真柱様 年頭あいさつ -「いまの時旬を考えて、それぞれのつとめを」
中山善司・真柱様による「年頭あいさつ」が1月4日、本部第2食堂で行われ、本部在籍者、直属教会長、教区長、集会員、各会委員、施設長ら634人が参集した。
教祖140年祭に言及される
真柱様は冒頭、新年のあいさつを述べるとともに、さまざまな制約のある中での昨年1年間の一同のつとめをねぎらわれたうえで、「今年も心そろえておつとめいただきたい」と話された。
この後、教祖の年祭について話を進められた。その中で、10年に一度、年祭を勤めるということになれば、立教189年が教祖140年祭の年に当たり、来年は140年祭を目指す三年千日の動きに入っていくとして、「道を伸展させるためには、いろいろな意味において、教祖の年祭を勤めることは大切なことだと思うので、次の140年祭は勤めさせていただきたい」と述べられた。
さらに、ご自身が関わった教祖年祭を振り返られたうえで「教祖の年祭を勤める意味を徹底させることは、本当に難しいことだとあらためて思う。やはり、伝える側の責任は大きい」と指摘。「伝える側の姿勢としては、信仰姿勢、普段から教祖の教えられたことを身に行い、なるほどの人になる努力をすることを怠ってはならない。その人の信仰から伝わるということはある」と強調された。
最後に真柱様は、感染症がこの先どのようになるかは予想もつかないとして、「安心して御用ができても、できなくても、時間は同じように過ぎていく。できないのはコロナのせいだというようにせずに、与えられた条件の中で、やらなくてはならないことをいかに進めるかということを、いまの時旬を考えて、それぞれのつとめを果たしていただきたい」と述べて、あいさつを締めくくられた。
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これに先立ち、中田善亮表統領が一同を代表して、真柱様に新年のあいさつを申し上げた。
その中で、昨年は新型コロナウイルス感染拡大の影響が続き、活動の制限などを余儀なくされたものの、親神様のご守護を頂いて、動ける者から、動けるところから活動を進めてきたとして、「昨年、この場でお仕込みいただいたお言葉を胸に、これまでを振り返り、現時点の力を自覚して、末代の理の思案を深めるとともに、今後の丹精のあり方を相談して進めていく」と語った。
また、今年もいまだ自由な活動は難しい状況だが、その厳しい状況を与えられていることに感謝の心を持ち、「思召にお応えできるよう、あらためて地力をつけるところから、しっかりつとめさせていただく」「第一に、ここに居並ぶ者一同は、ぢばの理と教祖のひながたに、心をそろえて、をやにご安心い
ただけるように、一手一つの活動を順序よく進めていく」と決意を述べた。