天理時報2023年6月21日号2面
【「陽気ぐらし講座」各地で順次再開 – 布教部】コロナ禍によって2020年から開催中止を余儀なくされてきた「陽気ぐらし講座」が、2023年度から再開されている。同講座は、教えを知らない人へ陽気ぐらしの教えに基づく生き方を伝えることを目的とするもの。また、ようぼく・信者のにをいがけの一助となっている。同講座には「気づき」と「教え」の二つのコースが設けられている。「気づきコース」は「陽気ぐらしにつながる、ものの考え方をお伝えします」と銘打ち、一方の「教えコース」は「陽気ぐらしの基となる教理をお伝えします」と、その特徴を強調している。いずれのコースも、お道の教えに初めてふれる人を対象としており、会場には、布教部の委嘱を受けた講師が派遣される。2023年度は、すでに3教区計8会場で実施されている。その一つ、北海道教区函館支部(内田誠司支部長)では、5月8日と10日の2回、同講座を開催。竹川東一郎講師を迎え、両日ともに天理教用語を使わずにお道の教えを伝える「気づきコース」を実施し、二日間で35人が受講した。内田支部長(61歳・松風分教会長)は「教祖140年祭へ向かう“歩み出しの旬”に、勢いをもって実動できるよう、陽気ぐらし講座の開催を計画した。両日とも盛況で、管内の教友の方々が、初めて教えを聞く人を連れて会場へ足を運ぶ姿が見られた。管内の教友が心を一つに、教祖140年祭へ向かって勇んで歩みを進めていきたい」と話している。, 【「ともに成人の歩みを」実動促すリーフレット頒布】教祖140年祭の旬に仕切って実動することを呼びかける内容となっているおやさと書店での頒布も先ごろ、「全教会一斉巡教」がつとめ終えられ、現在、各地の教会では、それぞれに立てた目標や心定めの完遂に向け、仕切ってたすけ一条の歩みを推し進めている。こうしたなか、「たすけ委員会」では、教祖年祭の意味を知って歩む人を一人でも多く増やし、全教の者が一手一つに実動を推し進めていくうえから、全教会一斉巡教に参加できなかったようぼくにもしっかりと声をかけるために、リーフレット「教祖百四十年祭へ向かって ともに成人の歩みを」(B6判二つ折り)を作成。直属教会に頒布された。同リーフレットは、教祖140年祭に向けて、ひながたを手本に陽気ぐらしの教えを実践し、成人の歩みを進めていくことを促す内容となっている。各教会から所属ようぼくにリーフレットを手渡す際には、年祭活動の趣旨や「諭達第四号」に込められた思い、教会の目標などを添えて、年祭活動への参加を呼びかけることを申し合わせている。◇なお、同リーフレットは6月20日に各直属を通じて、教会へ届けられる。また、おやさと書店でも、20日から1部2円で頒布される。, 【優しい心 神の望み – おやのことば・おやのこころ】どんな事も心に掛けずして、優しい心神の望み。「おさしづ」明治34年3月7日ササユリ品格という言葉が流行るのは、世の中にそれが乏しくなってきたからでしょうか。前に落語家で人間国宝の桂米朝さんにお話を伺ったときに、「落語では噺の内容が下品でも、喋るこちらの姿勢まで下品ではしょうがない」と仰った真顔が印象的でした。これという定義があるわけではありませんが、感情の反応が早いのも品が下がるようで、ほこりも立ちやすくなります。そういえば、教祖の印象深いご態度が思い浮かびます。明治7年の大和神社のふしの際、神職たちがやって来て問答を仕かけてきたのに対して、「教祖は、親しく会うと仰せられ、衣服を改めた上、直々お会いなされ」と『稿本天理教教祖伝』に記されています。窮状の場面、乗り込んできた無礼千万な輩に対してすら衣服を改めてお会いになっています。明治17年3月の御苦労の折にも「にこにことして巡査に伴われて」との記述があります。明治16年、山田伊八郎と妻こいそは長女いくゑを連れて誕生満1年のお礼詣りにお屋敷へ帰らせていただきました。そのとき、教祖は「倉橋のいとでも来てくれたらと思うていましたが、ちょうど思う通り来て下されて」と仰せられます。同『逸話篇』には「大人だけでなく、いつ、どこの子供にでも、このように丁寧に仰せになったのである」とあります。「来て下された」と仰せられる倉橋村のいととは、満1歳のいくゑのことです。品格や礼節というよりも、何時いかなる時も分け隔てのない、薫り高く、あたたかいご態度です。大事なことは皆、ひながたの中にあるのです。(橋本)