 兵庫県姫路市生まれ。1974年、京都大学大学院教育学研究科博士課程単位取得退学。教育学博士。臨床心理士。天理よろづ相談所病院「憩の家」心理相談室嘱託、名古屋市立女子短期大学助教授、京都大学保健管理センター非常勤講師、天理大学教授など歴任。著書に『教育心理学を学ぶ人のために』(共著・世界思想社)、『心理臨床と宗教性』(共著・創元社)など
- まえがき 菅野信夫
- カウンセラーの仕事
- Ⅰ カウンセリング入門
- 普通に接して!
- 〝心〟を聴いてみませんか
- まずは心を〝白紙〟にして
- 心に治めることが信頼のカギ
- まず自分を知ることから
- 面接時間を制限する意味
- 【コラム】「心の病」とは
- 心を遊ばせる
- 〝心の窓〟とつながる
- 電話線の向こうから
- 家族の理解を深める
- 精神障害への正しい知識を
- 〝心の時代〟に向けて
- 【コラム】心の傷を癒やすカウンセリング
- Ⅱ 相談室の風景
- 「お母さん、僕、目を開けていいの?」
- ダイエットから過食症へ
- 自慢の息子がどうして?
- うつ病の家族を支える
- ずっと一緒にやってきたのに
- 「枠」に守られるということ
- 寝てばかりの息子
- 夫婦でもう一度
- キティちゃんの家づくり
- 「心」を「受」けてノ(の)をつける
- 私は周りの人に迷惑をかけている
- 希望を失わず共に居続けること
- 【コラム】基本は本人の力を信じること
- Ⅲ 揺れる思春期・青年期
- 〝終わらない〟思春期
- 【コラム】母の〝ぬくもり〟
- 「不登校」に寄り添う
- 【コラム】なぐり書きをしながら
- 【コラム】黙って見守るお母さんに寄り添って
- Ⅳ 若者と宗教 青年期の課題
- ヤマアラシ・ジレンマからの脱却
- 現代青年と宗教
- 【コラム】新々宗教と若者たち
- 〝大人になる〟のが難しい時代
- 終わりに――このごろ思うこと
- あとがき 堀尾尚志
- 堀尾治代略歴
- 主要業績
- 初出一覧
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本書は、『人間いきいき通信』(『天理時報特別号』)の表紙絵を平成13(2001)年から担当している著者による画文集です。
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服部武四郎 中城健雄
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品格のある絵、平易な言葉づかい。教祖90年の道すがらを、史実にもとづき、ビジュアルに描いた劇画『教祖物語』。同物語は立教150(1987)年4月に第1巻が刊行され、3年後の1990年8月の第5巻をもって、完結しました。大人にも子どもにも親しまれて20年、その全5巻のうち、教祖ご在世時代を描いた3巻までを1冊として刊行したのが、この本です。
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父と弟妹を病で亡くし、人生に絶望する青年を死への懊悩から救ったものとは――『おさしづを拝す』『節から芽が出る』などの好著で知られる著者が『みちのとも』や『天理時報』などに執筆した記事の中から、表題の随筆をはじめ、選りすぐりの18篇を収載。「信仰初代」の情熱がほとばしる珠玉の著作集。
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2023.05.01
ひながたを目標に、たすけ一条に邁進した先人・先輩の教話
成人の歩みを進める手がかりがここに
『真実の道―おたすけ編―』、『信仰編』に続く第三弾
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2022.05.01
天の理に沿う生き方を一途に求めた
先人・先輩の叡智がここに
神一条の信仰信念を強く持ち、天の理に沿う生き方を一途に求め続け、道を啓いていった先人・先輩方の教話集。
時代を超えて教祖の道を歩まんとするよふぼくお互いのよき道標に!
道友社編/四六判/192ページ
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2022.02.01
ひながたを一途に歩んだ先人・先輩がかち得た心の宝
道のおたすけの真髄がここに
教祖のお姿なき時代に、存命の理を信じきって教えを固く守り、道を啓いていった先人・先輩の教話集。「おたすけ」をテーマにした16編を収載。
「ひながたを通る」とは、どんなことなのか。いまを生きる私たちに、その意味を投げかける。
道友社編/四六判/224ページ
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道友社編
2023.02.01
『稿本天理教教祖伝逸話篇』のお話を、4コマの絵と文で紹介する第2弾。『人間いきいき通信』の不定期連載に、描き下ろしの2篇を加えた12篇を収載。各話に解説付き。
道友社編
2021.02.01
絵と文で味わう〝逸話のこころ〟
『稿本天理教教祖伝逸話篇』を4コマ絵本で身近に!
温かい親心で人々を慈しみ、優しく導かれた教祖のお姿を彷彿させる、200篇の逸話が収められた『稿本天理教教祖伝逸話篇』。そのなかから12篇のお話を、4コマの絵と文で紹介。各話に解説付き。
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道友社編
2013.10.01
教祖のお言葉を先人たちはいかに受け取り、いかに歩んだのか。
『稿本天理教教祖伝逸話篇』に登場する先人の子孫が読み解く、“逸話のこころ”。信仰者の日々の生活に生かす確かな道が、ここにある。
教祖のお姿を彷彿させる『稿本天理教教祖伝逸話篇』。教祖と先人たちのやりとりをあらためて読み深め、味わい返して、信仰生活に生かす手がかりを探る。『天理時報』の同名連載(平成20~24年)、待望の書籍化。
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高野友治
2001.01.05
本書は、天理教伝道史研究の第一人者であった著者の処女作であり、その後も書き継がれてきた代表作。昭和46(1971)年の改修版の一部を改め、全一冊として復刊しました。