天理時報2021年2月28日号3面
近隣支部隊の協力で除雪災救隊北海道教区隊昨年末から記録的な大寒波に見舞われ、北日本から東日本の日本海側を中心に大雪の被害が相次いだ。北海道三笠市社会福祉協議会(=社協)から要請を受けた災害救援ひのきしん隊(=災救隊田中勇文本部長)北海道教区隊(奥村尚人隊長)は、1月17日から2月1日にかけて同市などへ出動。全3次隊、延べ5人が家屋などの除雪作業に尽力した。昨年12月中ごろ、強い冬型の気圧配置の影響で、北海道でも記録的な大雪に。道内の岩見沢市では2日、1月の観測史上最多となる10秒の積雪を記録した。また隣接する三笠市でも、12月の累計積雪が、例年の1.5倍の高さとなる7にも及んだ。災救隊北海道教区南空知支部隊(寺澤信彦隊長)は20年以上にわたって三笠市社協と連携し、例年1月、訓練の一環として民家の除雪作業を続けてきた。今回の記録的な雪害により、市内の家屋倒壊のおそれが高まったことから、1月8日、同社協から出動要請があった。要請を受けた南空知支部隊は、豪雪の規模が大きいことを踏まえ、北海道教区災害対策委員会(西垣定洋委員長)に近隣支部隊の協力を依頼。これを受け、近隣支部隊の三笠市への応援出動が決定した。雪に覆われた民家へ1月17日午前9時30分、南空知支部隊をはじめ、室蘭、札幌中南、千恵広、日高、空知、天龍の各支部隊から計2人の隊員が三笠市社協に集合。各自マスクを着用するなどの新型コロナウイルスの感染防止対策を徹底したうえで、2班に分かれて三笠市内の民家へ出動した。現場は、家一軒が丸ごと雪に覆われてしまっている状態。隊員たちは屋根に上り、スコップやスノーダンプを用いて雪を下ろすとともに、家屋の周りに積もった高さ4㎡にもなる雪壁を人力で撤去した。この日は計4軒の民家で除雪作業に当たった。その後、南空知支部隊の7人は、1月31日にも岩見沢市内の教会へ出動。教会の建物が埋まるほどの高さに積もった雪を取り除いた。さらに2月1日には、三笠市社協から再度の要請を受け、13人の隊員が市内の民家へ。2軒の雪下ろしを行った。三笠市社協の上田直樹事務局長(5歳)は「除雪作業をするうえで、災害救援ひのきしん隊はとても心強く、頼りにしている。今回、災救隊の皆さんには、難しい現場を担当していただき、感謝の思いでいっぱいだ。これからも、より一層連携を強めて、災害救援のうえにご協力をお願いしたい」とコメントした。奥村隊長(38歳)は「住民の方は、窓や玄関を塞いでいた雪がなくなったことで、家の中が明るくなったと喜んでくださった。これからも社協とのつながりを強めていくとともに、災害救援を通じて、地域の人々に少しでもお道にをいを掛けられるよう地道に活動「していきたい」と語った。民家を覆う高さ4Mの雪を取り除いていく隊員たち(1月17日、北海道三笠市“グッドパフォーマンス披露マーチングバンド全国大会教校学園高愛町分吹奏楽団天理教校学園高校マーチングバンド部は第4回「マーチングバンド全国大会~e-MarchingSpecialEdition2020~」の「高等学校の部(大編成)」に出場。1月24日に行われた動画講評の結果、全団体に贈られる「2020JMBAアウォード」に加えて「グッドパフォーマンス賞」を受賞した。同部のショータイトルは「MODERNTIMES」チャーリー・チャップリン製作・主演の映画『モダン・タイムス』と、映画『マトリックス』シリーズの楽曲で構成されており、2014年にはグランプリに輝いた演目だ。また昨年12月20日には、第13回「定期演奏会」を天理大学杣之内第1体育館で開催(写真)真柱様ご夫妻と中山大亮様ご夫妻も、ご覧になった。演奏会では大会演目をはじめ、打楽器やカラーガードのパートショー、学年ごとのパフォーマンスを披露。今年度、全学年による最初で最後の舞台を終えた。岩佐元明監督(5歳)は「三学年そろって演奏・演技ができるのは今年度で最後。