竹村祥子(87歳・鹿児島県奄美市)
昨年のある日、親しい教友が事故で意識不明の重体に陥り、緊急入院したとの連絡が入りました。
急な知らせに頭の中が真っ白になりましたが、「何か自分にできることをさせてもらおう」と思い直し、友人のたすかりを祈って、十二下りのてをどりを毎日勤めるようになりました。
ところが、教友の容体は日に日に悪化。心配で胸が押しつぶされそうでしたが、「きっとご守護いただける」と信じ、元気だったころの教友の姿を思い浮かべながら十二下りを続けました。
そんななか、心定めから数週間経ったころ、教友が意識を取り戻したとの連絡が入ったのです。この鮮やかなご守護に「親神様が願いをお受け取りくださった」と、感謝の気持ちで胸がいっぱいになりました。
その後、教友の体調は順調に回復し、いまでは杖をついて歩けるようになったとのこと。コロナの影響で、教友との面会はいまだ叶いませんが、教友の元気な顔が目に浮かび、自然と勇み心が湧いてきます。
教祖140年祭へ向かう旬、これからも親神様・教祖に喜んでもらえるよう、自分にできるおたすけを心がけていきたいと思います。