少年更生に尽力して30年
濵口義昭さん(73歳・度會分教会長・伊勢市)は、教誨師として対象者の更生保護に尽力した功績を認められ、「瑞宝双光章」を受章した。
平成3年、教区からの推薦を受けて教誨師を委嘱された。
以来、少年院の教誨師として、お道の話を理解しやすいように、教えをかみ砕いて説くことを心がけてきた。また、対象者と面会する際には、陽気ぐらしを意識して、周囲の人や家族に喜んでもらうことを大切にしてほしいと伝えている。
濵口さんは「初めは分からないことが多かったが、研修会などを通じて、より良い更生支援のあり方について考えを深めてきた。これからも、対象者が『人をたすけてわが身たすかる』の気持ちをもって人生をやり直せるように努めていきたい」と語った。