イメージしていたものとは全く違う一年になってしまったが、全国大会や演奏会など、少しでもパフォーマンスをする機会に恵まれ、活動を続けられたことをありがたく思う」と話した。一方の愛町分教会吹奏楽団は、同大会「一般の部」に出場。同じくグッドパフォーマンス賞を受賞した。今年のタイトルは「Egypt古代から語り継がれしこと」。砂漠の地中奥深くから古代エジプトの王女がよみがえるという世界観を表現した。関根清和ディレクター(77歳・愛町分教会愛清布教所長・愛知県半田市)は「感染防止を第一に練習や活動を続けた。苦労した部分も多かったが、今回とにかく無事に披露できて、ほっとしている」と話した。自らの言葉で信仰語る天理教語学院「教理発表会」天理教語学院(内田吉男校長)のおやさとふせこみ科は1月25日、同校講堂で教理発表会を行った。同科で教理を学ぶ留学生のほとんどは、前年に日本語科を卒業した若者たち。コロナ禍に見舞われた今年は、布教実習などのカリキュラムが中止を余儀なくされる一方、オンライン授業を実施。また、おぢば周辺施設の清掃ひのきしんなど伏せ込みを続けてきた。教理勉強の集大成の場となる発表会。今年は5カ国・地域の留学生9人が登壇し、「いんねん」「出直し」などについて、教理研究を重ねた成果を、信仰の喜びを交えながら発表した。「たすかりとは」をテーマに発表した信仰初代の木野レアンドロ文夫さん(2歳・アラポンガス教会ようぼく)は「帰国後は、学んだ教えをブラジルの人に伝えたい」と語った。カウンセリングエッセー人と関わる知恵金山元春本部直属淀分教会淀高知布教所長”心の風向きを変えるため前々回に「P循環・N循環「理論」についてご紹介しました。この理論では、人の心の中にはポジティブ(P)要素とネガティブ(N)要素があり、PはPを、NはNを呼ぶと考えます。たとえば、慎みの心が感謝を生み、感謝の気持ちが人だすけにつながり、人をたすけることで自分がたすけられるなど、P要素が膨らんでいくのがP循環です。一方、不安が怒りを生み、怒りが他者を責める行動につながり、他者を責めることで自分が責められるなど、N要素が膨らんでいくのがN循環です。このように説明すると「N要素をなくそう!」と意気込む人がいるかもしれませんが、それはお勧めしません。なぜなら、N要素にとらわれると、かえってそれが大きくなるからです。たとえば、私たちは日常生活でさまざまな心配事を抱えたり、いら立ちを覚えたりすることがありますが、それをなんとかしようと、もがけばもがくほど、不安や怒りが増してくることがあります。大切なのはN要素が膨らんでN循環に陥らないことであり、そのためには、逆説的ですが、自らの要素を認め、それを上手に抱えていく姿勢が求められます。この点に関する理解を深めるためには、その起源である乳幼児期の心の発達について知る必要があります。たとえば、小さな子が転んで泣いているときには、傍らに寄り添って「痛かったね~。お~、よしよし。大丈夫だよ~」などと優しい言葉をかけますね。日常の何げないやりとりですが、これは心の発達においてとても大切なことです。「痛い!怖い!」などといったN要素が生じたときに、それを「痛くない!怖がるな!」と否定されるのではなく、優しく抱えられることで、私たちの中に「私は守られている。大丈夫だ」という安心・安全の感覚が育まれていきます。そうした体験を重ねることで、やがて私たちは、自分の中にN要素が生じても、それを上手に抱え、扱うことができるようになっていくのです。これは大人でも基本的に同じです。人が「自分は守られている」「きっとうまくいく」という安心感を抱きながら人生を歩むためには、「大丈夫だよ」と優しく抱えてもらう体験が必要です。ただし、「私の周りには、そんなふうに優しく抱えてくれる人なんていない…..…..」という場合もあるかもしれませんね。そんなときは、教会へ行きましょう。自分でつかんでいたN要素を手放し、神様にもたれることで、心の中に安心感が広がっていくことを実感できるでしょう。そこから喜びや感謝のP要素が膨らみ始め、やがてP循環へと〝心の風向きが変わっていくと思います。訃報本部婦人山澤治さん2月15日午前3時5分出直された。9歳。中田善亮本部員斎主のもと、みたまうつしは16日午後6時30分から、告別式は17日午前11時30分から、それぞれ天理市布留町の第12母屋で執り行われた。【山澤さん略歴】昭和2年11月30日生まれ。天理教校本科卒業。2年2月16日おさづけの理拝戴。4年婦人会本部委員。43年本部婦人。4年御用方室御供所掛。4年内統領室内儀掛。4年別席取次人、つとめ人衆。50年教祖100年祭準備委員。平成25年教祖10年祭準備委員などを務めた。猪口澄子さん(いのくち・すみこ=8歳・治道大・治宮分教会前会長夫人)12月20日出直された。宮崎教区。小林藤雄さん(こばやし・ふじお=727歳・北洋大・利秋分教会長)12月26日出直された。秋田教区。梶山和さん(かじやまかのう=9歳・日光大譽田分教会前会長)1月2日出直された。大教会準役員、教区主事、集会員、教区会計部長、同書記、久慈支部長、地方委員を務めた。茨城教区。梶山文子さん(かじやま・ふみこ=88歳・日光大譽田分教会前会長夫人)月2日出直された。光町分教会長を務めた。茨城教区。杉本昭二さん(8歳・嶽東大・天城分教会長)1月9日出直された。大教会准員、地方委員を務めた。静岡教区。竹田源司さん(たけだ・げんし=88歳・本部直属名張分・伊勢奥津分教会前会長)1月13日出直された。一志支部長を務めた。三重教区。山内豊次さん(やまうち・とよじ=2歳・周東大南倉橋分教会初代会長)月1日出直された。地方委員を務めた。広島教区。河邉榮志さん(かわべひでゆき=88歳・高安大愛昭一分教会前会長)1月24日出直された。三重教区。石﨑貞夫さん(9歳・双名島大・東高篠分教会長)2月1日出直された。本部詰員、大教会役員、瀬居島分教会長(2代)、綾歌支部長を務めた。香川教区。熊谷勇吉さん(くまがい・ゆうきち=9歳・仙臺大・山下分教会長)2月1日出直された。大教会役員を務めた。宮城教区。寺西政善さん(てらにしまさよし=8歳・大江大・上中島分教会前会長)2月1日出直された。大教会准役員を務めた。大阪教区。岩浪眞一さん(いわなみ・しんいち=88歳・立野堀大・立堤輪分教会長)2月2日出直された。台東支部布教部長を務めた。東京教区。佐々木明さん(30歳沼津大・明秀分教会長)2月3日出直された。教区主事、下伊那南支部長、地方委員を務めた。長野教区。木浪仁三郎さん(きなみにさぶろう=%8歳・小南部大・平舘分教会初代会長)2月4日出直された。布教の家「青森寮」育成委員を務めた。青森教区。岩﨑テル子さん(3歳・郡山大・竜仲原分教会前会長)2月4日出直された。福岡教区。可兒こう子さん(かに・こうこ=30歳・本芝大・本義分教会前会長)2月4日出直された。大教会婦人を務めた。東京教区。下田孝徳さん(しもだ・たかのり=5歳・笠岡大・行縢分教会長)2月4日出直された。広島教区。福武加壽子さん(ふくたけ・かずこ=9歳・中河大・浅口分教会前会長夫人)2月5日出直された。岡山教区。松本善吾さん(まつもと・ぜんご=8歳・愛静大・須佐分教会前会長)2月6日出直された。大教会役員、南知多支部長を務めた。愛知教区。芦沢常徳さん(あしざわつねとく=68歳・那美岐大・八沢木分教会長)2月7日出直された。平鹿支部長を務めた。秋田教区。飯野愛子さん(5歳・城山大・禮陽分教会前会長夫人)2月8日出直された。東京教区。陽気ぐらしのヒント人生相談つい見栄を張ってしまう平凡でつまらない人間だと思われるのが嫌で、ついつい身の丈に合わない高価な時計やスーツを買い求めて散財してしまいます。また、人が嫌がるような仕事や頼み事も、つい見栄を張って引き受け、失敗したり悩んだりすることも少なくありません。どうすれば、この見栄っ張りの性格を直せるでしょうか。(30代男性)あなたは「見栄っ張りの性格」を直したいと考えているのですね。けれども、自分で自分の性格を変えるのは、なかなか難しいことだと思います。教えに沿って考え方を変えるのが、いいかもしれません。教祖は次のようにお聞かせくださいました。「お屋敷に居る者は、よいもの食べたい、よいもの着たい、よい家に住みたい、と思うたら、居られん屋敷やで。よいもの食べたい、よいもの着たい、よい家に住みたい、とさえ思わなかったら、何不自由ない屋敷やで。これが、世界の長者屋敷やで」(『稿本天理教教祖伝逸話篇』28「長者屋敷」)これは、この道を信仰する誰もが心得るべきことだと思います。この教えを聞かせてもらっているお互いは、何事においても、まずはいま自分に与えられているそのままを「これで十分結構、ありがたい」と喜ぶことが大切です。そう思うことができたら、何も不自由がないのと同じです。とても豊かな心持ちでいられるはずです。逆に、人と比べて不足したり、自分に無いものを欲しがったりすると、同じ日常でも、みじめでつまらないものになってしまいます。それを補うために、無理をして高価な時計やスーツを身に着けても、ありのままの自分が余計に貧しく感じられてしまうだけでしょう。一方、人が嫌がるような仕事や頼み事を引き受けるのは良いことだと思います。引き受けて懸命に努力すれば、実力がついて自信にもつながるでしょう。けれども、その場限りの見栄を張って、ただ良い評価をもらうためだけに無理をするのは、やはり良くないですね。あなたの周りには、素敵な人気者やお金持ち、才能溢れる人がいるのかもしれませんが、なにも、その人たちと比べる必要はありません。「十で神童、十五で才子、二十歳過ぎれば只の人」という例は少なくありません。平凡であることは何も悪くないと思います。自分は「平凡でつまらない人間だ」などと思わず、「普通、一般的」と思って、そのことを喜べばいいのです。健康で仕事をすることもできるのですから、十分結構でありがたいですよね。余談ですが、私が通っていた高校の校訓は「平凡の偉大さに徹せよ」でした。最初は「何それ?」と思いましたが、いまは大いに納得しています。回答者西村和久一筋分教会長「憩の家」事情部講師身上・事情などに関する悩みをお寄せください。個人情報は厳守いたします。宛先〒632-8686天理郵便局私書箱30号天天理理時報「人生相談」係●ファクス=0743-62-0290Eメール[email protected]座右のおふでさきたん/\とをふくたちきもあるけれどどれがよふほくなるしれまい(三号17)飯島英男愛照王分教会長元里子たちの成人の姿に神様の不思議なお働きを感じ6年ほど前、二人のようぼくが誕生した。それぞれの境遇を考えると万感の思いが込み上げ、あらためて教祖にお礼申し上げた。里親の活動を始めて7年ほどになる。不遇な家庭環境に育った子など、これまで約20人世話取りさせていただいた。ある日、その中の一人だったAさんから久しぶりに連絡が入った。しかし、それは泣きじゃくりながらの電話。事の由を聞くと、事情の苦しさから生きているのがつらくなったという。翌日に訪ねると、ひどいうつ状態で、とても一人にしておける状況ではなかったので、教会へ引き取ることにした。それから数カ月。状態が落ち着いたころに「あのとき、よく連絡してくれたね」と尋ねると、「気がついたら教会に電話していた」と。その言葉に、親神様がお働きくださったのだと思わずにはいられなかった。その後、彼女は再び巣立ち、同時に別席を運び始めた。2年後にはようぼくとなり、いまでは月次祭の奉仕者として務めている。もう一人、両親の事情に加えて発達障害のあったB君は、高校卒業前に親元へ戻ってからも教会につながり、ようぼくになった。現在では、月次祭に友達を誘い、さらに別席を勧めて一緒におぢば帰りをしている。子供たちにはそれぞ思い出があり、巣立った後も、常に心の中でみんなの幸せを祈っている。掲出のお歌を拝読するたびに、神様の不思議なお働きを感じる。子供たちがこの教会に来て良かったと思ってくれるよう、これからも夫婦で努力を重ねていきたい。